今週はスプリント戦のキーンランドCと2歳重賞の新潟2歳S。
キーンランドCは気になるスプリント路線の有力馬が多数出走でなかなかのメンバーに見える一戦です。
平場では、小倉7R1勝クラスにレーヴドカナロアが出走予定。
鞍上は伸び盛りの若手北村（友）JKで期待が増しています。
キーンランドC
高松宮記念一番人気だったダノンスマッシュが出走してきます。
GI初制覇までもう少しのところで逃してしまったダノンスマッシュ、仕切り直しの一戦として函館SSに出走したものの、アクシデントによって除外されてしまいました。思えば仕切り直しの一戦を仕切り直しという、なんだか難しい状況ですね。デキも気になる所です。
次点はやはりリナーテかタワーオブロンドンのどちらかかなぁと。
今年の京王杯SCの一着二着馬です。タワーオブロンドンは京王杯勝利後に函館SS三着、ただカイザーメランジェの逃げがハマったようなレース展開で一概に力関係を語れないレース、ここで巻き返し？ただ個人的にはこの馬に58キロの斤量はマイナス要素に見えるのと1400mベストと思っているのでスプリント戦は割引きで考え中。
リナーテはタワーオブロンドン同様に京王杯二着後函館SSを使おうとするもアクシデントで除外、仕切り直しのUHB賞を快勝しました。個人的にはタワーオブロンドンよりよさそうに見えます。またこのときのUHB賞二着馬ライトオンキューも出走してきているのもなんとも難しい。
ライオンボスは新潟直千で三連勝中、ここでどんな走りを見せるかで今後が変わってきそうな一戦になりそう。スピードがあることはこの三連勝で見せつけているようですのであとはコーナーのあるコースをどうこなしてくるかですね。これもなかなか取捨が難しい。
おっと、古豪の域にはいっているセイウンコウセイも侮れません。
もう終わったか？と思われていた矢先、高松宮記念であっと驚く二着に入線、休養明け初戦となった前走も逃げて三着に踏ん張るなどの活躍、洋芝実績は去年の函館SS勝利もあるのでこのメンバーであれば有力候補の一角といえそうです。
そして三歳馬ってこの夏なかなかの活躍を見せています。
ここ出走の三歳馬はアスターペガサスを始めとして三頭。でもやっぱり近走からするとアスターペガサスが有力ですね。函館SSでも二着、その前の葵Sでも二着、葵Sでアタマ差先着したディアンドルは先週の北九州記念で二着と実力を見せています。ディアンドルと差の無い競馬をしたアスターペガサスも相応の評価をしていいかなぁと。
他にもファルコンS勝利のハッピーアワーや古馬相手に2勝クラスを勝利したホープフルサインなど、一発ありそうな三歳勢は侮れないところです。
人気でないならカイザーメランジェもいいかも、と思える一頭。
前走は着外に敗退したものの勝ち馬との差は0.4秒差、それほど悲観する内容ではなかったかなと思っています。そこで函館SS勝利した洋芝のスプリント戦に舞台が戻ってくれば、もしかしたら再び好走ということもあるような。
でもカイザーメランジェがアリなら前走UHB賞と前々走函館SSで好走中のダイメイフジも地力はあるし、重賞馬デアレガーロも前走のGIで負けただけで洋芝（函館だけど）は走る傾向にあるし、去年のキーンランドC勝ち馬ナックビーナスもまだまだ元気です。今回人気薄必至のパラダイスガーデンもちょっと気にはなっています。
人気はある程度バラけそうですけど、個人的には大混戦の模様を呈している今年のキーンランドCです。
新潟2歳S
うーん、やっぱ一戦一勝がほとんどの重賞は難しいですね。
前走の勝ち方が派手なウーマンズハートに速い上がりで一気に前をかわしたモーベットなんかが人気するかなぁと。
モーベットの新馬戦でハナを切って三着に終わったビックインバイオなんかも未勝利戦をアッサリ勝利してここに出走しています。よく見たらビックインバイオの勝った未勝利戦を見ると、ソヨギとかロジアイリッシュとかクロキシとかも出走しており、モーベットの勝った新馬戦の再戦みたいなレースになっています。そういう意味じゃモーベットの勝った新馬戦はマズマズレベルが高かったのかなぁ、と思ったり。
