ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。
今日はあるジンクスについての雑学です。
ほんとは小倉記念が終わった直後の週に書いていたんですけど、急遽ダービー馬の引退ニュースがあったので一週繰り下げてこの話題。
重賞三連勝・メールドグラース
2019年8月4日に開催された小倉記念。
ここで一番人気に推されたメールドグラースが重賞三連勝を決めました。
条件戦二連勝も含めると破竹の五連勝です。
小倉記念前の重賞二戦も負かした相手が、先月七夕賞を勝利するミッキスワローだったり、鳴尾記念を完全に逃げ切り体勢に入っていたブラックスピネルといった重賞馬相手の二連勝。
小倉記念も重賞二勝馬(ちょっと低迷していたけど復調気配だった)カデナと最後に追い比べで力でねじ伏せたような勝ち方、強い勝ち方だったといえます。
小倉記念で重賞三連勝を収めたメールドグラースを見たときに、あるジンクスを思い出しました。
重賞四連勝する馬はGI馬になる
90年代にエプソムC⇒札幌記念⇒朝日チャレンジC⇒京都大賞典と重賞を四連勝したマーベラスサンデー。
この馬も、エプソムCで重賞初勝利する前には条件戦二連勝からの重賞四連勝で破竹の六連勝を収めて一躍芝の中距離の有力候補に躍り出ていました。
このときに小耳に挟んだジンクス、それが
「JRAの重賞四連勝した馬はもれなくGI馬となる」
というジンクスです。
これは、重賞四連勝できるほどの実力と安定して力を発揮できる能力がある馬はもれなくGIも勝てる、ということ(だろう)、という説明をみたような記憶があります。
マーベラスサンデーはこの後天皇賞秋でサクラローレルを完全マークしブロックで閉じ込めるえげつない騎乗も漁夫の利を得た格好となったバブルガムフェローやマヤノトップガンに先着を許してしまいます。有馬記念でも二着に終わるなどGIで惜しい競馬が続きますが、とうとう翌年の宝塚記念でGI初制覇、GI馬の仲間入りを果たします。しかしレース中に骨折が判明し休養、同年の有馬記念を最後にターフを去ることになります。
重賞四連勝で一躍スターダムに上ったマーベラスサンデーは、その抜群の安定性を武器にGI戦線で活躍し、サクラローレルとマヤノトップガンを併せた三頭で「三強」と言われるまでに成長していました。
このマーベラスサンデーの重賞四連勝時と同様に、メールドグラースも破竹の快進撃で重賞を三連勝しました。
しかも重賞初勝利前に条件戦を二連勝していたのも同様。なんだか時期も成績も重なるように見えてきている今日この頃です。
メールドグラースは次走が試金走
小倉記念の次走が気になるメールドグラース。
サマー2000シリーズには使わず、このまま秋初戦を毎日王冠か京都大賞典あたりで迎えて欲しいなぁと個人的には思っています。
連勝街道を驀進中のメールドグラース。次走の走りがますます楽しみになってきました。
勝ってGI馬への道を拓くか、はたまた…。
次走アッサリ勝つようならこれはいよいよGIを意識できるレベルの馬、って個人的には判断してしまいます。楽しみですね。