SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2017:アルゼンチン共和国杯とみやこSの三歳馬、他

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今週は毎年見ごたえのある長距離のハンデ戦アルゼンチン共和国杯が開催、ダートではみやこS、二歳勢が暮れのGIを目指すうえでのステップレースとなる京王杯2歳SやファンタジーSといった重賞目白押し。

アルゼンチン共和国杯

まだ出走は確定していませんが、ダービー二着馬のスワーヴリチャードが秋の始動戦となります。スワーヴリチャードは未勝利戦を勝利した後すぐに重賞二着、そののち共同通信杯勝利、皐月賞はイマイチだったもののダービーは二着、とクラシック戦線では申し分ない成績で春競馬を締めました。秋は調整が遅れた(と聞いていますが)影響で菊花賞を回避、このアルゼンチン共和国杯を秋競馬の始動戦としました。ここで恥ずかしい競馬はできないですね。
よく見ると人気しそうな馬の中にもう一頭の三歳馬が。セダブリランテスです。この馬もちょっと変わったローテ、思うように使えなかったんだと思いますが、新馬⇒500万下と連勝、しかし500万下を勝利した時にはすでに春のクラシックは終わり、秋へ向けての飛躍を掛けて福島のラジオNIKKEI賞に出走しウインガナドルをクビ差退け勝利、そのウインガナドルは新潟記念4着、勝ったタツゴウゲキと0.1秒差という僅差の競馬と古馬相手に好走しており、ラジオNIKKEI賞で勝利したこのセダブリランテスも古馬相手に結構やれるんじゃないか、と考えることもできます。まったくモノサシがないスワーヴリチャードより無敗でなおかつ比較対象があるセダブリランテスのほうが計算できるかもしれませんね。たぶんハンデもセダブリランテスのほうが軽いでしょうし。
ただ、この新進気鋭の若駒に立ちはだかる壁は高い、恐ろしく高い壁となるのが古馬のアルバート、ザ・ステイヤーといっても過言ではない長距離の猛者です。長距離GⅡといえばアルバート、ですね。ハンデは見込まれるでしょうが、この馬は圧倒的に抜けた存在といえます。

昔はアルゼンチン共和国杯といえば勝ちきれない馬がようやく勝利するイメージでしたけども、近年ではスクリーンヒーローがここを勝利後にジャパンカップを勝利したり、トーセンジョーダンがここを勝った翌年天皇賞を制覇したり、一昨年はゴールドアクターがここをステップにして有馬記念を制覇、去年のシュヴァルグランもここを勝利した後に中長距離路線で目覚ましい活躍を見せています。
近年はアルゼンチン共和国杯を勝利することが一つの力をつけたといえるバロメーター的なレースという一面もあります。気にしておきたいレースですね。

みやこS

アルゼンチン共和国杯も三歳馬が人気しそうですが、こちらのみやこSも三歳馬が人気しそうですね。その名はエピカリス、春にはその実力を認められながら、その実力を発揮するべき格のレースがない、という残念な状況でした。海外に目を向けUAEダービー二着のあとアメリカの三冠レース最終戦であるベルモントSに出走しますが、直前で出走取消、そいで捲土重来を期して出走したレパードSが単勝1.5倍の圧倒的人気を集めながら11番人気のローズプリンスダムと12番人気のサルサディオーネの後塵を拝す三着、うーん。
で、実はそのローズプリンスダムとサルサディオーネも出走しているというみやこS。この三歳馬勢が古馬との初対戦でどうなるかというところが非常に気になるレースです。

三歳馬が人気して飛ぶパターンが多い中でアルゼンチン共和国杯に出走のスワーヴリチャードとセダブリランテスやこのみやこSのエピカリスといった世代のトップクラスの実力馬までもダメだったら、三歳世代は「?」となっちゃいますね。ジャパンカップのレイデオロも本命視できないような気が…。そういう意味でもアルゼンチン共和国杯とみやこSは結果に注目しておきたいレースとなりました。

2歳重賞:京王杯2歳SとファンタジーS

ファンタジーSは混戦、やや新潟2歳S二着のコーディエライトが抜けているかなという感じはしますけども新馬勝ち直後の馬たちでも人気しそうな馬が何頭かいますのでやっぱ混戦模様。
京王杯2歳Sはタワーオブロンドンが抜けた存在とはいえそれ以外にはやっぱり混戦という難しいレースです。

この2つのレースは予想よりも結果のほうが気になるところではあります。特にファンタジーSは近年こそ阪神JFで結果が出ていませんが以前は阪神JFと直結していたレース、この重賞の結果を踏まえて暮れの二歳チャンピオンの予想の参考になりそうなものです。