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SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:インブリードとアウトブリード

競馬雑学

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は血統表を見るうえで注目したいインブリードとアウトブリードについて

昔はインブリードが主に使われていました。

奇跡の血量というのがありまして、名馬がやたらと輩出されるインブリード(4×3、18.75%)というのがあったものです。

90年代、サンデーサイレンスが全盛になるあたりの年代で主流だったのはアウトブリード、主にニックスが使われていました。

インブリード

要するに祖先に同じ馬を持つ馬同士を交配させることでその祖先の特徴を色濃く受け継ぎ能力の高い競走馬が生まれるという特徴を狙って交配することをインブリードと呼んでいます。
インブリードはわりと体質が弱い馬が生まれる傾向が多く、反対にアウトブリードは体質がしっかりした健康な馬が生まれる傾向が多く、というのは一般的に良く言われる話です。すべてがそうだというわけではありませんが。
競馬ゲームでもインブリードでスピードやスタミナなどの能力アップを狙っていくというのは良くある話です。現実の競走馬生産でもこういった名馬の特徴をより強く遺伝するための交配相手が検討されます。
例えばブエナビスタという馬の血統表を見てみると、父スペシャルウィークの母父にマルゼンスキーという名馬がいますが、このマルゼンスキーの父がニジンスキーという欧州の(世界的な)名馬です。ブエナビスタの母ビワハイジの父カーリアンは同じニジンスキーの子なので、ブエナビスタはニジンスキーの4×3のクロス、という具合に表現します。つまり父スペシャルウィークの四代前と母ビワハイジの三代前にニジンスキーが祖先としている、ということです。

ただしインブリードは能力が高いことが多いとされていて、体質の弱さとトレードオフとされていたような印象です。

アウトブリード

一方で、アウトブリードの代表格がニックスという相性を重視した交配相手を選定するという傾向です。有名なところではヘイルトゥリーズンの系統の種牡馬にノーザンダンサーの系統の肌馬を交配しアウトブリードの健康かつ優良な競走馬を生産するという考え方です。
特に90年代のサンデーサイレンス産駒は無事デビューできればかなりの高確率で走る産駒が輩出されたことから、アウトブリードのニックスが好まれる傾向がありました。

ニックスの代表格として有名なのが、父ステイゴールド、母父メジロマックイーンですね。もう日本競馬有数のニックスといえばこの組み合わせというくらいの活躍馬多数です。メジロマックイーン産駒がそもそも少ない中で産駒の絶対数が少ないにもかかわらずドリームジャーニー、オルフェーヴル兄弟やゴールドシップといったGI馬を輩出したのはニックスの影響があるといっても過言ではないといえます。90年代には父サンデーサイレンスにノーザンダンサー系、特に母父マルゼンスキーが良く走る傾向がありました。ディープインパクトもサンデーサイレンスに母父アルザオなのでノーザンダンサー系のニックスといえます。

注目しているニックス

個人的に最近注目しているニックスは
ディープインパクト×母父フレンチデピュティ
まずはこれですね、去年マカヒキがクラシックをにぎわせましたが、それ以外でもショウナンパンドラやラストインパクトといった名馬を輩出しています。フレンチデピュティ自体はダート専門なイメージが大きいのですが日本の競馬はスピード競馬なので速い馬場に合ったフレンチデピュティが好影響をしているように思えます。

次が逆に母方がサンデーサイレンスのパターンでいくつか。
サンデーサイレンス系の種牡馬に種付けする牝馬としてサンデーサイレンスを父に持つ牝馬を選択するこができません。そこで数少ない選択肢からサンデーサイレンスを血統図に持たない種牡馬を選択する必要があります。

ローエングリン×母父サンデーサイレンス
キングカメハメハ×母父サンデーサイレンス
ルーラーシップ×母父サンデーサイレンス

母父サンデーサイレンスってことは母自体もかなりの良血繁殖牝馬ということが多くあるのですが、主流の血統であるサンデーサイレンスの子孫たちを交配相手に選ぶことができません。必然的に良質なサンデーサイレンス系の繁殖牝馬は非主流派血統の種牡馬を交配相手としなければいけません。
その中心に居るのがキングマンボ産駒のキングカメハメハと言えます。毎年名馬を輩出していますね。キングマンボの父は言わずと知れたミスタープロスペクター、アメリカの主流といえる血統です。そのキングカメハメハの仔ルーラーシップもサンデーサイレンスが血統の内に入っていないところからキングカメハメハの代替種牡馬的な期待があると思われます。昔、マルゼンスキーの代替種牡馬としてヤマニンスキーが輸入されたようなもんです。ただルーラーシップが他のキングカメハメハ産駒種牡馬と違うのは母がエアグルーヴというところですね。言わずと知れた日本有数の名牝血統です。

ローエングリンは父シングスピールでさかのぼればサドラーズウェルズというノーザンダンサー系です。ノーザンダンサー系はもれなくサンデーサイレンスと交配されていた90年代から2000年代前半を経てノーザンダンサー系の種牡馬が生き残っているのはちょっとした奇跡的なものを感じます。しかもシングスピールの母系にヘイローがいてヘイルトゥリーズン系なのでヘイローのクロスのおまけ付き。
サンデーサイレンス系統のいいところを引き出してくれそうなノーザンダンサー系の種牡馬の中心としてローエングリンがそのうち居座るんじゃないかと。(あくまで個人的な主観です。)

よく見たら同じような話、以前にしていましたね。

specialweek.hateblo.jp

こうしてみてみると血統は奥深く、研究するといろいろな発見ができます。
好きな馬やこれから好きになりそうな馬の血統図を眺めてみると、昔好きだった馬の血統と似通っていたりして。