SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:雨が降ったらなんで走らないの?

広告

ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は競走馬にとっての雨、についてちょっと考えてみます。

雨が競馬に与える影響

雨が降ると、地面が濡れる、走る競走馬にとっては「地面が濡れているかどうか」は結構な差になって現れてきます。

切れ味を身上とした馬は馬場が渋ると走らない傾向があります。

勝負どころで一気にスパート、と思ったら地面が濡れていて思ったほどスピードが出ない、足下が滑っていつもの速さで走れない、ということが起こります。
結果、勝負どころから(いつもなら)届く範囲内の差なのに、いつもより上がりが掛かってしまって、届かずに負けてしまう、ということになります。

そういや、今年の安田記念を勝ったサトノアラジンは馬場が渋ると走らない傾向がありますね。
雨の中行われた京王杯スプリングカップで大敗してしまいましたが、本番の安田記念ではきっちり差し切って勝利しました。今年の京王杯スプリングカップはちょっと変わったレースで、上がりの競馬になったように見えましたが、正確には
前を行った馬が団子で粘り込みつつ後ろから行った馬が団子で差し・追い込んできたレース、でした。上がりの競馬で上位に入ったのが1着、3着、5着、に居ます。前で粘り込んだ馬が2着、4着、6着、に居ます。で、四着ヒルノデイバローから10着ロサギガンティアまでは0.1秒差の中にいます。これが四着ヒルノデイバローから9着サトノアラジンまでに限れば0.0秒差と全く差がない勝負をしています。如何に四着以下が団子だったか、というのが分かります。苦手な雨でこれだけ走っていれば、好天でパンパンの良馬場で施行された安田記念なら十分に逆転可能、という狙い方はできます。

爪の形

昔、ナリタトップロードという名馬がいました。個人的にとっても好きな馬です。
サンデーサイレンス産駒全盛の時代に父サッカーボーイという内国産血統、御三家と呼ばれたサンデーサイレンス・ブライアンズタイム・トニービン、以外の産駒は良血馬と呼ばれなかった時代、父内国産馬が活躍できない時代の中央競馬において、菊花賞制覇、古馬になってからもGIで好勝負したりGⅡ制覇があったりと印象的な馬でした。ファンも多かったと思います。
この馬は雨が降るとだめでした。何かの記事で読みましたが、爪の形が平べったいので馬場が水分を含んでしまうと滑ってうまく走れない、という傾向があったそうです。
このように爪の形でも上手く走れないことがある、という端的な例です。

こういった、一見直接レースに関係ないような競馬新聞のコメントから「ああ、この馬、雨はあまり歓迎できないんだな」とか、逆に「あ、この馬、雨降った方がいいんだ」という傾向が見えることがあります。
競馬新聞で見たコメントは覚えておくと後々役に立つかもしれませんね。