有馬記念勝利で歴代獲得賞金トップに輝いたキタサンブラックは昨年の有馬記念で引退、現役馬でそれに続くのがサトノダイヤモンド、レイデオロ。
天皇賞（春）と大阪杯を目指す芝の中長距離は
まずは主役級の扱いになるサトノダイヤモンドですが、今年は国内レースに専念するようで、大阪杯前に一叩き（金鯱賞が有力）して大阪杯から宝塚記念、というローテーションが発表されています。
おや？レイデオロが菊花賞を使わずにジャパンカップ挑戦しているから、当然レイデオロも大阪杯から宝塚記念、ってことですよね？（どうやらドバイ遠征が有力、京都記念の結果次第で）
となるとローテーションはいずれも中距離レース中心となることによって、天皇賞（春）は、キセキが中心？ってことになるんですかね。
いやいや、待てよ…、あの世代の大器晩成はもう一頭いるじゃないですか、シュヴァルグラン。いよいよキタサンブラック引退後の天皇賞春はシュヴァルグランがってことですかね。
あとはアルゼンチン共和国杯を圧勝後に有馬記念でも能力を見せたスワーヴリチャード、サウスポー？右回りが苦手？とささやかれていましたがそんな不安はまったく感じさせない走りで、来年の中長距離路線で活躍してくれそうな走りでした。こちらも金鯱賞出走を検討しているようなので、いきなりサトノダイヤモンドvsスワーヴリチャードというレースになるのかもしれませんね。
そういう意味では中距離路線は役者がそろっていますが、天皇賞春に向けた争い、という意味ではあまりこれといった馬が思い浮かばない状況です。
天皇賞春は平穏決着なのかなぁ、もしくは去年のシャケトラのようにまだ見ぬヒーローが台頭してくるのか、気になるところです。単純にステイヤーズS圧勝のアルバートが天皇賞春を制覇する、という単純なシーンが想像できない感じですね。
現4歳世代の強豪
現4歳世代の中でも上位の実力馬アドミラブルとプラチナムバレット、この二頭はダービー前後で故障してしまい半年以上の戦線離脱を余儀なくされてしまいました。ただ青葉賞で見せたアドミラブルの圧勝劇や京都新聞杯のプラチナムバレットの末脚は間違いなく一流馬のソレだったように見えます。
今年はプラチナムバレットの復帰戦もありそうですし、一年休養したらアドミラブルもそろそろ復帰の話が出てきてもおかしくありません。
レイデオロやスワーヴリチャードがあれだけ戦えていますから、この二頭もケガから復帰してきたら、一気の実力を発揮して主役級の扱いを受けるようになるかもしれませんね。
キタサンブラック引退後の覇権を目指す若駒に注目しています。
