SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

このレースで好きになった追い込み馬

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追い込み馬。後方で沈黙し最後の直線にすべての力を注ぐヒットマンのような存在。

競馬ファンが競走馬を好きになるのはいろいろ要因がありますが、このレースをみて好きになった、というほど特徴的なレースをした馬がその後から好きになる、ということもあると思います。

以前に逃げ馬について<このレースで好きになった逃げ馬 - SpecialなWeekを目指す競馬日記>記事にしましたが、追い込み馬は触れていませんでした。

今回はそれほど好きじゃなかった馬をこのレースを見て惚れ込んだ、そんな追い込み馬ときっかけとなったレースをご紹介します。
もしよければレースを見てみてください。
元々好きだった馬や有名すぎて紹介する意味がないものは除きます。

ダイワテキサスの98年オールカマー

サイレントハンターが大逃げを打ってトンデモナイリードで最後の直線に入った98年オールカマーのゴール前。
これは届かないだろう、という位置からとてつもない末脚で飛んできたのがこのダイワテキサスでした。

同年の関屋記念もかなり見どころあります。

このとき、まさかピークが過ぎたと思っていた8歳の有馬記念でアッと驚く13番人気の三着で高配当を運んでくるとは思っていませんでした。

サクラチトセオーの95年有馬記念

95年毎日王冠までは全然好きな馬ではなかったのものです。
ですが、その年の天皇賞秋の追い込み一気で評価を見直すようになりました。
それまでAJCCや中山記念などGIIなら中距離まで対応できるがGIではマイルまで(世間の評価とは違いますが)と思っていた馬が2000mの天皇賞秋を鮮やかに追い込んで勝ったその脚は本物でした。
マイラー評価の馬が前年掲示板にすら乗れなかった有馬記念で見せた追い込みが忘れられません。レース後はずーっと「太がやった、太がやったんだ。」とか言ってましたね。その追い込みが前年比で強烈すぎてがぜん好きな馬になってしまいました。でもこのレースが引退レースでしたけど。

デュランダルの2004年高松宮記念

基本的にデュランダルと言えば、2003年スプリンターズSで大外ブン回して直線一気してこんなに強い、という出世レースが有名です。
がどっちかというとリアルタイムで見た中では2004年高松宮記念の追い込みが気が遠くなります。中京の直線、凄く短い、その中でほぼ最後方(後ろにもう一頭居たんですがほぼ最後方の位置)四コーナー回るまでほぼ最後方の位置なんです。しかも大外ブン回して内から抜けてくる馬より当然距離損しているんですが、とにかくとんでもない脚で短い直線だけでまとめて差し切ってしまいます。(サニングデールにクビ差届きませんでしたが)
こういうの見せられるともう駄目ですね。ここから人気でもデュランダルは切らずに本命にするようになりました。
デュランダルは個人的に常識と思っていたことを超越した馬でした。
まずSS産駒で一流スプリンター、これが考えられない。
さらに個人的には走らない配合だった父サンデーサイレンス×母父ノーザンテースト、この配合でGI馬は出ないと思っていたのですがGI何回も勝利しています。
10年くらい例外なく維持されてきた自分の中の定石を一気にぶち壊しにしてくれたのがこのデュランダルです。さすが名刀を冠する競走馬です。切れ味がとにかくとんでもない。

ユーセイトップランの98年アルゼンチン共和国杯

グラスワンダーが出走して注目されて着外、掲示板にすら乗れなかったアルゼンチン共和国杯に買ったのがユーセイトップランです。スタート直後最後方待機、道中はほぼ最後方から一気に追い込んで信じられないような末脚で勝ってしまいました。
ちなみに次走のジャパンカップは六着と負けてしまっているのですが、勝ったエルコンドルパサーや二着エアグルーヴ、他の外国馬の誰よりも上がりタイムが速かった馬はこのユーセイトップランです。

この馬については馬券を買っては外れるの繰り返しでしたが、いつも最後は違う意味での満足感を与えてくれた変な馬でした。