SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:二走目の反動、レコードの反動

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日はレースの反動について少々。

二走目の反動

叩き二走目の反動、というのは、

休養明け初戦、ホントはそれほど走らないはずだった
 ↓
休養明け初戦で激走して、予定外の好走をした
 ↓
休養明け初戦の好走から叩き二走目に人気が出る
 ↓
人気を裏切って着外に敗退

と、こんな感じです。
要するに休養明け初戦そんな走るはずじゃなかったのに、人間の想定を超えて馬が全力を出し切って好走してしまうことにより、その次走は(疲れが残ってしまうのか)全く走らないのが、二走目の反動です。
たいていは休養明けで好走すれば二走目に人気が集まるので、その人気馬が飛んでしまうことによって高配当にありつける、ということもあります。

レコードの反動

よく「レコード勝利馬の次走は消し」という競馬の格言が古来より言い伝えられています。これは、「レコードタイムで走り切るような激走をしてしまった馬は、次走その反動が出て走りに陰りがでる、というものです。
これは勝った馬に限らず、レコードタイムの勝利馬についていった馬にも言えます、要するにレコード決着となったレースに出走していた馬の上位馬の次走は「反動が出るかもしれない」と考えることができます。

そういや、今年2017年の日本ダービーに出走していた皐月賞馬アルアインの前走皐月賞はレースレコードでしたね。
日本ダービーのアルアインはレコードの反動だから消したわけではありません(実際五着と掲示板確保していますし)が、レコード走の後は反動が出ることもある、というのは覚えておくと役に立つこともあります。前走レコード勝ちの圧倒的な人気馬の死角がもしあるとしたら…、冷静に別路線の二番人気馬や穴馬を選択出来るかもしれません。

例えば…

1994年秋のダンシングサーパスという馬のローテが興味深いローテと結果になっています。
オープン特別や重賞で複勝圏内の惜しい競馬を続けてきたダンシングサーパスですが、秋初戦選んだのはセントウルSでした。
春競馬で日経新春杯⇒目黒記念⇒阪神大賞典⇒オーストラリアT⇒宝塚記念と長いところを使って複勝率100%だった成績からすると、秋の初戦として選択したレースはあまりに短いんじゃないの?という当時セントウルSは1200m戦、スプリント戦です。
確か陣営のコメントでは予定の連闘という話でここを叩き台に使うということになって居たと思います。実際このレース乗り替わりで村本JKになっていて先を見据えて調教代わりにセントウルSを使ったようなイメージがあります。しかし、ダンシングサーパス、適距離不明とのちに称されるほど幅広い距離をこなす馬なんですね。
秋初戦となったこのセントウルSで二着に激走してしまいます。普段と全く違うペース、全く違う仕掛けどころのレースを走りながらの二着は立派、といいたいところなのですが、人間側の想定ではここはあくまで叩き台、本当は芝の中距離路線で行くはずだったので「予定の連闘」だったはずの次走京都大賞典で一番人気に支持されながら残念なことに五着に敗退してしまいます。うーん。
たぶん、「予定の連闘」だったはずのセントウルSで普段と違うレース展開を頑張って走り切ったダンシングサーパスはその反動が出てしまって本来の自分の守備範囲のはずのレースを一番人気で取りこぼしてしまった、ということなんじゃないかなと。反動が出ていつもの走りができないかった、みたいな意味合いに受け取っています。