SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:馬群を"さばく"

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日はこの間の2018年NHKマイルCを例に馬群をさばく(捌く)について考えたことを。

包まれると実力馬でも大敗

こないだ、NHKマイルCで人気馬タワーオブロンドンは(たぶん)包まれたせいで負けてしまいました。
アーリントンカップでは圧倒的な力の差を見せつけて勝利したタワーオブロンドンでしたが、東京マイル戦ではロスのない競馬を心掛けた結果かインを突く予定に見えた騎乗は残念ながら前に殺到した先行馬たちが壁となって、最後にその壁を超えることができず、敗退してしまったものです。

前が壁になるとどんな実力馬であっても抜け出すのは困難、圧倒的人気馬がインで包まれて負けてしまい、レースが大荒れ、という高配当はこうして発生します。

うまいジョッキーがはさばくのがうまい

例えば名手と呼ばれるジョッキー達は、例え前後左右に他馬が居て包まれたような状態で最後の直線に入っても、一瞬だけ開く目前の隙間に馬と呼吸を合わせてGoサイン、馬体を挿し込んで、一気に抜け出します。
その他、最後の直線で前が壁になるのを見越して三コーナーから四コーナーへ掛けて徐々に外に持ち出して行くようにする、というのもジョッキーの腕前が問われるところです。個人的には1997年の天皇賞(春)のマヤノトップガンの乗り方が非常に記憶に鮮烈に残っています。三コーナーに入る時にはインで包まれていたのですが、四コーナーへ進出し、最後の直線に入ってスッと大外に持ち出すあの騎乗。
最近はインを(多少強引に)抜けるのが、勝てるジョッキー=上手いジョッキーみたいな感じになっていますが、個人的には強引に突撃するかのようなイン抜けよりもこの1997年天皇賞春のマヤノトップガンのような馬群の捌き方が個人的には琴線に触れます

おそらくどこかしらでレース映像が見れると思います。1997年の第115回天皇賞(春)のゼッケン4番に注目して見てみてください。

位置取りも重要(包まれない位置取り)

話は戻って、前述の2018年NHKマイルC:タワーオブロンドンの場合、4枠7番でしたが意図的にインに入れていくように乗っていたような感じを受けました。
これはおそらく最初から外目を追走するような位置取りですと、距離的に外々を回ることで距離損してしまうことが考えられます。しかし、外々回って距離損してもよい(問題にならない)馬もいますが、タワーオブロンドンはスプリンターのような感じもある馬ですので、マイル戦ではロスの内容インの経済コースを通りたかった=インで抜け出す作戦=包まれて着外に、という結果になったんだと思います。

逆に馬群をうまく捌いて早めに先頭に立ったのがギベオンです。毎日杯の実績もありますように、タワーオブロンドンと違ってマイルをギリギリで走る必要はない、という馬なのですが、ロスのない競馬を心掛け、インから一瞬空いたダノンスマッシュとミスターメロディの間にスッと入り込んでスパート開始、先頭を奪いました。前が壁になるような位置取りでも一瞬開く馬と馬の間を巧く抜け出す、ということができた分、他馬より前に出ることができていました。

そして、最初から包まれないような位置取りを取ったケイアイノーテック。
長くいい脚を使える自身の末脚を信じて、最初から包まれない位置取りとした藤岡(佑)JKの好判断といえます。四コーナーから直線の入り口に向いた時には後方から二番手、最後方ポツンだったデルタバローズが後ろに居るだけの位置取りから、直線だけの競馬で一気に全頭差し切っての勝利でした。

このレースは人気のタワーオブロンドンと上位二頭の位置取りの巧拙が着順に響いたように見えるレースでしたね。

このように最後の勝負所で馬群を捌くために、道中ではいかに有利な位置取りを取ることができるか、レースの結果に響いてくることもあるのです。