SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:ペースを見切る

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日はレースを知るうえで必要なペースの話です。

一般的に解説されるペースの話よりちょっと初心者寄りの話なので、競馬熟練者には「?」な解説もあるかと思いますがご容赦をば。

簡単なペース判断方法

一番単純かつ簡単なペース判断は
「前半1000mで60秒を切るか超えるか」
です。1000mの平均ペースが60秒であることが一つの判断基準です。
これだけ見ているだけでもレース中に「あ、速い。」とか「あ、遅い。」とか言えます。ちょっと玄人っぽいですね。
付け焼き刃の知識であれば、これだけでも見方がちょっと変わってきます。
例えば、ちょうどこの前の2017年3月12日(日)中山牝馬Sがちょうどスローペースです。

中山牝馬Sでみてみるペース

ハロンタイムは[12.9 - 12.3 - 12.6 - 12.4 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 11.3 - 11.8]となっています。これは200mおきのラップタイムを記録した数字ですが、
前半1000mでは「12.9 + 12.3 + 12.6 + 12.4 + 12.2 = 62.4秒」ということが分かります。平均60秒のところ2.4秒も遅く各馬が走っていることになります。競馬では概ね1秒6馬身を目安にしますので2.4秒を馬身差にすると結構な大差ですね。どれだけ平均より遅いペースが形成されたかが分かります。
中山牝馬Sでハイペースだったのは2010年、ニシノブルームーンが勝った年ですね。このときのハロンタイムは[12.3 - 11.2 - 11.5 - 11.7 - 11.9 - 12.3 - 12.5 - 11.8 - 12.4]、うーんパッと見じゃよく分からない?ということで並べてみましょう。

2017年[12.9 - 12.3 - 12.6 - 12.4 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 11.3 - 11.8]
2010年[12.3 - 11.2 - 11.5 - 11.7 - 11.9 - 12.3 - 12.5 - 11.8 - 12.4]

最初の200mはどちらも12秒台ですが、次の200mが2010年は11.2秒と通過タイムが速くなっているのに対して、2017年の通過タイムは12.3秒と2010年より1秒以上も遅いタイムです。今年は概ね前半1000mで12秒台でレースが進んでいますが、2010年は11秒台でレースが進んでいます前半1000mのタイムが58.6秒と今年より4秒も速いタイムで1000mを通過している、というハイペースです。

短距離・長距離戦は…

短距離戦だと1000mで判断できないので、800mくらいのタイムで見ます。
800mは48秒が平均タイムです。
長距離戦だと、いったん道中でペースが落ち着くので、一概にタイムだけでペースが判断できないところがあります。
なので、短距離戦や長距離戦では付け焼き刃の発言を控えて、レースに集中しましょう(笑)