SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2017:有馬記念&阪神C

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今週はいよいよ1年の総決算となる有馬記念、日本ダービーと並ぶお祭りレースです。
競馬ファンにとっては年に二回のお祭り、一年の締めくくりとあって、異様な盛り上がりを見せるレースとして有名です。

この週は、何を置いても気になるのは有馬記念、なのですが、今年はホープフルSが有馬記念の後、12月28日開催され「おや?」となる開催日程、しかも今週と28日には中京開催がないということで、一年の最後の最終12レースで開催される「尾張特別」やらないのかな?という、例年の定番とは違った日程です。

有馬記念

何といってもここで引退するキタサンブラックに同期のジャパンカップ覇者シュヴァルグランが挑む戦い、そこに割って入るのか?三歳馬のスワーヴリチャード、という構図です。
去年こそ三歳馬のサトノダイヤモンドがキタサンブラックにクビ差勝利しましたが、その前の数年は4歳馬や5歳馬が良績を収めていたレースでした、もう少し前を見るとオルフェーヴルやゴールドシップが三歳で有馬記念制覇という実績も出てきますが、スワーヴリチャードがオルフェーヴルやゴールドシップ、サトノダイヤモンドくらいの役者かどうかという点は(あくまで個人的にはですが)多少疑問はあります。2キロの斤量差があるとはいえ連下までじゃないかなぁというのが個人的な感覚です。同じ理由から特別登録に名前があるブレスジャーニーも同様、芝2000m戦の金杯のほうが向いているようなイメージがあります。
で、気になる4歳勢はレインボーラインとシャケトラ。…どっちも今年を締めくくるような感じじゃないなぁ、というのが印象としてあります。シャケトラは今年は鮭とかイクラが不漁で社会問題に発展していたのが話題になっていた記憶がありますが、世相馬券と言ってもちょっと狙いづらいところです。
瞬発力勝負だけになればレインボーラインも浮上してくるところですが、有馬記念は(例年)それほど瞬発力勝負にならないレースなので厳しいだろうなぁ。

やはり中心は5歳世代だろうなぁ、って思います。
キタサンブラックにシュヴァルグランのほか、去年四着のヤマカツエース、牝馬ながら昨年五着で今年の宝塚記念でも三着の実績馬ミッキークイーン、去年のヤマカツエースとミッキークイーンの差はクビ差と僅差なのでこの二頭の実力はないとみてもよさそうに思えます。
加えて去年の香港で低迷から復活GI勝利し今年は宝塚記念勝利などの好走が多いサトノクラウンもいます。5歳世代、層が厚いなぁ。

引退レースとしての有馬記念

有馬記念はしばしば名馬の引退レースとなります。今年もキタサンブラックが引退レースとして有馬記念をセレクトしました。(クイーンズリングも引退レースがこの有馬記念らしい。)
ディープインパクトの引退レースを筆頭に、オルフェーヴルやダイワスカーレットやシンボリクリスエスといった引退レースとなった有馬記念を勝利して有終の美を飾った名馬が思い浮かびます。
一方でブエナビスタやナリタトップロードのように単勝で大本命にして敗れた馬も思い出します。
そういや、一つ思い出したのが、前出の「引退レースで有馬記念を勝利した名馬たちは、全部一番人気に推されていた」というのを思い出しました。今年のキタサンブラックも一番人気に推されるのなら、これは本命視せざるを得ないように思えます。
逆にブエナビスタほどの馬でも二番人気だった有馬記念の引退レースは7着に敗れています。シュヴァルグランが一番人気に推されるようならちょっと本命は考え直したいところですね。
ちなみに昔はそんなことはありませんでした。有馬記念を引退レースとしたテイエムオペラオーやマーベラスサンデーは一番人気で負けていますし、オールドファンなら誰でも知っているトウカイテイオーの勝利は四番人気での勝利、オグリキャップも四番人気での勝利でした。

最近はきちんと調子を維持した実力馬が実力通りに走る、というレースが目につく有馬記念というレース内容の印象がありますので、人気馬が人気通りに走るというのがベースにあるのかもしれませんね。
で、連下にたまに「なんでこの馬が?」と思っちゃう穴馬が飛び込んできて荒れる、というパターンのような気がします。

なんでこの馬が?を導き出すために、世相馬券も役に立つ…のかもしれません。

阪神C

こっちもなかなか難しそうなレースですね。ギャラクシーSと両にらみの特別登録馬が多くて、どの馬がどっちに出るかが分からないのがより考えがまとまらないところです。

去年の勝ち馬シュウジと二着のイスラボニータが揃って登録していますが、近走が今一つに思えます。昨年勝ち馬と0.1秒差と僅差で四着のダンスディレクターも7歳と馬齢が気になるところ。
そうなると人気の中心は三歳馬、三歳馬の人気しそうな馬が三頭いて、スワンS勝利からマイルCS三着で古馬とまともにやれる実力を見せてくれたサングレーザー、7月の未勝利戦勝利から破竹の四連勝で一気にオープン昇格を果たしたフランケル産駒の遅れてきた大物モズアスコット、そして桜花賞馬レーヌミノル、とこれじゃないか?と思える馬たちが多数です。他にも2歳時にはかなり大物感を漂わせて話題になっていたミスエルテも叩き二走目の走りごろなところでここに出走しますし、近走パッとしませんが前走で勝ち馬から0.6秒差と走りに進境が見られるオールザゴーといった馬もいます。
定量戦なので三歳牡馬は56キロとそれほど差がないのですが、三歳牝馬は54キロで出走でS来ます。マイルCSで四着のレーヌミノルは前走と同斤量の54キロでここ出走なので、マイルCSの走りを物差しにすると、トップ2のペルシアンナイトやエアスピネル級の実力馬が出走していないここでは、サングレーザーとレーヌミノルの二頭を頭にしていいんじゃないかという感じがしなくもない、いやでもイスラボニータはそのレーヌミノルとクビ差の接戦だった、ということは「ガチガチなの?」などと思ってしまうレースです。

この三頭に遅れてきたフランケル産駒の大物、モズアスコットがどう絡んでいくのか、ここに注目したい出走メンバーとなりました。