SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2019:スプリングS、阪神大賞典、他

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今週は皐月賞トライアルであるスプリングSに春の長距離戦線の前哨戦で中心となる阪神大賞典と日曜メインは前哨戦二鞍。加えて土曜にはフラワーCとファルコンSという3歳重賞二鞍と重賞だけで四戦ある豪華な週です。

今週は平場の注目馬出走がありません。ちと寂しいのですが、こんな週もあるってことで。
エルプシャフトが今週のスプリングS出走のロジャーバローズの調教相手を元気に併せ馬でやってました。

スプリングS

十年前に勝利したアンライバルドからすっかりレースの性質が変わったように(個人的に勝手なイメージではありますが)思えるスプリングS。アンライバルドが勝利した2009年から一年おきにGI馬を輩出しているレースなんですよね。オルフェーヴル(2011)、ロゴタイプ(2013)、キタサンブラック(2015)、でその次がウインブライト(2017)なんですがウインブライトはGI級の力を中山コースで誇示しつつ、まだGIには手が届いていない、と。で代わりにというか何というか、その翌年の勝ち馬ステルヴィオ(2018)が一足お先にマイルCSを勝利しちゃった…、ん?なんか規則性が一昨年・去年くらいから崩れて来ている?なんて気もしますが、気にしない。
スプリングSが重要なのは90年代から変わらないってことです。

個人的には「こりゃもうファンタジストとディキシーナイトです」って思ってたんですけどね。よく見ると朝日杯二着のクリノガウディーも出走してくるし、アドマイヤジャスタ以外には負けてないロジャーバローズも前走福寿草特別を快勝しここ出走してきます。

うーん。どうかなぁ。
本命視されるファンタジストは朝日杯以来の競馬、朝日杯も決して悪い競馬じゃなかったけど、結果的に外枠が響いて四着、レース後の武豊JKのコメントにも現れています。内の馬にイイ展開だったので内枠が欲しかったという趣旨のコメントに決して力負けじゃないよというメッセージが込められているような気が。重賞二連勝というのはやはりそれなりに実力が伴っていないと難しいことなので、メンバー中でも実力は上位に見てイイかと。

クロッカスSで勝利したディキシーナイト、牡馬と牝馬で差があるとはいえ、クロッカスSで二着に入ったルガールカルムがこの間のアネモネS圧勝から考えても、この馬の力は評価しておかないと痛い目に遭いそうな予感がします。

ラストドラフトが快勝した京成杯で負けたシークレットラン、直線ではこの馬なりに伸びましたけどももう一伸びが足りなかったような印象。ある程度人気しそうだけど、このメンバーだとちょっと足りないかなぁという感じも受けています。そのラストドラフトも弥生賞では七着と大きく負けてしまいましたし、ちょっと評価が下がるところですね。

あとは重賞好走メンバーがそろったきさらぎ賞で二着好走のタガノディアマンテも侮りがたい、きさらぎ賞の出走メンバーは重賞で勝ち負けしているヴァンドギャルドやアガラス、こないだ弥生賞を勝ったメイショウテンゲンが出走して、その馬たちに先着した二着ってのは現状のデキがイイよって考え方もあります。結構有力馬だけでも迷いそうなレースになりそうなスプリングSです。

阪神大賞典

昔は現役バリバリの四歳馬五歳馬が人気の中心になるようなレースだったはずなのですが…、近年ステイヤーの高齢化が進んでおり、今回の阪神大賞典もそれを象徴するように一番若くて六歳馬、一番高齢が九歳馬サイモンラムセスというある程度馬齢の高い晩成ステイヤーたちの争いになっています。

その中で一番人気を張りそうなのがシャケトラですね。
AJCCで一年ぶりの競馬を快勝して一気に長距離戦線では主役候補を取れそうな勢いを感じます。瞬発力なら一級品というフィエールマンの追撃を振り切っての勝利は価値が高そうです。
宝塚記念での好走もあるので、阪神コースが合う合わないという点も気にしなくてよさそうですし。ただ、1年以上休養していたシャケトラが前走休養明けでいきなり快勝した二走目の反動ってのがないものかは気に掛かるところです。人気するだろうからこそ見極めたいところですね。

アルバートの後を受け継ぐステイヤーを目指すのがリッジマンです。ここも人気しそうですね。
去年アルバートが出走取消したステイヤーズステークスを快勝、丹頂Sから二連勝で重賞制覇でした。有馬記念はしょうがないにしても、以前にはダイヤモンドS二着の好走や万葉S二着と3000m級のレースは強さを見せています。スタミナ勝負なら同じステイヤーズステークス二着だったアドマイヤエイカン共々ここは勝負になりそうです。

最近の長距離線は瞬発力が要求されるケースもあるので、逃げ・先行馬で出走メンバーを占めている今年の阪神大賞典はリッジマンに展開が向きそうなイメージもあります。

そこを穴で考えるとステイインシアトルなんかイイかも、って思いました。
阪神が得意なステイインシアトル、割とちょくちょく狙っている馬です。
阪神の3000mという舞台でどう出るかは課題ですけど、阪神コースは重賞鳴尾記念を含め三戦二勝の相性OKなコース適性、このコース適性にものを言わせて似たような脚質の馬たちがそろった阪神大賞典で抜け出しての勝利、ってのももしかしたらあるかもしれません。人気にならなさそうだし。

フラワーC

桜花賞ってよりはオークスに向けた中距離狙いの牝馬が出走してくるレース。
今年の出走馬で素質ならエールヴォア、長めの距離のレースを好成績で走り切っている実績を考慮しておきたいかなぁと思います。
適距離よりちょっと短いマイル戦の重賞アルテミスSではシェーングランツに0.3秒差の三着、好走したほうに見えます。シェーングランツがその後の阪神JF四着、チューリップ賞五着と一線級のメンバーでそれなりに走っていることを考えると、メンバーが一枚落ちるここだと勝ち切っても不思議じゃないね、と思える一戦に見えます。

後はディープインパクト産駒のレッドベルディエスですかね。
クイーンC五着ではありましたが中山1800mという舞台のほうが合うようなイメージがあります。中山コース替わりで見直しもありだなと思える一頭。

中山という舞台を考えると菜の花賞を圧勝したコントラチェックも注目しておきたいところ。
菜の花賞は個人的にはPOG馬のタンタラスを注視していたので、勝ったコントラチェックはあまり見てなかったのですが、それでもハナを切って道中先頭でレースを引っ張ったコントラチェックが上がり三ハロンのタイムもメンバー中第二位の脚で逃げ切って、二着のタンタラスに三馬身差の圧勝、強いレース振りでした。

他にも中山が良さそうなエフティイーリスなんかもいますので、この辺は枠順発表後に絞り込んでいきたいところです。

ファルコンS

たまーに、NHKマイルCの予想時に検討が必要になるレース、とはいえ直結のイメージはなく、ここ勝負の馬を狙っていきたいレースといえます。
オープンクラスですでに勝利実績や好走実績を持つ、イッツクールやシングルアップ、ジャカランダシティ、ハッピーアワー、ヴァッシュモンといったあたりが中心かな、と見えます。中でもヴァッシュモンはちょっと抜けているかなと思える戦歴。
これにオープンクラス未勝利で現在一勝馬ながらサウジアラビアロイヤルCでグランアレグリアの二着となったドゴールがどう争いに加わってくるかが見物なレースです。
ドゴールの前走クロッカスSはディキシーナイトに0.2秒差の三着、ドゴールの走り次第では翌日のスプリングSの予想もちょっと変わってくる可能性があります。そんな見方も含めて、ちょっと気にしておきたいレースですね。

あと、現在二戦二勝で無敗でここ挑戦となるジャパンスウェプトとグルーヴィットの二頭も気にしておきたいですね。無敗の三連勝、ってのもあるかもしれません。