SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になるレース:有馬記念

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今週は有馬記念、やっぱり気になる有馬記念です。
競馬ファンにとっては一週間丸ごと有馬記念漬けですね。

有馬記念の個人的な印象を前面に押し出した傾向(というか予想前段階)などを。

一番人気が負け続ける

過去にはシンボリルドルフ以来一番人気が負け続けるという時期もあって、荒れるイメージがすっかり定着していました。この時期の記憶が強いオールドファンならオグリキャップの引退レースで四番人気の低評価や14番人気のあっと驚くダイユウサク、15番人気でメジロパーマーの大逃亡、何かが記憶に残っているので荒れる有馬記念のようなイメージがついているかもしれません。復活劇といえばオグリキャップ以外にもトウカイテイオーの一年ぶりの休養明け勝利ってのもありましたね。
最近は一番人気も勝つことが多く波乱と平穏が交互にやってくるようなイメージのレースになっていますが、個人的に気になっているのは4番人気の馬です。
89年イナリワン、90年オグリキャップ、93年トウカイテイオー、97年シルクジャスティス、98年グラスワンダー、2005年ハーツクライ、2014年ジェンティルドンナ、と勝ち馬に四番人気が多いような感じです。
2004年はハーツクライは圧倒的一番人気ディープインパクトを破っての勝利です。価値ある四番人気の勝利。
最近は平穏決着が増えてきたので四番人気が絡まないことも増えてきましたが、二着に対象を拡げると、2003年リンカーン、2013年ウインバリアシオンも四番人気です。そういや去年の三着馬キタサンブラックも四番人気でしたね。
とかく、このように四番人気が馬券になるレースという個人的な見解(というか印象)です。なので2002年に好きなナリタトップロードが四番人気の時には「よっしゃぁ~」と思ったものですが、そう言うときに限って四番人気ナリタトップロードは四着…。こういうこともありますよ。

ローテーション

最近ではこのセオリーは破られてきていますが、天皇賞秋/ジャパンカップ/有馬記念の三走すべてを勝つ(か相応の好走)は難しい、というセオリーが90年代からずーっと言われています。
去年の例では人気のラブリーデイが京都大賞典⇒天皇賞秋⇒ジャパンカップと好走していましたが、結局有馬記念は掲示板が精一杯でした。調教技術の進歩でこの三走を全部走り切るような馬もいますけど、ローテーションとしてベストなのは天皇賞秋かジャパンカップは択一で、休養明けから「前哨戦⇒どっちかのGI⇒有馬記念」というのが好走パターンです。
さらにアルゼンチン共和国杯勝利からの有馬記念挑戦は毎年穴人気して飛ぶパターンのイメージだったのですが、去年のゴールドアクターは見事勝利しました。
今年も休養明けから秋競馬初戦GⅡで前走ジャパンカップの叩き三走目の馬が中心視されるキタサンブラックとゴールドアクター、サウンズオブアース、シュヴァルグラン、辺りはしっかりとこのセオリー通りのローテーションになっていますね。ヒットザターゲットは夏の札幌記念を使っているところから割り引きです。

単発として

前走金鯱賞で好走した馬が二年連続で二着に飛び込んでくるという時もありました。
今年はヤマカツエースが金鯱賞勝利でこれに該当するかもしれません。ヤマカツエース以外だとサトノノブレスも金鯱賞三着です。サトノノブレスはGIだけ大敗している、という特徴があるのでどうなんだろ?ってところはありますが、鳴尾記念で0.0秒差の僅差で下したステファノスが秋のGI好走、オールカマーで0.0秒差で勝ちを譲ったのがゴールドアクター、金鯱賞はヤマカツエースに負けはしましたが0.2秒差とあまり差がない、しかも今年に入ってから馬体重が10キロ単位で増減しまくっているところが何とも怪しい雰囲気を醸し出している1頭ではあります。
最近忘れられないのは菊花賞組ですね。去年は菊花賞馬キタサンブラックが三着に入り一昨年は菊花賞大敗からの9番人気トゥザワールドが二着に飛び込んで荒れました。
その前もゴールドシップやオルフェ―ヴルは菊花賞勝利後に有馬記念挑戦で勝利していますからサトノダイヤモンドはここも狙える逸材と考えてもよさそうに思えます。

高齢馬の激走?

前述でヒットザターゲット割り引きとか書いていますが、二桁人気の高齢馬が激走するという場合もあります。2008年は二着に14番人気アドマイヤモナーク、三着10番人気エアシェイディと二頭の7歳馬が飛び込んできましたし、翌年2009年は再び11番人気のエアシェイディが8歳馬ながら三着に入って高配当を演出しています。
いずれも二ケタ人気というところがポイントですね、二ケタ人気の高齢馬は突然の激走があるのかもしれません。今年は8歳馬が二頭いまして、ヒットザターゲットとムスカテールです。特にヒットザターゲットは前走のジャパンカップ大敗からのここ出走、ということで2008年アドマイヤモナークや2009年エアシェイディと重なります。(エアシェイディは掲示板に載っているので大敗ではありませんが)
成績が悪い6歳馬を狙うくらいなら、どうせ穴で買うなら7歳以上の高齢馬、というのも面白いかもしれませんね。

気になる今年の傾向

キタサンブラックが1枠1番に入るともれなく勝利、有馬記念で再び1枠1番に入ってしまったので、これ、気になりますよね。
今年勝ったジャパンカップ、京都大賞典、天皇賞春はいずれも1枠1番で出走です。
負けた宝塚記念は2枠3番、産経大阪杯は6枠7番、です。
じゃあ、ここも買っちゃうの?って思っちゃいますね。特に主役になるはずのゴールドアクターがGIだけ結果が出ていない現状ではキタサンブラック優勢に見えます。

あとはディープインパクト産駒がやたら強い傾向も気になるポイントですね。牡馬クラシック三冠はすべてディープインパクト産駒ですし、GIによっては有力馬が全部ディープインパクト産駒ってこともあります。有力どころではサトノダイヤモンドがディープインパクト産駒ですね。宝塚記念を勝ったマリアライトもディープインパクト産駒ですが、それを言ったら金鯱賞組として怪しい穴馬サトノノブレスもディープインパクト産駒ですな。キリがないっすね。

世相馬券

有馬記念といえば世相馬券です。サッカーワールドカップの年にコイントスが穴をあけるとか、ロンドン五輪の2012年は金メダル由来のゴールドシップに加えて尖閣のくだりからか、オーシャンブルーにルーラーシップと海&船の馬券でした。

こういうのは後からこじつければどうとでもいえるじゃないか、って声も一部にはありますが、それでも会話のネタとしては気になるところですよね。

前年好走馬が再び好走する

これも一つの傾向として覚えておきたい傾向です。前年好走した馬が結構な確率で三着以内に飛び込んできます。
2006-2007はダイワメジャー、2007-2008でダイワスカーレット、2008-2009でエアシェイディ、2009-2010でブエナビスタ、2010-2011でトゥザグローリー、2011-2012で一旦途絶えますが2012年三着のルーラーシップは2011年四着だった、という惜しい感じ、そこからは2012年勝ったゴールドシップが2013年2014年と三着に入ります。そして2014年-2015年でこの傾向は一旦崩れることになりますが、これはワンツーのジェンティルドンナもトゥザワールドも引退してしまい、残るゴールドシップが成績が出ていない6歳馬という前年好走馬が居ないor好走条件に該当しないパターンで崩れてしまいました。
ですが、今年はというと…
ゴールドアクター、サウンズオブアース、キタサンブラックが三頭とも出走しているうえ、それぞれ5歳と4歳という好走歴の多い年齢です。
特に近年5歳馬は強い傾向があるのと 2014-2015年以外は必ず4歳馬が連に絡んでいる傾向があって2006年~2008年まで4歳馬が三連勝、去年4歳馬が勝利しているんでここは4歳キタサンブラックもありそうな話です。
そういう話をし始めると。3歳馬も2010年から2012年で三連勝していますから、サトノダイヤモンドだって十分にある話ではあるんですが。

 

こういう話をしているとキリがない、おっしゃる通りその通り。

とにかく有馬記念は楽しみですね。