今週はグレーターロンドンという馬が平場に出走します。
この馬、期待されつつ早四歳。
四歳でもまだ四走しかしていないまだ見ぬ大器(と個人的に思っている)グレーターロンドンが土曜中山12Rの1000万下条件戦に出走します。
グレーターロンドン
父ディープインパクト、母ロンドンブリッジ、の良血馬です。母ロンドンブリッジは桜花賞二着でもう一歩のところでGⅠに手が届きませんでした。GⅠ勝利の悲願は産駒に託されて、初年度産駒となるダイワエルシエーロが見事にオークスを制覇、GⅠ馬として母に栄冠を届けることができました。
姉にこのダイワエルシエーロが居る同馬はこの母の晩年の産駒となります。
兄弟とひと味違う素質が垣間見えたのはデビュー戦から、これまで何度か使ってからという傾向があった産駒の中で、この馬はデビュー戦を単勝1倍台で好位からセンスを感じさせる脚を使って勝利します。
マイル戦だった新馬戦から次走は2200mの山吹賞、ここでもオッズは単勝一倍台、昇級初戦の壁を感じさせない非凡なレースセンスを見せますが、後方からメンバー中最速の上がりタイムで追い込み一気の末脚を見せたレッドライジェルに差し切られ、クビ差の二着。しかし次走を大きく期待させるレース内容でした。
しかし、ここから…。
期待の良血馬は秋まで一走もすることなく長く音沙汰ない状態となってしまいました。
秋に復帰するも
前走から半年以上経て、ようやく復帰、500万下の平場戦でしたがデビュー戦で勝利した東京競馬場、鞍上横山典JKを配し万全の体勢でレースを迎えました、前二走よりも後ろに位置取ったレースの結果はメンバー中三本の指に入る上がりタイムの末脚で見事に勝利、単勝一番人気の期待に応える結果となりました。
ここで秋の復帰初戦を見事勝利で飾り、さらなる飛躍を期待したものです。しかし、この勝ちを最後に一年以上出走の情報がなくなってしまいます。再びの音沙汰ない状態にファンもやきもきしていたことでしょう。
今年の11月、降級したグレーターロンドンは再び500万下に出走します。実に一年以上のレース間隔をあけた出走となります。既に四歳ですが全四戦三勝、馬はまだ若い、と言われる戦歴です。
この500万下の平場戦も見事に完勝、道中は後方集団に位置取っていましたが、メンバー中上がり最速の脚で見事に差し切っています。
今週の土曜日、12月3日の中山12Rに出走してくるのであれば、中二週での出走ということになります。ようやくパンとしてきた、ということなんでしょうか?
とかく連勝に向けて期待が高まります。