今週は高松宮記念の前哨戦シルクロードS、フェブラリーステークスの前哨戦として根岸S、プラス愛知杯です。
平場では、新馬勝ちから葉牡丹賞で三着と好走したPOG馬サトノラディウスが出走してくるのが楽しみです。土曜京都9R梅花賞に鞍上武豊JKで出走予定、と鞍上も乗り替わり、心強い武豊JKを迎えて500万下突破を狙っています。葉牡丹賞で先着を許したシークレットランやランフォザローゼスが重賞の京成杯で好走したもんですから、ここは期待が持てますね。
あと、日曜京都8Rの500万下クラスにはシンハラージャが鞍上浜中JKで出走予定とこちらも楽しみ。
根岸S
差し・追い込みがよく決まる東京らしいダートの短距離戦。
カフジテイクに熱狂していた時期もありますが、今年はサンライズノヴァですね。ダートの追い込みなら一流。
しかし今年の根岸Sはいつもと様子が違う…、と、いうのもNHKマイルC覇者である芝のGI馬ケイアイノーテックがダート転戦で初ダートで重賞に出走。どんな走りを見せるのか気になるところです。母系の血統からはダート走っても不思議じゃないところはありますが、サンライズノヴァ相手にどれくらい走るかは見ものですね。
いま三連勝で重賞制覇したコパノキッキングも出走、カペラSを含めてそれほど一線級の相手とレースしてきていないんじゃないかってところがありますが、準オープン⇒オープン特別⇒重賞（GⅢ）と着実にステップアップしています。フェブラリーステークスに向けてここが試金石の一戦になりそうです。
JBCスプリント好走のキタサンミカヅキも侮れないし、マイルチャンピオンシップ南部杯でルヴァンスレーヴやゴールドドリームに続く三着だったメイショウウタゲや去年海外でGI勝利したあとJBCスプリントも好走だったモーニンと目移りしそうなメンバーが登録しています。なかなか絞るのが難しそうな東京ダート短距離重賞となりそうです。
シルクロードS
混戦模様の東京に比べてその裏の京都では芝の短距離シルクロードS。高松宮記念の前哨戦として定着しているレースです。こっちは混戦にはならなさそうな感じもします。
まずは、去年馬券の面でお世話になったラブカンプーの本年初戦となる点が興味惹かれます。去年のスプリンターズステークスこそ穴馬の一頭でしたがここでは人気しそうです。三歳牝馬ながら破竹の勢いで夏競馬を古馬相手に走り抜けて、その勢いでスプリンターズステークスも好走してしまったような印象があります。明け四歳となってさらに勢いづいてもおかしくないだけにここは気にしておきたいところですね。
同じ明け四歳ではもう一頭人気しそうなダノンスマッシュもいます。
NHKマイルCを0.4秒差とマズマズの走りで完走してから準オープンクラスで古馬相手に完勝、続くキーンランドCでも斤量の恩恵があったにせよレッツゴードンキやムーンクエイクのような強豪相手に二着と好走、斤量の恩恵が少なくなった11月には休養明け初戦で京阪杯で二着に0.3秒差をつけて快勝しています。本格化したような感じもするロードカナロア産駒、ここで人気の中心になるのも仕方ないような気がします。
さらに人気しそうな明け四歳馬はもう一頭、ロードカナロア産駒のアンヴァルです。母アルーリングボイスというなかなかにファンが多そうな血統のアンヴァルもオープン特別で二走勝ち負けの競馬をしていますし、ダノンスマッシュが勝った京阪杯も0.3秒差の四着と決して負けてないところがあります。今回ダノンスマッシュやラブカンプーより斤量の恩恵を受けそうなのがこのアンヴァル、この馬も人気しそうですが走りは要注目ですね。
と、このように明け四歳ばっかり気になっておりますが、近走走りが安定しているダイメイプリンセスとか、ローエングリン産駒のナインテイルズとか去年も人気落としてシルクロードSは好走したセイウンコウセイとか、古馬にも魅力的な馬が何頭かいます。
人気が明け四歳馬に集中するだろうと思われるので五歳以上古馬はそれほど人気にならないんじゃないかって思っています。そこでいまいこと明け四歳馬の取捨と五歳以上古馬の組み合わせを上手く狙っていこうかなと思っています。今のところは。
愛知杯
他の二重賞に比べて全然絞れそうな気がしてこないレースが愛知杯。
一応人気しそうなノームコアは出走しますけどノームコアで万全とも言えない感じはします。去年の京都大賞典で牡馬相手に好走したレッドジェノヴァもいますね。サトノダイヤモンドと0.1秒差という接戦で力を見せたレッドジェノヴァはその次走エリザベス女王杯でも四着と人気通りの好走、個人的に2000mはちょっと忙しいような印象もありますが実績から言ってノームコアとレッドジェノヴァで抜けているレース。
しかしこのレースはハンデ戦の牝馬限定戦という荒れる要素がたぶんに詰まったレース。やっぱ人気サイドですんなり決まるような感じがしてこないんですよね。
敢えて穴狙いするとしたら前走も含め重賞で掲示板までの競馬がポツポツ散見されるレイホーロマンスとか準オープンクラスを勝ち上がり直後のウラヌスチャーム、ランドネ、レイズアベールのような勢いに乗って勝ち切るような感じですかね。ランドネは前々から素質を期待されていた一頭でもありますし、ここで重賞初制覇しても不思議じゃないところはあります。さすがに格上挑戦の馬はないだろうなぁ…スカーレットカラーとかウスベニノキミとか。
見れば見るほどに怪しくなってきて悩むことになりそうな気がします。
