今週は函館競馬場の開幕戦、いきなりサマースプリント初戦となる函館スプリントSが開催。
東京では三歳ダート戦のユニコーンS、阪神ではリステッド競走の米子Sと
平場では、土曜日に東京10R2勝クラスの相模湖特別にスイーズドリームスが鞍上レーンJKで出走、阪神4Rには未勝利戦にPOG馬ローザジルベルトが鞍上西村JKで出走、同じ阪神7R1勝クラスにはヴィルトゥースが鞍上浜中JKで、POG馬エスポワールが鞍上デムーロJKでそれぞれ出走します。
日曜には東京10R2勝クラス町田特別にラボーナが鞍上石橋脩JKで出走と、なかなか多く気にしている馬が出走してきます。
17-18年のPOGは終わりましたけどローザジンベルトとエスポワールには頑張って欲しいなぁと思います。
函館スプリントS
サマースプリント初戦となるレース。夏の牝馬、まだ夏じゃないよ、って言われそうな時期ではありますが、函館スプリントSは牝馬が好成績を挙げるレース。
とはいえ今年の中心は牡馬かなぁ、と思うメンバー。
まずは個人的にアスターペガサスに注目です。
前走葵Sはこれまでの凡走を一気に覆す走り、予想に入れてよかったー、と思った走りでした。
函館は重賞勝利もある舞台、しかも同じ1200m、期待できそうな舞台です。
でも、人気しちゃうんだろうな…。
とはいえ、今年は圧倒的に人気を集めそうな二頭の有力馬が特別登録しています。アスターペガサスにはそれほど人気が集中するわけでもなさそうに思えます。
その一頭が前走GI高松宮記念で一番人気に推されるも四着に敗れたダノンスマッシュです。能力はGI級と見られています。
正直血統面から言っても近走の実績から言っても、昨年の夏に函館で準オープンクラス勝利と札幌のキーンランドCで二着している洋芝適正という点を踏まえても、一番人気必至なのは仕方ないところです。近年の函館スプリントSって毎年GI級の馬が一頭は出てきますよね。
二番手が前走休養明けの京王杯SCを解消したタワーオブロンドンです。
この馬はダノンスマッシュより強調材料が少ないものの、実力から言ってやはり一番人気を競っておかしくない実力馬です。洋芝適正も新馬戦勝利や札幌のクローバー賞で上がり三ハロンメンバー中最速の脚で二着と洋芝適正はあるところを見せています。有力候補の一角といえそうです。
ただ、個人的には1400mベストであり1200mちょっと足りない、1600mは一ハロン長い、ってそういうタイプなんじゃないかなぁ、と思うような一面も見え隠れします。1400mのスペシャリストって意外と昔から居るんですよね。その辺きちんと取捨したいと思っています。
あとは函館札幌で二勝のリナーテも注目。
前走京王杯の脚はお見事でした。これで二戦連続重賞二着という好走。しかもどちらの重賞でも勝ち馬から0.1秒差という僅差。斤量も近二走と同じ54キロの斤量ですしなかなか期待が持てるんじゃないかと思っています。
あとは登録馬の時点ではデアレガーロも洋芝適正があるタイプで狙って見たいところだな、と思っていたのですが、残念ながら回避となりました。スピード勝負なら人気薄で好走も多いティーハーフもココは回避、デアレガーロ同様にキーンランドCを目標に調整するようです。
とはいえ、今年の函館スプリントSはなかなかに好メンバーで好レースを期待できそうな面々の争いになりそうです。
ユニコーンS
やっぱここは前走青竜Sから出走の上位三頭抜きにはちょっと考えられないかなぁと思う一戦。
前走青竜Sは同じ東京ダート1600m戦ですし、そこで上位だった馬は同じ東京ダート1600mのユニコーンSでも同じように好走しそうな雰囲気がありますね。勝ったデュープロセス、二着デアフルーグ、三着ニューモニュメントと三頭が出走してきています。
加えて前走交流戦のヴァイトブリックと京都1400mの端午S勝利から出走のヴァニラアイスが人気しそうですね。
芝からの転戦も二頭、ワイドファラオとロードグラディオの二頭がNHKマイルCからの出走です。そのうちワイドファラオはニュージーランドTの勝者であり、NHKマイルCでも9着ながら勝ち馬からは0.4秒差と僅差のレース振り。前々走が馬体重+12キロと大幅増で前走馬体重-12キロと大幅減で出走でした。今回はどのくらいの馬体重になるかも気になる所です。
あとは昇級初戦となる二勝馬も気になる馬が一頭、ダンツキャッスルです。目立った成績というわけではないのですが、前走ハナを切って逃げて二着に五馬身差の圧勝と、派手な勝ちっぷりでした。
なんかこうやって見てみると、意外と青竜Sの上位三頭で盤石じゃないのかなぁという感じもするユニコーンSです。
去年のルヴァンスレーヴだけでなく、勝ち馬にはサンライズノヴァ、ゴールドドリーム、ノンコノユメ、などダートの一流馬がズラリ、出世レースだけにどの馬も力が入る一戦になりそうですね。