ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。
今日は初心者目線で「パドックでこれだけ見ておく」というポイントを一つご紹介します。
昔、初心者時代に玄人から教わった簡単なポイントです。
初心者だからパドック見ても分かんない
これは良くある話です。実際私も初心者の時はパドック見てもよく分からんかったもんです。
たまに、「馬の目を見たら走る馬かどうか分かるよ!」なんて神懸った初心者の方がいらっしゃいましたけども、私にゃさっぱりなんです。
そこで、私のような一般市民でも分かるポイントを昔競馬を教えてくれた人からの又聞きではありますが、ここに記しておきます。
なお、馬の競争能力の選別ではなく、あくまでも
「その馬がレースに向けて集中できる状態にあるのか」
という視点です。
首が背中のラインより下がっているかどうか
頭が高い位置で走る馬はあまり良くない、と一般的に言われるように、パドックではそのレースへの気合の乗りとかレースに集中できる状態にあるかどうか、を確認します。
初心者の時に言われたのが、この頭の位置。
「暴れている馬は論外としてよ…、パドックで周回しているときにな、体(たぶん背中)のラインより下に首や頭がある状態で歩いているかどうか。これを見ておくといい。」
最初は「?」でしたが、続けて解説してくれました。
「パドックで頭を上げて歩いていたり、周りを見渡して(物見して)たり、そうやって歩いている馬はレースに集中できないことが多いからな。頭が下がっているってのはそれだけレースに集中できる状態にある、って見てイイわけよ。」
この時はなるほど、と思ったものです。
ツル首、という絶好の気合の乗り
ツル首という言葉があります。デキのイイその馬のベストな状態と言われます。
馬がアゴを引いて、首の形が鶴の様に曲がっている状態で歩いて周回していると気合の乗りが絶好と評価されるそうです。
それだけで走るってわけでもないですけど。
でもレースに集中できない状態よりは、レースに集中できる状態のほうが"イイ状態"といえるわけでして、レースに集中できる状態にある馬の方がより好走できる可能性が高いとは考えることができるんじゃないかと思います。
ただし…
騎手が跨ったり返し馬でガラッと変わる馬もいますので注意は必要です。
とかく、競争能力は成績表やデータから判別し、パドックでは気合の乗りや気性面を確認しましょう。
能力があってもレースに集中できない馬はロスが重なることも多く、そのロスで負けてしまうことだってあるわけですから。