SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

競馬雑学:2019年から始まるリステッド競走

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ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。

今日は2019年から開催される、「リステッド競走」ってのについて。
レースの後ろに(L)が付く、そんなリステッド競走って何?という話。

オープン特別でも上位/下位ができる

降級制度が廃止されてオープンクラスのレースが通常のオープン特別と上位オープン特別の二種類に細分化される、という制度。
重賞よりは格付が下だけどオープン特別のレースでは上位とされるレースが「リステッド競走」と呼ばれるレースです。

グレードが付く重賞ほどではないけども、それに次ぐ重要な競走であることを示すことが(L)マーク=リステッド競走です。

2019年1月ではリステッド競走は以下のようなレースが指定を受けています。
※3歳オープンのリステッド競争
ジュニアC
紅梅S
若駒S
クロッカスS

※古馬のリステッド競争
ニューイヤーS
淀短距離S
すばるS
白富士S

さっそく先週開催されたリステッド競走のジュニアCを外してしましました…。

でもリステッド競走と銘打たれたジュニアCは出走馬全頭が一勝馬という開催でした。オープン特別でも上位とはいえ、うーん。

海外競馬では一般的、というわけで日本も

これも競馬の国際化の一環といえます。
海外でも重賞馬のほかにリステッド競走の勝ち馬は通常のオープンクラスのレースの勝ち馬よりも評価される傾向にあり、重賞に次ぐ重要なオープン特別のレースであるリステッド競走の勝ち馬もちょっと高く評価するようです。

(知らなかったけど、例えばセリの名簿に掲載される馬名は重賞勝ち馬とリステッド競走の勝ち馬は太字で表記されるという別扱いがあるらしいです。あとJRAの位置づけでは"重賞に次ぐ"という表現から"準重賞"という位置づけになっています。国際的にはオープン特別のレース全体の中での上位・下位の格づけであるという解釈とやや異なるようです。GⅢとオープン特別のレースの間の格が存在しないから現状ではどっちでも同じ解釈にはなりますが。何かをきっかけにちょっとこの解釈の違いは話題になりそうな気がしますね。)

海外では一般的なリステッド競走の格付け、いよいよ日本でも始まります。といっても私の様に予想する一般のファンにとって劇的に何かが変わるってワケでもなくて、主にレースを使う側が気にするような指標ですからね。リステッド競走によって予想が変わるってわけではないと思います。

でも気にしておきたいのは

リステッド競走の方が重要なレースという指定がされているので、馬を出走させる馬主・調教師の思惑を読むうえでは参考になるかもしれません。
どうせならリステッド競走に出走させるはずのところを敢えて外してきたのは何か理由がある?とか、重賞は荷が重いと言える実力だけどリステッド競走ではないオープン特別のレースなら通用しそうとか、相手関係(力関係)を図る上ではリステッド競走という新たな格付が生まれることで、指標にするポイントが一つ増えたといえます。これはこれで歓迎すべきことなのかも。

レースによってはGⅢよりも豪華メンバーになることもあるオープン特別のレースに新たな格付けが誕生する、という話でした。