SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:「あおる」とレースにならない

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は出遅れ用語「あおる」です。
人間社会(車社会)と違った使い方をするのでピンとこないことも多い言葉です。

「あおる」の言葉の意味

漢字で書くと「煽る」またカタカナで「アオる」と表記されていることもあります。

どんな状態かといえば、スタートの時、重心が後ろに掛かってしまい、伸びあがって、結果出遅れてしまう状態を「あおる」と表現します。

ゲート内で立ち上がるような状態もあおると言います。ゲート内で立ち上がるとスタートなど満足にできるわけもなく、スタートで致命的に出遅れてしまった馬はレースを進めるうえで大いに不利を被ってしまう、ということにつながります。

車でよく「後ろから煽られる」という表現をします。この場合、後ろの車が前を走る車に対して車間距離を詰めることで接近or追いかけまわしたり、パッシングやクラクションで威嚇したりするようなことをよく「煽る(煽られる)」と表現しますが、競馬での「煽る」のは、スタートの出が悪い様を指しています。
人間社会での煽るは相手に対して刺激したり何かを仕向けるようなアクションを指しているので「相手ありき」な表現なのですが、競馬では純粋に自分のスタートの状態を指して「煽る」と表現するところが面白いところです。

単純に後ろから行くことにつながるからなんですかね?

煽る癖

煽り癖(アオり癖)という言い方をされることもあります。煽って出遅れることが癖になっている馬です。当然スタートが他馬より相対的に遅い出になってしまいますので、スタート出遅れる癖があればそれだけレースは不利ですね。

「この馬、煽り癖あるからなぁ…」

というような使い方をします。

単純に言って損しているのですが、お終いが切れる馬にも出遅れ癖が多いため、馬群に入れると走る気をなくすような馬が、毎度毎度の煽って出遅れをスタートで演じることもあります。この場合、お終いのラストスパートではとっても切れる脚を使うため道中溜めることにつながりますので一概に悪いとも言えない、という見方もあります。

とはいえ、出遅れないに越したことはない、というのが一般的な考え方です。