天皇賞(秋)も終わって今週はGIお休み。
なのですが、谷間となる今週は重賞四鞍という豪華週。
平場では、土曜の東京9R2勝クラスの南部特別にサトノラディウスが出走します。
少頭数で人気しそうですし、ジリっぽいけど芝の長いところは向くタイプです。重賞では掲示板争いをする位の実力でもありますし、休養明けの前走セントライト記念は七着だったものの五着馬ニシノデイジーや六着馬タガノディアマンテといった実力馬相手に僅差の競馬でした。
一ハロン伸びて自己条件のここは期待大、このレース予想してみようかなと思っています。
アルゼンチン共和国杯
今年の目黒記念を勝利したルックトゥワイスが休養明けの秋始動戦となります。
同じ東京芝2500mで競う重賞なので、ここの勝ち馬はやはりかなり評価してしまうところなのですが、意外とアルゼンチン共和国杯と目黒記念て連動していないようなイメージもあります。
でも日経新春杯も目黒記念という中距離の長いところを好走している実績からいって、去年八着のリベンジ達成も。
ローテから言って3勝クラスの六社Sからの出走はかなり警戒しておきたいところです。
去年ムイトオブリガードが六社S勝ちからアルゼンチン共和国杯二着と好走しましたし、三着馬マコトガラハッドもアルゼンチン共和国杯で連続して三着と好走、二頭が六社Sからの入着となっています。二年前はソールインパクトが六社S三着からのアルゼンチン共和国杯二着と好走しています。
今年は六社S勝ち馬アフリカンゴールドと二着馬のトラストケンシン、10着に敗退したオジュウチョウサンの三頭が出走します。
どの馬も走りそうだけどやはり勝ったアフリカンゴールドは人気しちゃいそう、0.2秒差の二着馬トラストケンシンのほうがオッズ的にも妙味あるのかなぁと、なんとなく思っています。障害の王者オジュウチョウサンもハンデがかなり恵量(53キロ)になりそうなので、障害で60キロオーバー背負っているのや前走の斤量56キロから-3キロと言う点を考えると前走10着大敗でも改めて見直してもいいかなという感じはします。
春からの休養明けか六社S以外だとその他の準オープンクラスなんですが、他のレースをステップとしている馬は準オープンクラス勝利が必須というイメージがあるので、他には穴で狙えそうなところもなさそうです。
次点にはたぶん人気サイドだけど目黒記念二着アイスバブル、復調気配が見えるノーブルマーズ、去年の二着馬ムイトオブリガードあたりかなぁと。
最近のアルゼンチン共和国杯って昔の荒れるイメージよりも堅くなっている気がしますし。
みやこS
去年は人気薄のルールソヴァールの二着で荒れたダート重賞、暮れのチャンピオンズCや東京大賞典に向けて有力馬が始動してくるレースともいえます。
その有力候補はやはりインティ、フェブラリーS勝利後にかしわ記念で二着、フェブラリーSでクビ差抑えて勝利したゴールドドリームに最後かわされて一馬身半差の負け、今回はテン乗り川田JKで再びGIへ向けて秋の始動戦。
でも前走帝王賞での負け方が不可解、東海Sで1800mの距離はこなせるところを見せてくれていますが、2000mのGIだと分が悪いのかなぁ。(たぶん出走するだろうと思う)チャンピオンズCに向けてはここはすんなりといきたいところですね。
あとは近走がよいスマハマ、名鉄杯は押し切って勝利、ただ東海Sはインティの圧勝で二着のチュウワウィザードから1秒以上離された三着というところが気に掛かります。まだ力の差を感じるなぁというのが個人的な印象。
それならやはり三歳馬、ユニコーンSでダート転戦後いきなりの重賞制覇となったワイドファラオ。
テレ玉杯オーバルスプリントで古馬と初対戦もしっかり走り抜いて二着、ただメンバー的には重賞未満だったような印象もあり、地方馬ノブワイルドにテレ玉杯オーバルスプリント連覇を許してしまったのはちょっとマイナスに見えます。中央GI馬インティ相手にどれだけやれるかをじっくり見てみたいところ。
個人的にはこれらの有力馬より人気が落ちるだろうヴェンジェンスやアングライフェン、、末脚強烈なウェスタールンドやキングズガードなんかを気にしておきたいかなと思います。
特にウェスタールンドはテン乗りスミヨンJKです。個人的な予想との相性は良くないものの、名手の腕で去年のGI二着の実力発揮となるかもしれません。
京王杯2歳S
三戦無敗のマイネルグリットが出走してきます。
ここを勝利したらいよいよ朝日杯かなと。大事な一戦になりそうです。しかも、これでも圧倒的な人気を集めるかというと微妙なのがマイネルグリットの魅力。人気してもホドホドのオッズが付きそうな気がします。
相手関係はやはり函館2歳Sでワンツーフィニッシュとなったビアンフェとタイセイビジョンの二頭かなと思います。
特にビアンフェはキズナの初年度産駒で父の産駒としては重賞初制覇をもたらしてくれたメモリアルな一頭。
二頭とも休養明け初戦なのですが、母父がどちらも個人的にアツい種牡馬なので出世して欲しい。
ファンタジーS
前走期待ほど走らなかったシャレードが暮れの阪神ジュベナイルフィリーズ出走に向けて定番のステップであるファンタジーSを狙っています。
しかし、前走の走り、期待していたよりも案外でした。牝馬限定戦に変わってここはどうでしょうか。
相手候補はケープコッドなんかよさそうです。新馬戦二着後に二連勝中、一ハロンの距離延長が嫌われそうで人気もホドホドに収まってくれるんじゃないかな~と期待をしています。
二勝馬と言えばエレナアヴァンティ、前走新潟2歳Sは人気通りの着順に終わりましたが、前走同様花を切って逃げるのであれば、メンバー的にもマイペースでレースを引っ張る格好になるんじゃないかなぁとは思っています。
あとはヤマカツマーメイド、メンバー中でも二勝馬は少なく、実績上位と言えそうです。
あと一勝馬では、マジックキャッスル。
ディープインパクト産駒ですが、半兄にはソーグリッタリングがいる血統です。父が変わって早くから活躍してくれそう。1勝クラスはクビ差の二着惜敗に終わりましたが、0.4秒差で負かしたビッククインバイオは新潟2歳S三着&アルテミスS三着という重賞実績のある実力馬。その馬に0.4秒差で先着となると、このメンバーでも実力上位と言えるかもしれません。