SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:距離が持つ&持たない

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は競馬新聞に出てくる用語「距離が持つ」「距離が持たない」について少々。

「持つ」と「持たない」

持つ&持たないは走り切れるという意味合いの「持ちこたえる」から来ていると思われます。要するに得意距離から外れた、走り切れる程度の延長した距離、これを走るのはギリギリだなぁ…、という時に持つとか持たないとかいって表現しています。

距離が持つ=何とか走り切れる

そもそも、距離が持つ・持たない、という話が出ている時点で適距離でないことは明白ですが、それでも「距離が持つ」と言われているのであれば、関係者としてはこの距離は走れないことはないだろう、という温度感で出走に漕ぎつけていると判断できます。
ただ、持ってギリギリ、ということになりますから、ロスのある競馬をしてしまえば結局ギリギリ持つはずだった距離は持たないことになり、勝ち負けもできずレースを終えてしまうことになります。
なので、距離が持つ、と勝負コメントがあったとしても、それを「大丈夫」と取らず、「ロスのない競馬はちゃんとできるのかな…?」という検討を別個でしてあげないと予想としては片手落ちとなってしまいますね。

距離が持たない=長いから無理

で、距離が持たない、というコメントはお察しの通り、「距離が長いから無理だ」という意味で発せられるコメントです。
出走が決まってからこのコメントを額面通り受け取れば、出走前からほぼ勝負を諦めている状態になりますね。よくある使い方としては、
「あのレースは距離が持たないから無理、だからこのレースを選んだ。」
という具合に、別の登録していたレースを回避した理由としての使い方とか
「このレースは大丈夫と思っていたけど、距離が持たないようだ。」
という具合に敗因を語る場合の使い方とかが多いですね。

距離が持つ・持たない事例

今年2017年の日本ダービーに出走していたペルシアンナイト、個人的にはマイラーだと思っていました。ですがペルシアンナイト、きっちり皐月賞はインから抜けて他馬を一気に抜き去って二着に飛び込んできたのは記憶に新しいところです。インを突かずに大外ブン回したら結果がどう変わっていたか、というのは非常に気になるところです。
ペルシアンナイトは2000mまでならロスなく競馬すれば距離は持つ、と判断することができます。現在マイル路線で活躍している皐月賞馬イスラボニータみたいな感じですかね。さすがにダービーの距離(2400m)だと長かったようで着外に終わっています。

逆に、フィリーズレビュー快勝から桜花賞も直線一気で惜しい競馬だったカラクレナイは「オークスは距離が持たない」と判断し、NHKマイルCに参戦しました。最近桜花賞からのNHKマイルC出走は昔より多いような気がします。それだけマイルの桜花賞からクラシックディスタンスのオークスへ一気に距離延長してしまうのが適正に影響するってことなんでしょう。そういう意味じゃあ、ソウルスターリングはかなり強いことになりますね。馬場が渋らなければ。