SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:知ってる人には便利な枠連

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は「枠連」について。
あまり使わない式別ではありますが、昔は枠連中心という時期もありました。

オールドファンにはお馴染み

枠連はオールドファンにとっては馴染み深い馬券の式別といえます。と、いうのも「馬連」誕生前の競馬の馬券では、長らく連勝式の馬券は「枠連」しか存在していませんでした。
かつては、出走レース内のメンバーで人気が集中することが想定される強い馬は「単枠指定制度」によって1枠に1頭だけがゲートインするように指定されることもありました。枠連しか連勝式の馬券が存在しなかった時代では、圧倒的な人気馬が出走取消や競走除外となった際でも馬券が返還されず、さりとて同枠の馬がどれほどのものかというリスキーな式別となってしまうためです。

しかしこういった枠連固有のポイントも馬連をはじめとして、新しい連勝式の式別が次々とリリースされることであまり意識されることはなくなってきました。

枠連にあるジレンマ?

枠連は狙っている馬が同枠に入った場合、その枠から流すのが効率が良い、という特徴があります。
しかし、狙っている馬が同枠に入る、ってことがあまりないこともありますし、そもそも狙っている馬が同枠に入ったら同枠同士の決着も想定しなきゃいけません。しかし。同枠同士の枠連は馬連と何ら変わるところはありません。偶然狙っている四頭がそれぞれ同枠に二頭づつ入る、と言うケースはほとんどありませんので、敢えて枠連で狙わなくても、毎回馬連で予想を考えたほうが考えやすい、ということがあります。

そして、枠連は(当然ですが)馬連よりもオッズが低くなりがちです。

例えば…

ちょっと前の七夕賞、4枠4番メドウラークが勝利し5枠5番のマイネルサージュが二着で決着したレース。枠連4-5は5,820円、馬連4-5は23,250円、と約四分の一程度の配当になっています。これは5枠に一番人気サーブルオールがマイネルサージュの同枠として入っていたため、と考えることができますがマイネルサージュ自体もそれほど穴でない(四番人気)ので5枠から狙って流した人は上手いこと取れている可能性もあります。

函館記念も興味深いレースです。
あまり人気サイドで決着した印象はないのですが、枠連2-4は1,440円、馬連3-6は5,540円とまずまずの配当、これもおおよそ四分の一程度になっています。
勝った4枠6番エアアンセムは一番人気トリコロールブルーと同枠の4枠でした。サクラアンプルールの洋芝適性が読めている人なら「一番人気だし…」ということでトリコロールブルーを狙ったつもりで同枠のエアアンセムで引っ掛かって枠連的中、ということもあるかもしれません。

人気馬と同枠の穴人気くらいの馬が展開次第で勝ち切るかも…、なんて思ったときには枠連で流したりボックスにしたりという狙い方もアリなのかもしれません。

と、いうわけで

狙う馬が同枠に入れば、枠連で流す、というやり方もアリ、ということになります。