今週はNHKマイルCと京都新聞杯と重賞二鞍。
しかしオープンクラスのレースはリステッド競走五鞍＋通常のオープン特別一鞍でバリエーションに富んだレースがたくさん。
平場では、オールザゴーが土曜東京8Rに鞍上D.レーンJKで出走、同じレースにはスイーズドリームスも鞍上三浦皇成JKで出走します。どちらも前走はある程度好走しているのでここも勝ち負けくらいの期待は持てそうな一鞍に見えます。
回収率は奮わないものの的中率はレース別で51.8%まで回復してきました。コンスタントに予想した馬が上位に来てくれている現状はある程度好感触です。
新元号元年が始まった今週も当てていきたいです。
NHKマイルC
アドマイヤマーズとグランアレグリアの再戦、ここに連勝できさらぎ賞制覇のダノンチェイサーがどう絡んでくるかを考えるような状況になりそうです。
おそらく桜花賞を圧勝したグランアレグリアが人気を背負うと思われるのですが、果たして安直にそれでイイの？と思う人気馬二頭。朝日杯ではアドマイヤマーズがインで伸びあぐねているグランアレグリアに並び掛けるとそのままスッと抜き去ったレース内容を考えると、舞台が1600m戦に戻ったココこそアドマイヤマーズの出番なんじゃないか？という考え方もあります。この二頭に割って入るにはかなり実力が要求されるような気がします。
そこで唯一上位人気二頭に割っては入れそうな素質馬がダノンチェイサーかなと思えるメンバー。
きさらぎ賞を圧勝した実績から、かなり走りそうな実力馬で、休養明けとはいえ軽視は禁物のように見えます。この辺の力関係の取り方が難しそうなレースになりそうですね。ダービーはちょっと距離が長いんじゃないかな、と言われているだけにここの走りは要注目と言えそうです。
あと、適距離って意味じゃあダノンチェイサーよりもファンタジストのほうが注目したいですね。前走はいかにも距離が長かった印象で、スプリングSの1800mで好走したのが不思議なくらい（たぶん地力で距離の壁を乗り切った印象）です。朝日杯でも外枠でロスが多いところが響いただけに、距離短縮＆内枠に入ったなら、という前提で再評価してもいいのかなぁと思いました。
これだとガチガチで決着してしまいそうなので、アーリントンCの一着二着馬も気にしておきます。
京都新聞杯
ワグネリアンの弟という良血馬カントルが登録していたのですが、回避で出走なしと残念なところ。
どうも休養ということらしいのですが、兄ワグネリアンもダービー勝利後に秋は神戸新聞杯を勝利したもののそこから長期休養を余儀なくされたのもあって、体質的に弱いところがあるのかなぁ、とちょっと思いました。
ゲートに辿り着けなかった良血馬カントル、しかし他にも有力馬はちらほら。
一番手はやっぱりタガノディアマンテだろうなと（個人的には）思います。
強いところ（一線級の実力馬）を相手に皐月賞はよく追い込んで六着、掲示板こそ外したものの、最後方からの末脚は並の凡馬にはない切れだったと思います。ジリ脚のサトノラディウスにちょっと分けて欲しいくらい。
きさらぎ賞も皐月賞も最後方待機から大外一気の末脚で力を見せる競馬を続けるタガノディアマンテ、ちょっとメンバーが落ちるここなら一気に勝ち切っても不思議じゃない、そんな実力馬です。なんだかんだでスプリングSも強いレース振りでしたし。
しかし、今までの戦歴と人気を踏まえると、ここで「一番人気はタガノディアマンテ」って姿がちょっと想像できない、というのもあります。タガノディアマンテって穴であっと言わせるイメージはあっても一番人気に推されて勝ち切るっていうイメージの馬じゃないような（勝手なイメージですが）。
そうなるの二番手はブレイキングドーンってことになります。皐月賞こそ二桁着順に終わりましたが、京都2歳S二着の実績から考えて京都コースへのコース替わりはプラスなんじゃないかなぁと。実績的にも上位ですしここはチャンスなのかも。
京都コースへのコース替わりがプラス、という見方をするとロジャーバローズも良さそうな一頭。
前走のスプリングSが残念な結果だったものの、勝ち馬との差は0.4秒差の七着ならそれほど負けていないように見えます。ここで京都コースに戻るのであれば福寿草特別の勝利もあるし、紫菊賞でアドマイヤジャスタに0.2秒差の二着もあるしで、再評価して良さそうな一頭にみえます。
ただ、前走の敗因が外枠（16頭立ての15番枠）に要因があるようであれば、やっぱ内枠が欲しいかなぁと思います。実際前走を除いて内枠（内寄りの枠）で三戦好走していたってのはありますし。
他にもステイインシアトルの半弟トーセンスカイなんかも面白そうですね。海外騎乗帰りの武豊JKが手綱を取ります。
もう一つのダービートライアル
土曜東京メインレース、プリンシパルSもダービートライアルです。
関東馬の有力どころが出走してきます。
中心は休養明け初戦を大寒桜賞二着で一叩きして上積みが見込める名門藤沢（和）厩舎のルヴォルグです。もちろん鞍上ルメールJK。
ここと既に重賞実績のあるシークレットランで争うようなイメージがあります。
ここに一戦一勝でステルヴィオの半弟という良血馬ヒシゲッコウがどんなレース振りを見せてくれるのかが楽しみな一戦。
あと良血という意味では、関西馬ダンスディライトもきになります。未勝利戦を勝利した直後ではありますが、母ダンスインザムードという良血の血、兄弟も重賞で勝ち負けしているような（実際の勝ち鞍は思ったほどないけど）実力を秘めています。ただ、新馬戦でヒシゲッコウに0.5秒差付けられて三着に敗れているのは多少気にしておくところかも。
