ノームコアがレコードで勝利、従来のレースレコードを1秒、コースレコードを0.8秒も詰める速い時計の決着となりました。
予想の結果:
4着:△6番:ラッキーライラック
5着:◎11番:アエロリット
…
8着:○7番:ミッキーチャーム
…
18着:▲15番:カンタービレ
馬券の結果:
的中した買い目には「=アタリ!」
外れた買い目には「=ハズレ」
----------------------------------
単勝:11番:アエロリット=ハズレ
馬連:7-11、11-15、6-11、7-15=ハズレ
馬単:11-7、11-15=ハズレ
ワイド:7-15=ハズレ
三連複:ボックス
6、7、11、15=ハズレ
三連単:11-7-15、11-7-6、11-15-6=ハズレ
振り返って
スタートは揃ったスタートからレースが始まりました。
好スタートはアマルフィコースト、一気に先頭に立ちます。そこを、押して外からアエロリット、先頭に立つまで押して、押して前に出ます。
ハナを切ったのはアエロリット、先頭を奪います。続くのはアマルフィコースト、併せてもう一頭の影が見えます。(わかんなかったけど、あとで確認したら多分ミッキーチャーム)
単騎レースを引っ張るアエロリット、鞍上の決意を感じます。二番手はアマルフィコーストと併走するミッキーチャーム、その後ろにソウルスターリング、クロコスミア、ラッキーライラック辺りの先行馬、カンタービレがそのちょっと後ろにレッドオルガやノームコアと同じような位置取り。
各馬三コーナーから四コーナーに差し掛かります。
先頭はアエロリット、リードがあります。
二番手はアマルフィコーストもミッキーチャームが制して外から前に出ようとします。
三コーナーから四コーナーでは全く動きが無く、レースは最後の直線へ。
先頭はアエロリット、二番手ミッキーチャーム、いい感じ。
外からラッキーライラックが伸びてきます。東京の直線は長いとはいえ、なんかこのまま決まってくれればなぁ、と思います。
しかし、東京の直線は長い。
残り200mで状況が激変。
外からノームコアが伸びてきます。さらにそのノームコアの外からはプリモシーン、インからは クロコスミアがラッキーライラックと馬体を併せて伸びてきます。
最後の最後、抜け出したのは葦毛の馬体、ノームコア。
外からプリモシーンが迫りますが、わずかに半馬身ほどかわして先頭ででゴールインし、ノームコアがGIを初制覇した瞬間でした。
D.レーンJKもJRAのGI初制覇、人馬共にGI初制覇となりました。
終わってみればレコードタイム1:30.5秒、従来のレコードを1秒ほど更新する早い時計決着でした。(ヴィクトリアマイルレコードは1:31.5秒、なお東京マイルのコースレコードは1:31.3秒)
むむぅ…またしてもD.レーンJK。前日GⅡ京王杯を勝利して返す刀で乗り替わりノームコアでいきなりGI制覇とは…。
結果的に見えればレコードを1秒更新する速い時計の決着、そもそもノームコアは中距離馬ですが中距離を走りきるスタミナ・タフさが要求される速い流れの展開になってしまったところで、本質的には中距離馬であるノームコアやクロコスミアに流れが向いた、というレースになったように見えます。
アエロリットがスタートで思ったほどのダッシュが付かなかったことから、押して先頭に立つことになったのですが、これでペースが速くなってしまったのかなぁ…、と思ってました。前半のペースがスプリント戦かってくらいの速いペース、アエロリットは多少速いペースであってもお終い踏ん張る脚を持ってはいます(実際残り200mまでは先頭だしそのまま踏ん張って掲示板には載っています。)が、しかしなにぶんレコードが出てしまうような異次元な速さだったのが誤算だったのかもしれません。速すぎたね。
アエロリットが速いペースで引っ張ってくれたおかげで台頭してきたのが中距離の差し馬たちです。ノームコアやクロコスミアのような本質的に2000mくらいがちょうどいいような馬が上位に進出してきたという結果に表れていると思います。逆にスプリンター寄りの馬たちには厳しいレースになってしまったんじゃないかなぁと、実際人気のレッドオルガはゴール残り200mのハロン棒を過ぎたくらいで完全に脚が止まっていましたし、短いとこ向きなレッツゴードンキやワントゥワンも二桁着順に沈んでしまいました。上位(プリモシーンはさておき)掲示板を閉めたほとんどがマイル以上の中距離実績がある馬という点が興味深いレースになったと思います。