いやあ、これはやられましたね。スローに落とされて中距離馬向けの展開になった、ということだと結論付けています。
予想の結果:
…
3着:○8番:シュヴァルグラン
…
5着:▲9番:トーホウジャッカル
6着:△10番:アルバート
…
12着:◎17番:ゴールドアクター
14着:△16番:ファントムライト
馬券の結果:
単勝:17番:ゴールドアクター=ハズレ
馬単:17-8、8-9、17-9=ハズレ
ワイド:16-17、8-16、9-16、10-16=ハズレ
三連複:ボックス
8、9、10、16、17=ハズレ
三連単:
17-8-9、17-8-10、17-8-16=ハズレ
17-9-8、17-9-10、17-9-16=ハズレ
8-9-17、8-9-10、8-9-16=ハズレ
17-10-16、17-16-10=ハズレ
振り返って
最近の菊花賞が顕著ですが、長距離戦は中距離戦での実力がなければ通用しなくなっています。最近の馬場は長距離戦にもスピードが要求されている背景があって本質的に中距離馬であっても長距離戦で強さを発揮できる環境にある、と言われています。
今回がまさにそのようなレース展開になったんじゃないでしょうか、と見ています。スタートから二週目までの道中はスロー、最後も上がりタイム35.0をみてもうまくお終いまでまとめたなぁ、という印象です。ハナ切って溜め逃げとはいえハナ切ってる馬が上がり三ハロン35.0でまとめられると後ろから行った馬は34秒台じゃ届きませんね。
武豊大先生はやっぱり抜群の騎乗技術です。
ゴールドアクターは折り合いを欠いていた、という見方もできますが、どちらかというと高速馬場が得意でないのかもしれません。いままでのレースは、時計が掛かる馬場とか力がいる馬場とか言われているような馬場での連勝だったのが、ここで京都の高速馬場がどうか、というところで適正に難があったと考えても不思議ではありません。
それにしても最近の産経大阪杯からの天皇賞春は勝率が高いですね。これもいわゆる天皇賞春は中距離で通用するスピードが必要、というレースに変わっていることが一つの理由のように思えます。アルバートやトゥインクルのようなステイヤーだとちょっと足りない感じですね。
カレンミロティックはもうすべてがカレンミロティックにとっていい方向に向いたとしか思えません。昨年三着の実力もあるのですが、1枠という内枠、脚質、キタサンブラックがハナを切ってスローに落としてくれた、など数えれば続々出てきます。近走ハナを切っていますが去年の天皇賞春は番手で競馬して三着、と本質的にはハナを切って逃げるタイプではないはずなので、キタサンブラックが絶好の鞍上でスローペースを作ってくれる、というシチュエーションは池添JKからするとごっつあんですって感じだったと思います。
ただこれが、キタサンブラックがいなくてハナを切っているのがヤマニンボワラクテだったらもうちょっと話は違っていたように思えます。後ろから行く馬にチャンスがあったような展開にガラッと変わっていたんじゃないでしょうか。
個人的には逃げ馬や追い込み馬のような極端な脚質の馬が好きなので、今日のレースはある意味見ごたえあるレースだったと思います。もう鞍上がうまく乗ったなぁ…という感想が何をおいても出てきますが、そもそもキタサンブラックは前走の大阪杯に斤量二キロ差で勝ち馬アンビシャスとタイム差なしのクビ差ですからこれは勝ちに等しいというカウントをしていいようです。
来年は産経大阪杯組をちゃんと取捨選択するようにします。反省。