今週は秋華賞トライアル紫苑S、サマースプリントの最終戦セントウルSに秋競馬の開幕を告げるサマーマイル最終戦の京成杯AHと重賞が三戦あります。
サマースプリントは順位が動かなそうですが、サマーマイルはまだまだ逆転の目があり、この辺も注目したいところですね。
平場では、去年のPOG馬ポジティブスタンドが未勝利戦に出走します。
土曜阪神4Rの未勝利戦を鞍上太宰JKで出走予定。前走が初めて掲示板の好走となりさらに前進を期待したいところです。
紫苑S
出走したら狙おうと思っていたトーセンブレスは次週のローズSに出走する模様。ここならかなりチャンスだったんだけどなぁ、と思うけど残念。同じく特別登録に名前があったフィニフティも回避してローズS出走の模様。
まずは春の有力馬マウレアですね。
まだ500万下勝ち上がりの二勝馬ではありますが、阪神JF三着にチューリップ賞二着、桜花賞とオークスはともに五着掲示板と安定した成績が魅力の馬。間違いなくメンバー中で人気の一角に入るだろう存在がマウレアです。
マウレアほどじゃないけど重賞を二戦連続三着で評価が高いのがノームコアです。
GIこそ出走はないものの、フラワーCにフローラSを連続して三着、先行力は安定したものを感じます。中山コースというのも向いてそう。
フローラSといえば、二着馬のパイオニアバイオも登録しています。
オークスではいつもより後ろの位置取りとなり残念な結果となりましたが、10戦して二着5回が示すように連下では警戒しておきたいタイプ、ある程度人気は出るでしょうが勝ち切らないまでも連下では人気を集めそうな一頭です。
ただ今年のフローラSは勝ち馬も含め本番オークスで好走できなかった馬たちのレースでした。そういう意味では人気を集めそうなノームコアやパイオニアバイオは春からの成長がどれくらいなのかを予想に加味したいところですね。
人気馬以外だと気になるのはランドネです。
スイートピーS勝ち馬、この時の二着馬ミュージアムヒルが先週の長岡Sに出走し一番人気で古馬と戦い三着と好走していることから考えても、ランドネ自体はなかなかの実力馬と考えることはできます。
ある意味このレースで一番注目したい馬がランドネかもしれません。
秋のトライアルレースは春からの成長が実感できるレース、どんなレースになるか楽しみですね。
セントウルステークス
サマースプリントの最終戦、人気馬何頭かが抜けた存在になりそうなメンバーですね。
ファインニードル
高松宮記念の勝ち馬が始動、GI馬としての秋初戦、スプリンターズSでも本命視される馬なのでここでは恥ずかしい競馬はできないかなぁ。
ただ海外帰りの休養明けとなりますので、人気はするでしょうけども過度な期待は禁物のようにも思えます。目標はここを叩いてのスプリンターズSでしょうし。
ここに続くのが夏競馬で実績を出したラブカンプーですね。
三歳馬ながら葵Sから古馬初対決のアイビスSDも北九州記念もきっちり馬券になりました。セントウルSは別定戦なので三歳牝馬のラブカンプーはこれだけ実績がありながらも斤量52キロで出走となります。同じ人気馬でも斤量差の分ラブカンプーが有利に見えますね。
同じ脚質にダイアナヘイローやアクティブミノル、ウインソワレあたりが居ますが、前走同様に二番手くらいで控えて粘り込む競馬ができますので、ハナを切らなくてもいい点も好材料です。
ゴリゴリの人気はしないだろうけど面白そうな存在がレジーナフォルテです。
昇級初戦となったアイビスサマーダッシュでも四着と掲示板の好走、現級勝ちがあったとはいえ前回の昇級後よりは成長を感じるところがあります。
福島1200mで速い時計を出して勝っていることや中山1200mでも勝ちがあるように新潟直千よりは1200mのほうが強そうに思えるところでの、1200m戦セントウルS出走。結構楽しみな存在です。
その福島1200mテレビユー福島賞では前半3Fを32.4秒と飛ばす逃げ馬を前に置いて二番手追走から上がり三ハロン34.6秒とお終いの脚もきっちり平均以上のタイムでまとめて後続を振り切ったのは評価できます。面白い存在。
京成杯AH
サマーマイルの各二戦でそれぞれ二着した有力馬が人気を集めそうなレースです。
ロジクライは休養明け初戦の中京記念を二着と好走、既にオープン特別の勝利があることから考えてもメンバー中では臨戦過程が一番良さそうな馬です。叩き二走目でさらに上昇することを考えると、グレーターロンドンに0.1秒差の二着はかなり評価されそうですね。
同じく人気を分かち合いそうなのがワントゥワン、前走は関屋記念二着です。追い込んでの二着で勝ち馬とは僅かクビ差の接戦でした。ただ、ワントゥワン自体は最近お終いの脚を活かす競馬が多いのでロジクライほど確実性があるかと言われると多少疑問ではあります。あと近走毎回のように上がり三ハロンメンバー中最速のタイムを記録していますが中京記念ではロジクライと0.3秒差のタイム差がついており、これを逆転できるかどうかは展開一つのようにも見えます。
実績馬と言う意味ではヒーズインラブ、重賞馬を忘れちゃいけませんね。
ダービー卿の勝ち馬、インからうまく抜けて勝ち切ったレース、中山競馬場はコース適正があるのか相性がよく、ここはかなりやれそうな感じを受けます。
休養明けとなりますが鉄砲実績も[1-1-0-2]と五分五分、後はレースを引っ張る馬がウインガニオンくらいしか見当たらないのでどれくらいペースが落ち着くか次第、といったところでしょうか。
サマーマイルのポイント争いもトップのプリモシーンはもとより、出走を予定していたグレーターロンドンが爪の不安で出走回避となりましたので、ワントゥワンやロジクライ、勝ち切るなら相手関係次第ではウインガニオンやロードクエストにもチャンスはあるような混とんとした状況になっています。この辺も気にしておきたいですね。
