今週はダート短距離の根岸Sと芝の短距離シルクロードSの二重賞が開催、どちらも次につながるGIへの前哨戦の意味合いが強く、注目度が高いレースになりそうです。
平場では、1月27日(土)に京都10R木津川特別(1000万下)にロッテンマイヤーが鞍上川田JKで出走、中京12Rの鞍ヶ池特別にコロナシオンが鞍上北村(友)JKで出走、オープン特別の東京11R白藤Sにはレーヴミストラルが鞍上戸崎JKで出走と、ブエナビスタに関連する馬(娘と近親)が二頭という気になる馬たちが出走してくるので平場も見ておきたい週になりそうです。
根岸S
一昨年の秋から割と予想に入れて狙い続けているカフジテイクで堅いんじゃないかなぁと思えるレースです。個人的にはカフジテイクが主役の舞台です。
加えてダート1400m重賞勝ちがあるキングズガード、同じ舞台となる東京ダート1400mのオープン特別勝利実績のあるサンライズノヴァあたりが人気しそうなレースですね。
特にカフジテイクとキングズガードはプロキオンSで一着&二着、マイルチャンピオンシップ南部杯で三着&四着、いずれもキングズガードが先着しています。一方前走のチャンピオンズカップでは七着&八着ですがここではクビ差カフジテイクが先着しています。この二頭の実力はこの対戦成績から考えてかなり拮抗しているんじゃないかなぁと思う対戦成績、かつ近五走で重複するレースが三戦となかなか取捨が難しい二頭です。
この二頭の争いに四歳馬サンライズノヴァがどう絡んでくるかが興味深いレースですね。武蔵野Sは一番人気で上記二頭の後塵を拝していますがここはどうでしょう。
武蔵野Sといえばアキトクレッセントがカフジテイクに先着する三着と好走、前走のオープン特別もブラゾンドゥリスを退けての勝利なので評価できそうです。
後はJBCスプリントでコパノリッキーに僅差で勝利したニシケンモノノフ、そのニシケンモノノフとタイム差なしの三着で好走したブルドックボスあたりも気にしておきたいですね。なんだか気になる馬が多くて予想の取捨が難しいレースになりそうな予感です。
シルクロードS
人気しそうなのは昨年四連勝で重賞北九州記念を制覇し夏の上がり馬として重賞馬となったダイアナヘイロー、ここ二年ほど一貫して1200m戦を使い続けて前走で準オープン勝利、昇級初戦となるアレスバローズ、毎年1200mのオープン特別を勝利しているも重賞制覇まであと一歩で届かないナックビーナス、去年のセントウルSの勝ち馬ファインニードル、短距離戦では常に善戦している堅実派ディバインコード、といったあたりが人気しそうな馬たちです。
※特別登録時点の状況ではディバインコードが出走すると思っていましたが、ディバインコードはどうやら出れないようです。
ダイアナヘイローは四連勝で重賞制覇も、そのあとのスプリンターズSで15着と負けてしまいましたが、勝ち馬との差は0.7秒差と着順ほど負けてないといえるように見えます。
同じようにファインニードルもスプリンターズS12着、しかし勝ち馬との差はこちらも0.7秒差とダイアナヘイローと五分のレースでした。
この二頭は互角と見ていいのかもしれません。ただ、対戦から行って北九州記念はダイアナヘイローが0.2秒差先着という点は覚えておきたいところですね。
ディバインコードは全11戦中複勝圏外がわずか一戦と堅実なのがウリです。ただ初距離となる1200m戦の速い流れと一線級のメンバー相手に走ってどれくらいやれるか見物ですね。
最近精彩を欠いており一番人気ではないと思いますが、去年シルクロードS二着から高松宮記念を制したセイウンコウセイも登録しています。出走してきたら要チェックですね。
他気になっているのはロードクエストとカラクレナイ。
ロードクエストは中山や東京ではマズマズの成績を収めているのですが、今回は初コースとなる中京に変わってどうでるかが見物ですね。前走は好位追走から上がり三ハロンのタイムがメンバー中最速の末脚を繰り出して逃げるナックビーナスや前を行くペイシャフェリシタを捉え切れず三着、とはいえ復調気配を感じさせるレースでした。
カラクレナイは近走末脚が不発気味ですが初距離のスプリント戦で変わり身があってもいいかな?と警戒しておきたい一頭です。