今週は古馬の中距離重賞中山記念、スプリンターがこぞって参戦の阪急杯の重賞二鞍。
オープン特別も三歳戦すみれS＆マーガレットSにダートの仁川Sと多数あり、面白そうなレースです。
平場では、土曜阪神6Rの500万下でシンハラージャが鞍上ルメールJKで出走、同じく阪神8Rでは500万下にソシアルクラブが鞍上岩田JKで出走、と去年のPOG愛馬が二頭とも期待できる鞍上で出走してきます。人気もある程度被りそうな二頭。
翌日の日曜阪神5Rでは未勝利戦にPOG馬ローザジルベルトが鞍上国分JKで初勝利を目指します。厳しいかなとは思いますけども頑張って欲しい一頭です。
中山記念
スワーヴリチャードの今年始動戦が中山記念です。
昨年秋は不完全燃焼なレースが続いた印象がありますが、中距離路線ではまだまだ日本の競馬の中心にいる一頭と言うレベルのスワーヴリチャード。
どんなレースを見せてくれるか楽しみです。大阪杯に続くレースなので、やはりここで（始動戦といっても）期待外れなレースはできないところ。
ただ、初戦だけにひっくり返されないとも限らない強力メンバーが揃っています。
まずは香港GI二着の好走で今が旬と言えそうなディアドラ。去年の今頃は京都記念で凡走していましたが秋競馬はほぼパーフェクトと言えそうな競馬内容。とはいえ前走の香港カップはさておき一線級の牡馬と対戦したときの実績がどうか？という点は気になるところです。
ディアドラと人気を分けそうなのがステルヴィオ、明け四歳の今が一番のロードカナロア産駒、強豪揃いの毎日王冠二着と好走で続くマイルCSを前年の勝ち馬ペルシアンナイトを僅差で下し快勝、毎日王冠では本格化の兆しを見せていたのがマイルCS制覇で一気に主役級の扱いになってきました。休養明けとはいえ鉄砲実績はあるし、皐月賞の好走もあるから中山1800mというコースにも問題なさそう、こっちが一番人気かなぁ…と思えるステルヴィオ。
同じ明け四歳の有力馬に皐月賞馬エポカドーロもいます。
秋は凡走を繰り返した感がありますが、いずれも自分のレースを全くしてないような内容だったことから、ここは仕切り直しの一戦になりそうな予感。しかも皐月賞勝利の舞台である中山コースに再び戻ってきますのでコース適正から考えてもありそうなエポカドーロ。ただ、（個人的な意見ですが）馬場は渋ったほうが良さそうな気がします。パンパンの良馬場ならステルヴィオ、ちょっとでも渋った馬場ならエポカドーロ。
とはいえ開幕週ですからね…開幕週の馬場を味方にして逃げるんならエポカドーロの方にも分がありそうに見えなくもない、結構迷うところです。
上位のGI馬だけじゃなく、去年の中山記念の勝ち馬ウインブライトも気になりますね。寒い時期だけ走る？と思わせる戦歴、今年は中山金杯勝利から中山記念に出走です。去年も中山金杯二着からの中山記念勝利、とこの時期のこの二戦は走るタイプ、侮れません。
ウインブライトがアリならこの馬、ラッキーライラックもアリだよね、って感じもしてきます。阪神JFは圧勝でしたが、翌年チューリップ賞勝利から一年近く勝利から遠ざかっています。でも牝馬クラシック三冠を走り切って結果はさておき好走もしていますので、何とも侮れない存在。
いやそんなこと言っちゃったら、去年の中山記念三着のマルターズアポジー。鞍上が乗り替わり武士沢JKです。ブッシーが戻ってきましたよ、ってのはファンとしてはアツいものがあります。マイペースでハナに立てばこれだってアリじゃないかって思えます。特に前走出遅れで全く競馬になってなかったわけで前走は全く度外視していいですがおかげで人気しなさそうだし、前走出遅れ最後方待機という真逆の競馬でしたが上がり三ハロンの脚はなかなかのものを見せてくれています。調子は上向いているように見えますね。
複勝圏内は難しいかもしれないけど、ローエングリン産駒ハッピーグリンも出走してきます。とかくこの中山記念は取捨に迷いそう、じっくり考えたい一鞍ですね。
阪急杯
高松宮記念を狙うスプリンターが多数登録、本番の高松宮記念はシルクロードSをステップとした馬が中心という定番ですが、2016年は阪急杯勝利から高松宮記念二着のミッキーアイルの例もあるので本番に向けては軽視できないレースです。
中心はやはり阪神カップのワンツーであるダイアナヘイローとミスターメロディですかね。そこに古豪レッツゴードンキやら阪神カップ三着＆四着の二頭スターオブペルシャとダイメイフジの二頭あたりが人気しそうなところ。
うーん、現在三連勝中のエントシャイデンも気になります。
上位人気と下位人気の差がちと大きいかなと思う登録メンバーです。中山記念と違って手堅く狙っていこうかなと思う阪急杯です。
