SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

この距離といえばこの馬

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ちょっとした遊び。

この距離だとどの馬をどのレースを思い出す?この距離ならあの馬、なんてちょっとした遊びです。よく三国志ファンが最強武将ベスト5を挙げるとか、最強軍師ベスト5を挙げるとか、○○で打線組んでみたとか、ああいうちょっとしたやつです。
競馬ファン同士でアレコレ会話すると意外と自分の知らないレースを知ることができるかも。

競馬ファン同士で馬を挙げ合って、その理由を語り合うと面白いかもしれません。(やったことはないけども)

単純なルール

以前に

specialweek.hateblo.jpこんな話題を挙げましたが、こんな厳密な能力の絶対値を論理的に解説するわけではなく、(最強馬とかこの距離の歴代最強とか、そういう指標でなく)この距離と言われて一番最初に思い出す馬は何でしょうか?という基準です。
なので、どの距離でも強さを誇ったディープインパクトとかは出てきません。最強馬の話ではないんですね。

ルールは一つ、同じ馬を別距離で挙げないこと、これだけです。

やってみた

インスピレーションを最優先して「この距離で浮かんだ馬」という基準で頭の体操がてらやってみました。

並べてみると、自分の観たレースで強烈な記憶が残っている馬、という感じになりましたね。あとはその距離にいろんな縁が感じ取れる、という感覚的なものとか。
たぶん、これをやると「その人が一番好きだった競馬の時代(世代)が分かる」という傾向が出てくると思います。

芝のレースで、主要なレースが開催される距離別で、

1200m:サクラバクシンオー
1400m:スギノハヤカゼ
1600m:タイキシャトル
1800m:バランスオブゲーム
2000m:サイレンススズカ
2200m:ビワハヤヒデ
2400m:ジャングルポケット
2500m:グラスワンダー
3000m:ナリタブライアン
3200m:マヤノトップガン
3600m:エアダブリン

なんか、年齢がバレそうな馬名がズラッと並んでいますね。
1200mはサクラバクシンオー、やっぱスプリンターといえばサクラバクシンオーを思い出します。実際は阪神1400mのレコードホルダー、実は1400mのほうがベストの距離なのかもしれません。
その1400mはスギノハヤカゼ、この馬、1400mはめっぽう強い、1200mじゃちょっと短い、1600mじゃちょっと長い、1400mがベスト距離という何とも言えないバイプレイヤー。
1600mはタイキシャトル、何といっても歴代最強マイラーの一頭に挙げられるほどの強さ。1600mと言ったらやっぱりタイキシャトルがまず真っ先に頭に浮かんできます。
1800mはバランスオブゲーム、何といっても1800mの重賞は取りこぼしがほとんどない、毎日王冠も勝鞍の一つですし、晩年は中山記念連覇、他にも中山2000m弥生賞や中山2200mのオールカマーやセントライト記念を勝利するなど、中山にやや偏り気味ですが、1800mとくるとバランスオブゲームが思い浮かびます。
2000mはサイレンススズカ、一般的には1800mでサイレンススズカという競馬ファンが多いのですが、個人的には金鯱賞で二着に大差(着差計測不能)、タイム差として1.8秒差をつけたという点が個人的に強烈に印象に残っています。そしてその年の天皇賞秋も非常に脳裏に焼き付いているシーンです。そういう意味で2000mと言われて思い出すのがサイレンススズカ。
2200mだとビワハヤヒデ、デビューから15連続連対で最強馬の一頭に数えられる馬ではありますが、ビワハヤヒデが飛び抜けて強いレースをしたイメージがあるのが、二着に七馬身差、タイム差1秒以上で圧勝した2200m京都記念、その同年の宝塚記念は二着に五馬身差をつけて圧勝、堅実な走りをしているイメージのビワハヤヒデが2200mのレースになると途端に勝ちっぷりが派手になる、という点で印象に残っています。
2400mはジャングルポケット、正確には「府中の2400m」じゃないか?という声も聞こえてきそうです。確かにその通りといえなくもないのですが、この馬の場合、当時では3歳でジャパンカップ制覇が珍しい時代、外国産馬ならエルコンドルパサーが98年ジャパンカップを制覇していましたが、内国産馬では難しいだろう、という大方の見方でした。しかもサンデーサイレンス全盛の時代にあってトニービン産駒のダービー馬ジャングルポケットが三歳でジャパンカップ制覇を達成してしまうという、いや、正直2400mは名勝負が多すぎてアレもコレもと目移りしてしまった、というのもあります。
2500mはグラスワンダー、やっぱ有馬記念連覇が記憶に残っています。同じ理由からマツリダゴッホも浮かんできたのですが、グラスワンダーの場合には同じ2500mで低迷するという明暗の両面を持っていることから、やっぱグラスワンダーかな、という結論に。ケガから復帰したグラスワンダーが名勝負と言われる毎日王冠を5着してから次走の府中2500mアルゼンチン共和国杯で謎の6着と敗戦、続く中山2500m有馬記念で華麗に復活、「あの敗戦はいったい何だったの?」とぼやいた記憶があります。翌年の有馬記念はスペシャルウィークと語り草になっている接戦、そして翌年の中山2500m日経賞であっさり敗戦、そこから低迷し引退することになります。2500m戦でこれほど浮き沈みしている点でやっぱグラスワンダーは2500m。
3000mはナリタブライアン、強烈な菊花賞もさることながら、マヤノトップガンとマッチレースを制した阪神大賞典、その前年の阪神大賞典では二着に1秒以上差をつけて圧勝しています。しかもその二着馬ハギノリアルキングは前走目黒記念でサクラローレルを破り勝利した長距離戦の常連、その馬が二着で七馬身離されるのですから3000mの勝ちっぷりは特に(いろんな意味で)派手だったような記憶があります。3200mはナリタブライアンと阪神大賞典で死闘を演じたマヤノトップガン、世界レコードと言われた天皇賞(春)の3:14.4を記録したレースが強く印象に残っています。このレースは特にサクラローレルに勝つため脚質転換を図って二走目、別にマヤノトップガンは3200mが得意というわけでもありませんし、前年の天皇賞(春)は5着と敗れているレースなのですが、97年の天皇賞(春)のイメージだけで3200mと言われるとマヤノトップガンを思い出します。
3600mはエアダブリンとステージチャンプが浮かんできましたが、いまだ破られていない日本レコードもあることですし、3600mならエアダブリンかな、ということで。

好きな馬で並べると…

思いっきり贔屓目のバイアスが掛かった好きな馬だけで並べると、もう全然違う馬名が並びます。当然ですね。上で選んだ馬たちはいかに贔屓なしかを証明するためのような気も…。

1200m:サクラバクシンオー(略)
1400m:ビコーペガサス(スギノハヤカゼとほぼ同じ)
1600m:デュランダル(スプリンターのイメージだけどマイルCS連覇)
1800m:ローエングリン(やっぱ中山記念っすよね)
2000m:ローゼンクロイツ(中京記念のレコード走の後の金鯱賞連勝で)
2200m:ダイワテキサス(97年のオールカマーだけの記憶)
2400m:ブエナビスタ(ジャパンカップ×2戦とオークスで)
2500m:スペシャルウィーク(前述グラスワンダーの有馬記念)
3000m:ナリタトップロード(阪神大賞典のレコード走)
3200m:マヤノトップガン(略)
3600m:ステージチャンプ(ステイヤーといえばこの馬)

もうなんのこちゃらわかりません。