SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2017:ジャパンカップ

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今週はジャパンカップ。
三歳馬レイデオロとソウルスターリングが国際GIで古馬に挑みます。

他には注目しているPOG馬オールザゴーが石橋脩JKをヤネにオープン特別のキャピタルSに出走します。…が、こちらは相手もそろってなかなか好走は難しそうなレースです。よく見るとロードクエストもキャピタルSに特別登録しています。

ジャパンカップで果たして三歳馬は通用する?

昔は三歳馬のジャパンカップといえば、スペシャルウィークでも三着だったり、7冠馬シンボリルドルフでも無敗で三冠達成した後のジャパンカップで三着だったり、といった具合に、オールドファンからすれば三歳馬のジャパンカップはよくて三着というイメージがあります。
しかし、2000年代に入ってからはジャングルポケットが三歳でジャパンカップ制覇したのを皮切りに、シンボリクリスエス三着(勝ち馬のファルブラヴからハナ⇒クビと僅差)やザッツザプレンティ二着、コスモバルク&デルタブルースで二着三着独占、ドリームパスポート二着、ディープスカイ二着、ローズキングダム繰り上がり一着、ジェンティルドンナ一着、デニムアンドルビー二着、といった具合に、三歳馬でも好走するというケースが増えてきているレースになっています。ここからジャパンカップの三歳馬は世代のトップなら勝負になるという傾向が見て取れます。
一方でダービー馬ワンアンドオンリーが七着大敗、同じくダービー馬エイシンフラッシュが神戸新聞杯二着からジャパンカップ挑戦で八着と大敗してしまったり、あのウオッカでも四着に敗退したり、去年もレインボーラインの六着が最先着で皐月賞馬ディーマジェスティが九着敗退といった具合に、古馬の壁に跳ね返される三歳馬も多数、レイデオロやソウルスターリングがどれくらいやれるのかはかなり気になるところですね。ただし、昔のように「三歳馬だから」という理由で切る必要はない、といえます。昔は三歳馬だからという時点でジャパンカップに勝負にならないと切ってよかったのですが近年は三歳馬でも十分勝ち負けができます。実力に斤量(恵量)も含めて総合的に勝負になるという傾向が見て取れます。

ジャパンカップ

これを踏まえて今年のジャパンカップの面々を見てみると、
天皇賞(秋)からのローテ(王道ローテ)
京都大賞典からのローテ(一昔前の好走ローテ)
その他のステップ(主にレイデオロと外国馬)
の三つに大別できます。
天皇賞秋からの出走馬で気になるのは「あの不良馬場の消耗戦を走り切って、どれくらいこのジャパンカップを走れるか」という点が気になるところです。タフなことで有名なキタサンブラックは大丈夫だろう、と思えるのですが、二着馬のサトノクラウンとか三着馬レインボーラインなんかはどうだろうなぁというところはあります。この三頭は休養明け初戦であの天皇賞秋なので二走目の反動ってのも気にしておきたいところです。
三歳ソウルスターリングも天皇賞秋をステップで出走ですね。ソウルスターリングはちょっと近二走で今一つ食指がのびないですね。

一昔前にジャパンカップのステップとして認知されていた京都大賞典からのローテーションも気にしておきたいステップですね。勝ったスマートレイアーはエリザベス女王杯で残念な結果となりましたが、二着馬トーセンバジルと三着馬シュヴァルグランはこちらに出走、特にシュヴァルグランは休養明け初戦の京都大賞典を好走して叩き二走目で走りごろ、とくれば気にしておきたい一頭といえます。宝塚記念はハナを切っていつもと違う競馬になってしまいましたので、この辺は度外視して改めて見直してみたい一頭ですね。
で、その他のステップとして、三歳牡馬のレイデオロが神戸新聞杯からのローテです。ちょっと間隔が開いているかなぁ、というところはありますが消耗戦の天皇賞秋をステップとした馬よりは狙いたい欲求が高まります。
休養明けのオールカマーを三着して叩き二走目走りごろとなっているタンタアレグリアもその他ステップですね。こっちは人気薄でしょうけど。

今年の三歳馬は古馬との対戦でことごとく跳ね返されていて正直疑問が多かったのですが、アルゼンチン共和国杯でダービー二着馬スワーヴリチャードが完勝、20年ぶりの三歳馬勝利を達成しましたし、先週ペルシアンナイトがマイルチャンピオンシップを制覇、三歳馬のトップクラスなら十分勝負できるというところを証明してくれています。レイデオロも三歳馬だからという理由でジャパンカップの予想から外してしまうのは早計となりそうですね。