今週はサマー2000シリーズ三戦目の小倉記念、ダートの三歳重賞となるレパードSと面白い重賞二鞍。
今日も特別登録馬からなんとなーく気になる馬たちをメモ。
平場では、アブソルティスモが日曜札幌1R未勝利戦に出走予定、鞍上は引き続きルメールJKということで未勝利戦では期待大。前走新馬戦では勝ち馬サリオスに二馬身差完敗でしたが三着以下は七馬身差、その走りっぷりから言っても未勝利戦では足踏みするまい、と考えています。
ただ、骨折で出世が遅れた半兄のレイエンダはさておき半兄のソルドラードは未勝利で足踏みして出世が遅れた、ということもある（とはいえ先月の未勝利戦を二着に八馬身という次元の違う脚で圧勝はしていますが）ので、ここはすんなりと通過して欲しいと願っています。
小倉記念
やはり人気・近走の実績ともに一番となりそうなメールドグラースでしょう。
新潟大賞典と鳴尾記念で重賞連勝中、条件戦と合わせて四連勝中、トップハンデもやむなしだし人気もかなり被りそうです。
それでも仕方ない位の実績がメールドグラースにはあります。前走の鳴尾記念ではハナを切ったブラックスピネルが二着と前が残る展開でこの馬にとっては厳しい流れとなったはずのレースをきっちり差し切り勝ち、新潟大賞典で退けたミッキースワローが七夕賞を快勝しているように、近走急激に力は付けてそうなメールドグラース。さらに上も目指せる逸材といえそうです。秋に向けて注目の一戦となる小倉記念といえるのかも。
次点はアイスバブルかなぁ、と思います。
条件戦二連勝でオープンクラス昇格、昇級初戦となったのは目黒記念ですが、これが休養明け。
休養明けで挑んだ目黒記念は勝ったルックトゥワイスを始めとして、一番人気のブラストワンピースや去年の勝ち馬ウインテンダネスに加え、アルゼンチン共和国杯二着の実績を持つムイトオブリガードとソールインパクト、青葉賞勝ち馬ゴーフォザサミットと結構な骨のあるメンバーが揃っていたレース、その中でルックトゥワイスはとらえきれなかったものの、その他を抑えて二着というのは実力があると言えそうです。
あとはクリノヤマトノオーなんか面白いかも。
七夕賞はいつもより前での競馬、しかし割と前につけていたせいか以前のように直線の伸びが物足りなかったような感じもします。やはりこの馬は道中はきっちり脚をためる競馬のほうが好成績が狙えそうに見えます。ここでいったん見直してもういっちょう狙って見るのもイイかも。
展開次第ではタニノフランケルが浮上してくるシーンもあるのかなぁ。
先週の小倉コースでは開幕週らしく前有利な展開で決まる傾向がありましたので、個人的には小倉大賞典二着のタニノフランケルの前残りなんかどうかな、と思うところもあります。ただメールドグラースは強いけど。
そういう意味じゃレトロロックも面白いのかな、と思っています。
タニノフランケルのような小倉コースの実績って意味ではレトロロックもハンデ次第では面白そうな一頭といえるかもしれません。去年小倉日経オープンを二着に二馬身差をつけて快勝、前走の小倉大賞典こそ着外に敗れてしまったものの、小倉コースは七戦して四勝二着一回の好走実績を持つ相性の良いコース。全六勝のうち四勝を小倉でたたき出しているのを見ると、ココもちょっと期待してしまいます。
夏のサマー2000ハンデ戦ということもあって、荒れる要素も感じる小倉記念。なかなか難しそうですが、どうにか絞り込んで行きたいと思っています。
レパードS
やはり実績から言ってデルマルーヴルかと。
2歳交流GIの全日本2歳優駿二着に加え、前走のジャパンダートダービーでも二着、GI二着二回はこのメンバーなら実績上位といえそうです。
海外遠征しUAEダービー四着も実績としてはなかなかです。
次点はサトノギャロスですね。
除外や出走取消を除けば、新馬戦こそ二着だったもののあとは破竹の三連勝（競走除外を挟む）です。まだ底が見えない戦歴、重賞でいきなり勝利もあるかもしれません。
あとは、ハヤブサナンデクンとか。
一着と三着を繰り返して四戦二勝三着二回という成績、まだなんとも言えないところがあります。珍名ですが侮れないように見えます。
もう一頭はビルジキールが面白いかなと思っています。
名古屋CCネプチューン賞を勝利してから2勝クラスとはいえ古馬相手の猪苗代特別を快勝、続けて昇級初戦となった3勝クラス安達太良Sを二着、ここで同世代同士の争いなら重賞でも勝負できるんじゃないかなぁと思うところもあります。
三年前こそ二番人気と一番人気の組み合わせで堅く決着してますが、前年は10番人気と9番人気で二着三着、一昨年にいたっては二桁人気の馬が二頭でワンツーフィニッシュという大荒れのレース。今年も堅い決着というのはちょっと考えにくいのかなぁ、という気もしてきました。
もうちょっと考えてみることにします。
