SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:レースのペースから簡単に能力の高い馬を見つける

広告

ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は最近ペースについてちょくちょく話題にしているので、過去のレースから簡単に高い能力を持つ馬を見つけ出すレースの見方をおひとつ。

ハイペースでの逃げ切り勝ち(先行抜け出し)

展開逆パターンその1、前に出る馬がハイペース。
ハイペースなら通常は後半バテて後続に捕まる、結果着外に沈んでしまうことが多い逃げ馬。
しかし、前半ハイペースにもかかわらず、後半に後続の追撃を振り切って完勝するような馬も稀にいます。
こういった馬はかなり実力があるとみていいといえます。
比較的強豪と並みの実力馬が混合する新馬・未勝利戦ではこういったレース展開もたまに見ることがあります。
条件戦でも見ることはありますが、その場合にはあくまでの「その条件(クラス)では抜けている」という話で、上位のクラスに昇級した後にそれが通用するかはまた別の視点で検証が必要になります。

スローペースなのに差し切り勝ち

展開逆パターンその2、後ろから行く馬がスローペース。
前述の逆パターンでこれも能力が高いと判断できる一つの例です。好位や中団からの差しだけでなく、後方からの追い込み一気でも同じことがいえます。ただ、ハイペースの逃げと違って検証時には負けた馬にもフォーカスしておきたいところです。
例えば前を行く馬に何かロスがなかったか、あるいはスローペースだったけど四コーナー付近では先頭との差はそれほどなかった(からちょっとの差でひっくり返せた)微妙なレース内容じゃなかったか、とか。
これも稀にいますが、勝ち切らないけどペースや展開不問でレースの最後には必ず末脚を繰り出して勝ち切らないまでも二着・三着を確保する差し・追い込み馬。
スローでも差し・追い込みを決めている時点で能力はかなり高いと判断できるのですが、「勝てない」ということは勝ちみに遅い=何かが欠けている、という見方もできるため差し・追い込み馬の取捨はもうちょっと予想に別の要素を入れたほうがいいかもしれません。

展開通りに負けてしまった馬

展開通りに負けてしまった場合、その展開が向かなかったんだからしょうがない、と言えます。ハイペースの展開で逃げて負けた馬やスローペースで全く出番がなかった差し・追い込み馬は、まさしく展開通りです。
そのレースでは、展開を読み切れなかったからしょうがないで片づけておくとして、問題は次走以降、その馬が予想の対象となったとき、「その馬に向く展開になるかどうか」と言う点は予想時に考えておいても損はありません。

て、ことは、「いかに自分の得意な展開に持ち込めるのか」について各馬(正確には各ジョッキーや陣営)が考えているわけですね。どんな展開を想定していて、どんな展開なら陣営が「勝てる」と踏んでいるか、を想像すると違った視点で展開が見えるようになります。

展開通りの勝利をおさめた馬

展開通りで勝てた場合、「展開に恵まれた」と考えるか「実力」と考えるか、はたまた「騎手の巧みさ」によってつくられた展開か、という点を考えておくと参考になるかもしれません。
スローで逃げ切ったのなら、逆に言えば「スローに落とせば逃げ切れる」ということです。その場合、鞍上が上手くスローに落としてレースを支配できるのかと言う点がポイントになってくるように思えます。
ハイペースの差し追い込み馬でも同様です。展開に恵まれれば差しも追い込みも決まるんだから、その馬に恵まれるような展開になるかどうか、と言う点はメンバー表を見渡して確認しておきたいところです。

コースと馬場も

さらに、もう一つのポイントとして「コースが適していたんじゃないか?」と言う点も考慮しておきたいところ。
コースが展開に影響する場合もあるので、展開通りの勝利を収める可能性が高いコースかどうか、と言う点も見ておきたいですね。
その馬が勝利をおさめた条件は展開もそうですが、その展開を生み出したコースや馬場も関係します。