SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:ペースの速い遅いはどうやってみるの?

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は逃げ馬にとって重要な「ペース」についての基礎知識。

ペースが速いor遅いとどうなる

結論から言えば逃げ馬が粘り込めるかどうかが変わってきます。
これは裏を返せば、後方待機の差し追い込み馬が上位に浮上できるかが変わってくる、という言い方もできます。

ペースが速いと、
逃げ馬は最後に疲れてしまいます。このため逃げ馬は最後の直線でもうひと踏ん張りが効かなくなり、後ろで実力を温存(脚をためていた)馬に差されてしまう、ということが多くなります。
俗に言う「前崩れ」という展開です。
長距離走で最初に飛ばし過ぎてラストスパートが出来なくなったランナーと同じ状況ですね。

ペースが遅いと、
逃げ馬はラストスパートを走り切る余力が残っています。このため最後の直線でもある程度のスピードを維持して、後ろから伸びてくる差し追い込み馬の追撃を振り切ってゴールへ逃げ込むことが可能になります。
俗に言う「前残り」という展開です。
長距離走でスタートから途中までは余裕のある走りをしていると、最後のラストスパートも短距離走のように走れるランナーの状態と同じですね。

ペースが及ぼす影響

ペースは一定で走るほうが好きな馬、ペースが変動しても苦にならない馬とタイプが分かれます。脚質に微妙に影響してそうですが、相関関係はよく知りません。
目に見えて分かるのは、ハイペースになると速いタイムで逃げ馬がレースを引っ張る上先行馬がそれに追従することになるので、割と縦長の展開(先頭から最後方までの馬群の距離が長い)になりがちです。
しかしスローペースの場合にはこの差が縮み、馬群は一団で進むようになります。

個人の意見ですが、基本的にレースの結果に展開が非常に影響していると考えていますので、レースの展開を左右する逃げ・先行馬はある程度意識して予想をするようにしています。

90年代の競馬では桜花賞は例年ペースがハイペースとなる「魔の桜花賞ペース」という独特のペースが存在していました。暴走気味に飛ばす馬が毎年魔の桜花賞ペースを作り出すために、逃げ・先行馬ばかりか人気馬までもがこのペースに対応できず着外⇒結果レースが大荒れ、ということがよくありました。近年では全く見られなくなりましたが、カラクリは若い(幼い)馬が鞍上の指示を無視して飛ばしまくる結果の魔の桜花賞ペースです。

ペースが速いかどうかを見極める

ほぼ基礎知識ですが、一般的に中距離戦で前半1000mのタイムが60秒を境にしてどれくらいのタイムで走り切るかによって変わってきます。

ざっくりと言って

59秒以下=ペースは速い
60秒=平均ペース
61秒以上=ペースは遅い

と判断できます。つまり前半1000m58秒で走ると「ハイペースでレースが流れている」ということですね。

短距離はちょっと難しいのですが、例えば1200mのスプリント戦だと前半600mと上がり三ハロン(後半600m)のタイムを比較して、前半のほうが後半より速いタイムならハイペース、前半=後半、が平均ペース、前半より後半のほうが速いタイムならスローペースと言う具合に判断しています。

うーん、短距離戦って基本的に、よーいドン、でスタートしてから、一気に流れて、息つく間もなくゴールに全馬雪崩れ込んでいく、というイメージなのでなんとなくハイペースとかスローペースってのはピンとこないんですよね。しかし短距離戦にも確かにハイペースやスローペースは存在しています。

この辺はちょっと次回までに調べてみようかな、と思いました。