SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:上がりってなに?

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。
今日は、「上がり」という言葉についてちょっと書いてみます。

競馬を見ていると上がり三ハロンとか上がりが掛かるとかいう表現よく見ますよね。また、「上がりの競馬」とか「上がりが…」とか「上がりだけ」などという解説が出てきます。

なにこれよく分からない、という場合にはちょっと見てみてください。

上がり、とは?

競馬はレースにおいて終盤のことを"上がり"と表現します。一ハロン=200mで計算しますので、よく言われる"上がり三ハロン"というのはレース終盤の600mを指します。"上がり三ハロンの競馬"と、いうのはつまりレース中で最後の600mのレースを表現しています。競馬の最後600mは勝負を決めるうえで重要な4コーナーのシノギ合いとか最後の直線に向かって追う体勢を整えるタイミングや直線で追う(さなか斜行などで不利を受ける)とか、レースの重要な要素が詰まっているシーンと言えます。
例えば、レース終盤のタイムが速いのでレース終盤はペースが上がりましたね~と言いたいときは「これ、上がりが速いな。」と言うだけで意味は通じます。逆に"上がりが掛かった"という場合にはレース終盤のタイムは遅かったですね~、という意味です。
ちなみに上がり馬は同じ「上がり」という言葉を使いますが、全然意味が違う使い方です。有名なのは「夏の上がり馬」という使われ方をします。
この上がり馬の"上がり"は「急激に強くなって数か月で条件戦を快進撃しオープンに勝ち上がってきた馬を指します。夏や冬のGIオフシーズンは有力馬が休養に入るのでこういう下剋上がよく起こる時期なんですね。

よってレースの上がりと上がり馬の上がりはまったく意味が違う単語となっています。

言葉の使いどころ

レース終盤を「上がり」というだけでちょっと玄人寄りの発言に聞こえるものです。

だから最後の直線だけで勝敗が決まったようなレースは「上がりだけの競馬だ」と言ってればそれだけで玄人寄りの発言になります。

レース終盤は「上がり」覚えておくとちょっとだけ、貴方の発言がそれっぽくなる言葉です。