SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:200mおきのラップタイムに注目

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日はペースを掴むうえで必要な「ラップタイム」を考えてみます。かなりざっくりですけども。

ラップタイム

要するにレースの途中にある200mのハロン棒を何秒で通過したか、という指標がラップタイムです。
概ねレースは10秒台から遅くても13秒台でレースが進みます。

ラップタイムが重要なのは、やっぱり
「競走馬が200mを10秒台でしか(常識的には)走れない」
というところがあると思います。
200mを9秒台で走る馬にはお目にかかったことがないように、10秒台で走られてしまうと後続の馬はその10秒台で走る馬を追い越すことができません。(※10秒台で走る馬を追い越すにはそれより速い9秒台の速度で走る必要があるってことです。)
と、なると、200mを9秒台で走れる馬は存在しない前提に立つと、10秒台でスパートする馬を追い抜いて先頭に立つことは不可能だ、という事になります。

前半のどこかで10秒台ならハイペース

ただ、どこでもむやみやたらに10秒台で走ればいい、ってもんではありません。
前半で10秒台で走ってしまうと、ハイペースでバテてしまうことが往々にしてあります。逃げ馬が前半1000mを10秒台で走ると、200m×5=1000m、1000mのタイムは(10秒×5=)50秒となります。短距離戦でもなければ実際前半1000mを50秒で走る馬はお目にかかったことはありません。200mを10秒台で走るにしても、最初の200mか次の200m-400mのどこかで一息入れることになる、ってケースがほとんどですね。

前半10秒台で走っている200m間隔のラップの回数が増えれば増えるほど、ハイペース、と判断できます。

前半が平均12秒台ならややスローペース

200mを12秒ちょうどで走ると、200m×5=1000m、1000mのタイムは(12秒×5=)60秒となります。1000mの通過タイムが60秒を超えるとスローペースと言われますので、逃げ馬にとってはまんまとスローペースに持ち込んだといえるラップタイムといえます。

2歳戦で200m10秒台の意味

2歳戦で200mを10秒台で走ったとき、別の意味を持ちます。
もちろん結果がついてきて、という前提はありますが、前半の200m、400mあたりで10秒台のラップタイムを刻んで走りながら勝ち切ったり好走したような馬はかなりスピード能力がある、とみてよさそうです。
二着馬との着差が派手である馬が抜けた馬、と見ることが多いのですが、そのレースのメンバーのレベルがどうだったかを判断するのは多少難しいところがあります。抜けた馬が一頭だけしかいないレースであれば必然的に勝ちっぷりは派手になります。

しかし、2歳戦で200mのラップタイムを10秒台で何度か走っておきながら、派手な勝ちっぷりを見せた馬は「スピード能力は高い」と判断してよいといえます。しかもそれで勝ち切るのですから、10秒台のラップタイムを刻んで速い流れで走っても勝ち切れるということに競走能力が高いと判断することができるわけですね。

ラップタイムに注目してみると、いくつか面白い発見ができることがあります。
ぜひともレース結果からラップタイムも見てみると、今まであまり強いと思っていなかった馬の強さが見えてくるかもしれません。