SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

2020年の古馬中長距離路線

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新年にその年を占ってみる。
まずは中距離・長距離路線の有力馬たちを。

2019年有馬記念で有力馬がたくさん引退

史上最高といわれた豪華メンバーの有馬記念で締めくくりとなった2019年、あのレースで引退した馬が多数。
とはいえ、まだまだ有力馬は2020年も現役続行。
有馬記念に出走していないけど、海外挑戦で期待されたブラストワンピースとか。人気でたまに取りこぼすものの中距離戦ではやはり実力あるタイプです。ダービー馬ワグネリアンも(あまりレースの数は使えないみたいですが)まだまだ現役。

ジャパンカップを制覇してまだまだやれるところを見せてくれたスワーヴリチャード、有馬記念は結果に結びつきませんでしたが、左回りの中距離戦ならまだまだ大仕事をやってのけそうな実績馬です。
その有馬記念では出遅れて自分のレースができていないながらも5着入線のキセキ、そのキセキに先着したのがキセキの翌年の菊花賞馬フィエールマン、さらに後方から一気の末脚で三着入線のワールドプレミア、なんだか有馬記念の上位が菊花賞馬の活躍が目立ったようなレースになりました。

しかし、これらの歴代の菊花賞馬を抑えて二着入線したのは、距離に不安のあったサートゥルナーリアです。

サートゥルナーリアは中距離路線?

気になるのはやはり去年のPOG馬サートゥルナーリア。
個人的にはマイル路線での走りを見てみたいという思いがあったものの、有馬記念で堂々二着の走りから、距離もある程度持つことを証明してくれました。
ただ、課題としてある気性面が悪い方に出ると脆さがあるという面も中長距離戦ではなかなかに影響してきます。
そうなると、ガーッと行くだけ行ったらレースが決するマイル戦なんかは意外と気性面の課題を気にせずレースに向かえるという点で、いいんじゃないかなぁと。(ちなみに同期のダノンキングリーも似たような感じがしますが、マイルCSに出走している分、サートゥルナーリアよりマイル戦を意識して使ってきそうなダノンキングリー)
そういう意味では、ダノンプレミアムが2019年に走ったローテに近い、金鯱賞⇒大阪杯⇒安田記念、なんて思い浮かびましたが、サートゥルナーリアって(左回りが苦手ってわけじゃないけど)中山のほうが良さそう、となると、中山記念⇒大阪杯⇒安田記念、っていう春三走、うん、なんかしっくりきます。京都記念2200mより1800m中山記念のほうが、安田記念でどれくらい?という点でもよさげな気が。

でもあくまでサートゥルナーリアは中距離路線に進んでいくような気がする今年の始まり。
個人的にはマイル戦のサートゥルナーリアを見てみたいと思う2020年。

追記(20-01-03):

ドバイ国際競走への登録をキセキとサートゥルナーリアの二頭が登録したというニュースを見掛けました。角居調教師談では行くかどうかはまだ未定とのことですが、もしかすると3月28日にドバイでサートゥルナーリアの勇姿を見ることができるのかも。なんか楽しみです。

長距離路線

最近では長距離路線といってもあまりスタミナタイプのステイヤーが台頭するようなレースは少なくなっています。アルバートやヴォージュのようなスタミナタイプのマラソンレースってよりは、長距離に対応可能なスタミナ(ある程度は必要だけど)よりも、中距離戦も対応可能なヨーイドンの瞬発力勝負で距離を走りきるバランスのよいタイプ、ってイメージがあります。
そういう意味では、今年は去年の天皇賞(春)勝ち馬フィエールマンに2019年菊花賞馬ワールドプレミアの二頭で争う春の盾となるのではないかと。
キセキは古馬になってから春の天皇賞に出走したことはないので、この二世代の菊花賞馬で争うことになるんじゃないかなぁと思う、今年の長距離路線。

中距離では

今年中距離で注目しているのはユーキャンスマイルです。
大阪杯が右回りなのはちと残念なところがありますが、左回りコースなら好成績必至、適距離としては中距離から長距離まで対応可能で、右回りでも入着は多くありますし、ハマれば大きいところを狙えそうな力はありそうに思えます。
よく見たら、母ムードインディゴはチャペルコンサートの半妹なんですね。鞍上熊沢JKを背にオークス二着と快走したチャペルコンサートの近親がユーキャンスマイルとは。

キングカメハメハ産駒の現役代表としてはレイデオロの後を継ぐのはユーキャンスマイルじゃないかと思っています。ただ、左回りの中距離GIがない春のGI戦線、秋が出番なのかなぁ、という気もしていますが。

ジャスタウェイ産駒の成長力を見たいヴェロックス

ジャスタウェイ産駒はまだ傾向がつかめていないところがあるのですが、ヴェロックスの古馬になってからの走りや成長力を見てジャスタウェイ産駒の傾向を見極めていきたいと思う2020年です。ヴェロックスが現状ジャスタウェイ産駒の最有力産駒となっていますし。
二大種牡馬亡き後のPOGでジャスタウェイ産駒はそれなりに存在感を出してくるんじゃないかなぁと思っていて、そのジャスタウェイ産駒について知識を広げておくというのはありじゃないかと。

すいません、最強馬が居ました

あ、忘れてました、アーモンドアイ。
2019年は完璧な走りをしてきたのが、最後の有馬記念だけは謎の失速。
道中外々を回って脚を溜められなかった点が敗因として挙げられていますが、父ロードカナロアという点で距離や初コースとなった中山の坂もなにか影響がありそう、と個人的には見ています。

だからといって最強馬の実績が色褪せることはなく、2020年も現役続行、どのようなレースを見せてくれるかを楽しみターフへの復帰を待ちたいと思います。
ただ、牝馬は一度リズムを崩すとそこからの再起が難しい一面を持っています。
そういう意味でも、アーモンドアイがどのように復活してくるか、このローテには注目したいと思います。