ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。
今日は馬の力、瞬発力と持久力について一般的に言われていることを。
瞬発力とは
ようするにいわゆるスピード能力です。競走馬にとってはスピード能力はかなり重要です。勝負所で仕掛けるための瞬発力もそうですし、最後の直線に入って追いだしてからのスピードも重要、逃げ馬にとってはテンのスピードも重要です。
これらはすべて瞬発力で片づけることができます。瞬発力=スピードとは競走馬の競争能力そのものといえます。一般的にも「能力が高い」と評される競走馬はこの「スピードがある」ことを指していることがほとんどです。
持久力とは
瞬発力のスピードに対して、持久力はスタミナを意味します。スタミナ能力がなければ長丁場のレースは持ちません。せっかく能力があってもスタミナ切れを起こした馬は一杯になってしまい本来の能力を発揮することができないので、適距離を超えたレースに出走した一流馬が格下の馬に負けてしまうこともあります。
瞬発力と持久力が衰えるタイミング
「高齢馬は長距離に向く」とか「短距離馬は若い馬有利」とか言われる格言があります。
この格言が意味していることは、
一般的に瞬発力は衰えるのが早いと言われています。そのため、スピード勝負となる短距離戦はスピード能力が成長途上や成長のピークにある若い馬のほうが、スピード能力が衰えつつある高齢馬よりも有利、と言われているのだと考えられます。実際スプリンターズSは昔、3歳~5歳(当時馬齢の表記だと4歳-6歳)がほとんどで6歳での制覇は珍しかった、という点が挙げられます。でも近年は5歳や6歳制覇はそれほど珍しくなく、高齢の外国馬が制覇する例もあります。なお、この辺はあくまで一般的に、という話です。ウルトラファンタジーとかキンシャサノキセキとかは8歳のスプリントGI制覇、カンパニーは8歳で天皇賞(秋)とかマイルCSを勝利して高齢馬GI制覇、という実績もあります。この辺は調教技術の進化ということにしておきます。
しかし、持久力は瞬発力より衰えが遅く、長丁場のレースでは高齢馬であってもしばしば穴をあけることもあったり、高齢馬が勝利することもあります。高齢馬の重賞好走実績が皆無だった90年代でも当時の馬齢表記9歳(今の8歳)でフジヤマケンザンやテンジンショウグンが重賞制覇し活躍を見せています。
近年はいろいろな競馬の進化によって「高齢馬は長距離に向く」とか「短距離馬は若い馬有利」とか言われる格言の傾向が弱まっている傾向がありますが、
一般的には、瞬発力は持久力より衰えるのが早い、とされている
点は覚えておいて損はないです。
ただし、11月~12月の三歳馬活躍には
ただし、最近の傾向である11月~12月にかけてオープン特別や重賞戦線で三歳馬が活躍しているのには能力の成長や衰えのほかにも理由があります。
それが斤量です。三歳馬は混合戦で斤量が1kgか2kg程度軽くなっています。斤量の恩恵と能力の成長が相まって活躍を見せている、という見方もできます。