普通に考えるとイスラボニータ、エアスピネル、ペルシアンナイトに前走京成杯AH勝ちのグランシルク、というところですが、明日の雨での道悪を考慮して予想したいところですね。
予想:
◎11番:グランシルク
○6番:エアスピネル
▲5番:ペルシアンナイト
△1番:サトノアレス
×7番:マイネルアウラート
馬券は:
単勝:11番:グランシルク
複勝:7番:マイネルアウラート
馬連:6-11、5-11、1-11、5-6
ワイド:1-11、7-11、6-7
三連複:ボックス
1、5、6、11
三連単:11-6-5、11-5-1
考えたこと:
朝から一日雨が降り続ける、ということで、気になるのはやっぱり逃げ先行馬、しかもメンバー中で逃げ先行が少ない、ということもあって、前残りは警戒したいレース。
しかし前目で競馬すると見られている馬がどれも人気薄、ハナを切りそうなのは逃げ馬マイネルアウラート、先行勢はミュゼエイリアンやダイワリベラル、といったところ。うーんこれはちょっと穴過ぎないか。人気どころに目をやればイスラボニータやエアスピネルもレースによっては二番手三番手といったそれなりに前目での競馬をすることもあって、この辺が中心になりそう。
ただしイスラボニータは重馬場では割り引きが必要なタイプ、しかも大外枠ってところでエアスピネルやペルシアンナイトよりはロスが多い競馬になりますし、別定戦ということで斤量も他馬より背負っている分、厳しい戦いになりそうですね。
もう一頭の人気馬ペルシアンナイト、血統的に父ハービンジャーの産駒は重馬場はそれほど苦にしないタイプと思います(※)が、唯一重馬場でシンザン記念を三着(実質二着とはハナ差ですが)に敗退しているのが気になるところ。多少割り引きは必要なのか、と不安に思っちゃいます。
(※重馬場を苦にしないタイプと思う理由は先週の秋華賞、雨の重馬場で開催された2017年秋華賞は勝ったディアドラと三着のモズカッチャンがハービンジャー産駒でした。この実績からハービンジャー産駒は重馬場でもOKと判断しているものです。ただしペルシアンナイト自身が重馬場を苦にしないのかはまだ未知数。)
重適正で言えば人気の一角を占めるグランシルクも浮上。今年の京王杯SCは重馬場でしたが勝ったレッドファルクス相手に0.2秒差の三着。春競馬では重や稍重のレースでも勝ち馬と0.1秒差の三着とか二着とか、僅差の競馬を繰り返してきました。重馬場でも安定した走りを見せているグランシルクが前走京成杯AHで初重賞制覇、この余勢をかって一昨年6着のリベンジというのもありそうですね。
うーんどれにしようか。と迷った結果、やはり古馬中心で予想を。
本命はグランシルク、京成杯AHで重賞初制覇、しかしそれまでも好走を続けており、特に今年に入ってからは複勝率100%と安定感抜群。しかもそのうちの半分のレースでは重馬場か稍重の渋った馬場、明日の天気も踏まえるとこの馬に有利に働きそうに思えます。
対抗はエアスピネル、鞍上が乗り替わり、武豊JKに戻ってきました。
エアスピネルも重馬場はこなすタイプ、前走札幌記念で5着、前々走安田記念でも五着と多少適距離が掴めなくなってきているようなローテーションですが、安田記念の上位五頭がクビ差の接戦の中での五着ですからやはりマイルを主戦場とするのは間違っていないといえそうです。安田記念のような後方待機でなくいつもの好位で競馬を進められれば結果はついてくるんじゃないかと思います。
次点でようやく三歳勢の二頭、ペルシアンナイトとサトノアレスです。連下までの評価。
三番手評価にペルシアンナイト、休養明け初戦ですがやはりアーリントンCで見せたマイルの強さは同世代ならアタマ一つ力が抜けているように思えます。とはいえ三歳勢が古馬相手に負けが続いている秋の重賞戦線、ここはあまり強気に狙えないところ。とはいえ、ペルシアンナイト、重馬場もこなせるでしょうし同世代でマイル戦の強さは分かってるので古馬相手でも互角に戦えそう、とみて三番手評価に。
おさえにはサトノアレス。古馬相手のオープン特別巴賞で勝利している点を評価するのと、重馬場得意なことの二点を採っておさえに。
前走の函館記念は重馬場で六着に負けてしまいましたが、ここはちょっと度外視しておいて再度見直しておきたいところです。何といってもペルシアンナイトの斤量55キロに対してサトノアレスの斤量54キロは魅力です。一番重いイスラボニータが斤量58キロでここより4キロ軽い、朝日杯FSを勝ったGI馬が同世代のペルシアンナイトより1キロ軽いというのはGI馬としては負けられないところに思えます。
最後に、複勝とワイドでちょっとおさえのマイネルアウラート。
ハナ切って逃げると信じてマイネルアウラート。あまりハナを切るタイプではないのですが近二走の大敗で人気にならなさそうですし、さかのぼればオープン特別二連勝とか今年の東京新聞杯⇒ダービー卿CTを連続して四着するという実力馬、馬場と展開が味方してうまく三着に粘り込むかもしれない、という淡い期待をもっておさえの穴馬に。