SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:2018年この秋競馬で神懸っていたのは川田JKだった

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は以前の話をちょっと上乗せ、騎乗が神懸っていたのは武豊JK(だけ)でなく、川田JKでしたって話。

以前<競馬雑学:この秋競馬で武豊JKが神懸ってる - SpecialなWeekを目指す競馬日記>という記事を書きましたけども、武豊JKより神懸っていたジョッキーが秋競馬に存在していた、という話。

そして、世界の名手と呼ばれるジョッキーが短期免許取得で日本での騎乗をしていますが、その世界の名手を超える(かもしれない)腕前で成績を出しているのが川田JK、という話。

その名は、ダービージョッキー川田将雅騎手

2016年5月29日、新たなダービージョッキーが誕生しました、その名は川田将雅騎手、単勝3番人気のマカヒキの手綱を取りルメールJK騎乗のサトノダイヤモンドとハナ差の接戦を制して見事日本ダービーを初勝利しました。

これまではバラエティー番組での軽妙なトークが個人的には印象的な騎手だったのですが、GI成績はというとそれほど毎回勝ったり人気してたりするわけでもなく、比較的GIではもうちょっとという感じがしていました。
去年の2017年の成績も、個人的にはサトノアラジンの自信の◎を見事勝利に導いてくれた(個人的にはベストレースの一つである)安田記念やここは圧勝だろうというダノンプレミアムの朝日杯の勝利こそあるものの、重賞勝利は四勝に留まるという今一つの成績でした。
※私事ですがサトノアラジンは2016年からマイルGIを勝つだろうと考えていた馬で、それを見事2017年の安田記念で、狙い始めてから1年越しに達成させてくれたのが川田JKなのです。

今年の成績も…?

今年も春競馬のダノンプレミアムの主戦騎手を務めていたことや高松宮記念のファインニードルの勝利はおさめてはいましたが、それほど派手な活躍をしていたというわけではないと言える成績でした。
これが秋競馬が始まってからというもの、成績が一変します。

秋のGI(一部重賞も)で好走連発

まずはGI初戦スプリンターズステークス、ファインニードルで単勝一番人気に応えて見事勝利、春秋制覇を達成しました。ファインニードルは人気馬だからね、と思っていましたが、毎日王冠では六番人気のキセキを三着に持ってくるし、京都大賞典では二番人気サトノダイヤモンドを見事復活勝利に導く快勝、うーん、なかなかやるもんです。しかし川田JKの好成績はここから。
GI秋華賞で単勝五番人気のミッキーチャームを逃げて二着に持ってきたのを皮切りに、天皇賞秋では単勝六番人気のキセキをマイペースで逃がして毎日王冠に続き三着に持ってきました。ミッキーチャームもキセキも逃げて穴をあける(成績こそ)複勝圏内も上位に持ってくるという活躍、そこからGI騎乗が途絶えますが、久々に秋のGIに騎乗したマイルチャンピオンシップで単勝四番人気のアルアインを二番手集団でうまく折り合って三着に見事持ってきました。

そして、先週のジャパンカップです。
三度目の騎乗となるキセキの手綱を取る川田JKがスタートから果敢にハナを切って逃げます。最後にはさすがにアーモンドアイの追撃に屈したものの、レコードタイムで走り切ったアーモンドアイに1 3/4馬身差の二着、レコードタイムと0.3秒しか違わない2:20.9のタイムで二着に食い込みます。

その傾向(個人的に調べた)

去年と段違いのGI好走を見せている川田JK。
穴目(穴人気くらい)の馬を人気以上に走らせて複勝圏内に持ってくる、という巧さを見せてくれています。
概ねどの馬でも共通しているのは、ハナを切るかあるいは番手で競馬することで、うまく流れに乗って粘り込むレースが多いことが特徴的ですね。今年は重賞でそれほど人気馬に騎乗していないのですが、春競馬ではあまり見られなかった「穴目の前で競馬する馬を人気以上に走らせて複勝圏内に持ってくる」という傾向が重賞、特にGIで見て取れます。
秋のGIの騎乗機会だけで言えばスプリンターズステークス(1人気:1着)、秋華賞(5人気:2着)、天皇賞秋(6人気:3着)、マイルCS(4人気:3着)、ジャパンカップ(4人気:2着)と騎乗した全レースですべて複勝圏内に入っているという。しかもファインニードルを除けばどの馬も4人気~6人気という決して人気の中心とは言えない馬を見事複勝圏内に持ってくるという。

秋のGIは今週末のチャンピオンズカップからあと五戦しかありませんが、川田JKに騎乗機会があれば、当然要注目しておきたいですね。

いま(この2018年秋)、アツいのは外国人ジョッキーではなく、川田将雅騎手、と個人的には熱視線。