SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:日本競馬最高峰のGI=天皇賞

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日はせっかくのシーズンなので天皇賞についての雑学など。

天皇賞の格は最高位

GIは数多くあれど、どのGIが最高峰にあるかご存知ですか?
有馬記念?、確かに一番盛り上がるレースではありますが、格が一番というわけではありません。
日本ダービー、確かにダービーは日本競馬において目指すべきレースNo.1と言える存在です。
しかし、それとはまったく別格で「天皇賞」が存在しています。
日本競馬に置いて一番長い伝統・歴史を持つGI競走、それが「天皇賞」です。
その歴史は長く最古のGIといえます。
中央競馬の古馬GIの最高の栄誉として一度優勝した競走馬は二度と出走できない、というルールも昔はありました。なのでメジロマックイーンやフェノーメノが天皇賞春を連覇しましたが、昔はどんなに実力があっても二度と出走できないため、連覇することはできませんでした。
今年はキタサンブラックが連覇を狙っていますが、どうなんでしょうか。

天皇賞春のイメージ

天皇賞春のイメージは「天皇賞秋より堅い」というイメージでした。
90年代や2000年代初頭の天皇賞秋といえば、伏兵乱舞、ないし2000mのスペシャリストが勝利する、というレースだったような印象があります。近年は違ってきていますけど。
特に90年代の天皇賞秋が施工される東京2000mはスタート直後にすぐコーナーに差し掛かることから非常に難しいコースの一つとされていたのも伏兵が台頭する一つの要因だったといえます。
それでも力通りに決まるような天皇賞秋だと、文字通り2000mが得意な「中距離王決定戦」というレースだったように思います。
一方の天皇賞春は、実力馬が実力通り走り切るレースというイメージ。
近年では2009年マイネルキッツや2012年ビートブラックのような穴馬の一発もありますが、ディープインパクトより以前は概ね堅く決まることが多く、実力馬がその力を発揮して概ね人気どころで決着するGIでした。それがなお一層レースの格を高めていたように(個人的印象では)思います。

二強対決の天皇賞春

二強対決、今年はキタサンブラックとサトノダイヤモンドが二強対決の様相を呈しています。
この二強対決、結構どちらかが馬券圏外に飛んでしまうことが多くあります。
例えばメジロマックイーンとトウカイテイオーが二強対決となった92年の天皇賞春、一番人気となったトウカイテイオーは五着に敗れてしまいました。勝ったのは二番人気のメジロマックイーン、三番人気のイブキマイカグラが二桁倍率だったことを考えると、文字通り二強対決だったといえます。結果は二強で決まりませんでしたが。
その数年後96年の天皇賞春も二強対決となります。その年はナリタブライアンが一番人気、二番人気がマヤノトップガン、この二強が圧倒的に人気を集めて三番人気のサクラローレルが二桁倍率と92年の二強対決のような様子になっていました。そしてこの二強対決は三番人気のサクラローレルが勝ち、一番人気のナリタブライアンは二着、偶然にもマヤノトップガンはトウカイテイオーと同じ五着という着順に甘んじることになります。ちなみにその翌年はマーベラスサンデーも加わった三強対決だったせいか三強が三着を占める堅い決着となりました。

98年も二強対決のようになりました。明け5歳(今の4歳)のメジロブライトとシルクジャスティスが人気を集めて二強を形成しました。三番人気はダイワオーシュウですが二桁倍率、完全にこれまでの二強対決の条件にあてはまるような戦いです。結果は二番人気のメジロブライトが勝利、一番人気のシルクジャスティスは四着に沈んでしまいました。ちなみにこのときの二着が同じ5歳馬(現馬齢で4歳)のステイゴールド、このときは現在の種牡馬としての活躍ぶりからは想像もつかない人気薄の穴馬でした。

今年は久々にこれら時代のような二強対決になりそうな天皇賞春です。

2017年天皇賞春の影の見どころ

新世代の名馬(候補?)の二頭、キタサンブラックとサトノダイヤモンド。特にキタサンブラックは前走の大阪杯でGI四勝馬です。その戦歴は日本ダービーを除けば三着以下の着順がありません。名馬と呼ぶにふさわしい成績を納めています。
これまでの二強対決のようにどっちかが四着・五着に飛んでしまうのでしょうか?はたまた名馬と呼んで差し支えないレベルの歴史的名馬でも破れなかったジンクスはこの二頭が破るのでしょうか?

違った楽しみ方ですが、歴史的名馬の二強対決。ジンクスとの闘いがどうなるかも個人的には楽しみの一つです。