ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。
今日は馬単について思っていること、主に馬連との関係性についてが多いです。
先に前回の馬連の記事をみていただいたほうが、わかりやすいかも。
馬単について思っていたこと
あまり馬単は買いません、よっぽどアタマが決まっているときじゃないと買いません。
それは馬単って、的中が難しいわりに配当が今一つ、という感覚が個人的にはあります。(すべてがそうというわけではありませんが)
よく馬単で裏表を購入して二点買いというシーンを見掛けるのですが、その馬券に出くわしたとき個人的に思うは「それならその二点買いの分だけ馬連を購入したほうがいいんじゃないか?」と頭の中で思っています。
過去のレースから
例えば、今年の2017年菊花賞です。
勝ったキセキが一番人気、二着に10番人気クリンチャー、馬連4-13が10660円でしたが、馬単13-4は15890円、じゃあ馬単裏表で二点買うなら馬連4-13に倍額割り当てたほうがいいんじゃないかと思ってしまいます。つまり馬単13-4を裏表で二点買い200円ってのを馬連4-13に200円投ずることで馬連の配当が21320円になる、という感じです。
もちろん馬単の裏がきたときは大きいのですが(※馬単4-13の最終オッズは278.1倍)裏なんてめったに来ませんし、長く裏表で二点づつ買い続けると仮定すると最終的な勝敗は馬連に倍額入れたほうが成績としてはよくなるんじゃないかなぁという感覚があります。
こないだのエリザベス女王杯も馬単5-4が158.9倍に対して、馬単4-5は2016.7倍とかなりの高配当となっています。このため裏表で馬単2点を購入する、という狙い方もありはありですが、実際には馬単5-4で決着し払戻金が15,890円、馬連4-5の払戻金が8,030円なので、もし馬単表裏を2点買いするのなら馬連4-5に倍額充てると16,060円とこちらの方がささやかに払戻金が多いという結果となります。
人気薄がアタマに飛んでくると高配当にありつけるのですが、人気薄のほうがアタマで決着するケースは少なくて、馬単裏表で2点買いする分を馬連1点を倍額充当したほうが割がよいように思っています。
しかし、例外もある、そんなレース
当然ですが、アタマにする馬が人気薄であればあるほど馬単の妙味は増します。
先週のエリザベス女王杯の日、10Rは東京も京都も、上述で言うところの「馬単の裏」が光っていた結果となっています。
2017年東京10R奥多摩S、勝ったストーミーシーは6番人気、ヒモの二着は人気馬のスターオブペルシャ、このレースは三着にオースミナインが飛び込んで三連複も3連単も高配当でした。14番人気のオースミナインは見抜けないにしても6番人気のストーミーシーと2番人気のスターオブペルシャならなんとか。
この時の馬単8-9は払戻金6,040円、馬連8-9はその三分の一となる2,040円なので馬単表裏のほうが配当が(当然ですが)高くついています。
その裏の京都10Rでは何と最低人気の12番人気ラインルーフが一着、二着にこちらもまた二番人気のクリノリトミシュルが入って馬単3-11は85,790円と高配当、馬連3-11も高配当ですが28,480円とこちらも三分の一程度となっています。
このように「アタマの人気薄に自信がある」という状態で馬単の裏表で勝負するのはあり、と思っています。ただよほどのことがなければ馬単の裏(アタマの人気薄のほう)に自信があるってことは少ないんじゃないかと。どっちかというと「一応おさえておくか」くらいのなんとなくなんじゃないでしょうか。
でもこういう時って結構当たらなかったり的中しても表のほうが来たりとあまり理想の展開にならないことが多いように感じます。
それならやっぱ馬連でいいんじゃないかなぁと思うんですが、この辺は人それぞれですね。なんとなくこの買い方が的中するんだよなぁ、という感覚は人によって違いますから、なんとなく馬単の高配当が的中する、という方にとっては裏表もいいんじゃないか、って思います。
結局馬単が的中できないのであれば、3連単を的中させることはできない、というステップがありますからね。