SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:マイラーでも戦える?天皇賞秋

広告

ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は天皇賞秋についてのちょっとした雑学です。

天皇賞秋って?

天皇賞秋は日本の競馬でも格式高いレースの一つです。古くは八大競走の一つであり、日本の競馬では特別なレースに位置づけられるGIです。ダービーが特別なレースであるように、天皇賞も古馬にとっては特別なレースの一つです。
勝利すると盾が与えられることから、その勲章の呼び方は天皇賞秋を「秋の盾」天皇賞春を「春の盾」と呼ぶこともあります。天皇賞を勝つということを「盾を獲る」と表現することもあります。

その天皇賞は春と秋の年二回開催されていましたが、1984年グレード制が導入され天皇賞秋は距離が従来の3200mから2000mに短縮されることになりました。
こうして30年以上の間、天皇賞秋は2000mでずっと開催され続けています。

天皇賞秋の勝ち馬

2000mになってからの天皇賞秋は中距離馬の舞台となりましたが、実は中距離馬だけの舞台ではないところが面白いところです。
つまり、ちょっと距離が伸びても走り切れる短距離馬がその力を発揮する舞台にもなっている、という点が面白いところです。
2000mになった初年度こそミスターシービーが勝利しましたが、その三年後1987年はニッポーテイオーという本質的にはマイラーの馬が勝利しています。さらに時を経て、1992年にはヤマニンゼファー、翌年ネーハイシーザー、翌年はサクラチトセオーと三年連続でマイル戦を主戦場とするマイラーが勝利するレースになっています。この辺りからJRAのスピード競馬施策が徐々に成績にもでてきたところなので、この辺の時期でマイラーが2000mのGIを制覇するような時代の流れを象徴しているように見えます。
そこからしばらくは中長距離馬が勝ち馬に名を連ねますが、2001年でアグネスデジタルのような、マイルも中距離も、芝もダートもなんでもこいな競走馬が勝ち馬として名を残している辺りも、マイラーでも走り切れる天皇賞秋というか天皇賞秋を勝つためにはスピードが要求される=スピード競馬化をさらに象徴的にしています。
近年ではカンパニーが主戦場としていたマイル戦から果敢に天皇賞秋に挑戦し三度目の正直ならぬ四度目の正直で勝利していますね。私がカンパニーを本命で買った天皇賞秋は三着⇒四着だったんですが、買わなかった天皇賞秋で五番人気で勝利…イケズですね。

このマイラーでも走り切れる天皇賞秋、今年は名マイラーのモーリスが出走します。どんなレースになるか楽しみですね。
そう言えばニッポーテイオーは今年の八月に亡くなってしまいました。
マイラーの天皇賞馬が星になった年、天皇賞秋で新たなマイラーが天皇賞馬に輝くのでしょうか?そんな意味でもモーリスは注目ですね。

基本は毎日王冠勝ち馬、今年は…

伝統的に毎日王冠勝ち馬ないし好走馬が天皇賞秋好走に直結するレースとして有名です。同じ府中の舞台で距離も200m差の1800mで開催されることもあって、毎日王冠好走⇒天皇賞秋好走が多いイメージです。
今年はルージュバックとアンビシャスの二頭が毎日王冠ワンツーフィニッシュしています。
普通なら本番叩き二走目で挑むアンビシャスを本命にしたいところです。大阪杯で強いレースをしたアンビシャスはキタサンブラックを退けての大阪杯勝利ですから、能力は相当あるとみてよさそうです。
ですが…
これがまた難しいところで、ルージュバックは「牡馬混合戦ならやけに強い」というところが難しいところです。春の牝馬限定戦でのいま一つな走りとは一変、エプソムカップから牡馬混合戦を走って二連勝、取捨が非常に迷うところです。あのたたき合いを見てしまうと、どっちも甲乙つけがたいところがあります。

でも、キタサンブラックはそもそも天皇賞秋に興味がなかったようで、最初から京都大賞典からジャパンカップのローテーション、で、強力な逃げ先行が不在のレースになりそうなこの天皇賞秋で気になるのがエイシンヒカリですね。
昨年の毎日王冠がなにせ強かった、同脚質の馬が仕掛けていかないのなら後ろで脚をためる有力馬を尻目に逃げ切る可能性だってありそうなレースです。
加えて昨年勝ったラブリーデイ、二着のステファノスも臨戦過程が不気味なところです。ラブリーデイは前走上がりだけの競馬で掲示板確保ですし、ステファノスも前走不利があっての五着ですから、馬自体が悪いわけではない、というところが予想の難しさに拍車を掛けていますね。

いやあ、混戦で迷いますね。

正直みんな強いんですから。