SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:競馬場の高低差を知る

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は、各競馬場の高低差について。要するに坂の話です。

高低差って?

高低差というのは、つまり、その競馬場のコースに坂があるかどうか、ということを意味しています。つまりはコース内の坂の上(=一番高い箇所)から、坂の下(=一番低い箇所)の高さの差がどれくらいあるか、ということです。

坂がどこにあるか、という点もポイントになります。

各競馬場の高低差

数字は大体の数字であり、公式の数字ではありませんです。

  • 札幌競馬場=高低差0m=坂なし
  • 函館競馬場=高低差3m=向正面から三コーナーに上り坂
  • 福島競馬場=高低差2m弱=一コーナーで下り二コーナーで上る
  • 新潟競馬場=高低差2m強=外回りコースのみ、向正面~三コーナー付近で上る
  • ※新潟は内回りコースだと高低差はほとんどありません
  • 東京競馬場=高低差3m弱=四コーナーから直線入り口に上り坂
  • 中山競馬場=高低差5m強=最後の直線に急な上り坂
  • 中京競馬場=高低差3m弱=三コーナーから四コーナーで下って直線入り口に急な上り坂
  • 京都競馬場=高低差4m強=向正面の急な上り坂から三コーナーに急な下り坂
  • 阪神競馬場=高低差2m弱=最後の直線に急な上り坂
  • 小倉競馬場=高低差3m弱=一コーナーから二コーナー途中付近まで上り坂で後はゆったり下っていく

特筆すべきは、
関東は、最後の直線に日本最高の高低差を誇る坂が設置されている中山競馬場です。
関西は、伝統の向正面で急坂を上って三コーナーで下るスパートが難しい「淀の坂」が有名ですね。
ローカルですと、全く高低差のないフラットな札幌競馬場とか、一コーナーで上るとあとはずーっと緩く下り坂が続く小倉競馬場、高低差があまりない福島競馬場が平坦小回りとして有名です。

例えば…、先週の京成杯AH-2017

先週の京成杯AH、マルターズアポジーが2番人気と人気していました。これは同じ1600m戦の関屋記念で強い逃げ切り勝ちがあったから、と考えられます。実際予想した身としても関屋記念のレース振りを見る限りマルターズアポジーはメンバー中実力上位に見えました。しかし結果は…四着、前の三頭が抜けた状態での四着なので人気ほど走りませんでした。

関係あるかどうかは定かではありませんが、新潟は最後の直線には坂がありませんが、中山競馬場は心臓破りの坂と呼ばれる高低差が最後の直線に用意されています。
関屋記念と京成杯AHで、ほぼ同じラップで走っているマルターズアポジーが上がり三ハロンのタイムで差が出てしまったのはこの中山競馬場特有の心臓破りの坂が影響した可能性もあります。実際坂がない小倉大賞典ではアッサリ逃げ切り勝ちしていましたし。

例えば…、京都競馬場

阪神開催が終わると次の開催が京都競馬場にうつます。京都は向正面で一気に登って三コーナーで一気に下り坂が来ますので、下り坂でスパートしてしまいあまりスピード出ししすぎてしまうと、最終コーナーが曲がり切れなくなる、という特徴があります。この常識をぶっ壊したのがミスターシービーの菊花賞、下り坂でのゴボウ抜きです。リスク高すぎて誰もこんなレースできません。京都はこの坂の影響で各馬の駆け引きが面白いレースになることもしばしば。

競馬場毎に特色が違う

このように競馬場の高低差一つとっても各競馬場は特徴が違うということがあります。芝の質も違いますしコース形状も違います。こういった合う合わないの競馬場毎の相性という点も予想に組み入れて的中率を伸ばして行きたいところですね。