SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2020:日本ダービー、目黒記念

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今週はいよいよ日本ダービー、世代のトップが決まります。
メインレースとなる日本ダービーの次12Rは古馬の長距離戦目黒記念。

平場では、土曜東京9R富嶽勝でアメリカンツイストが鞍上横山(典)JKで出走、翌日京都12Rの朱雀Sではオールザゴーが鞍上藤岡(康)JKで出走と、追える鞍上を確保した気になる二頭。
でもダービーで頭の中は一杯だなぁ…。

日本ダービー

コントレイルで断然、巻き返しを狙うサリオス、この二頭で人気はかなり被りそうな感じがする今年の日本ダービー。

ハーツクライ産駒のサリオスだからディープインパクト産駒コントレイルにココ一番で勝ち切るか、はたまたコントレイル無敗の二冠達成で親子で無敗の二冠馬に輝くか、興味は尽きないものがあります。

木曜、枠順が決定して驚きました。

コントレイル、3枠5番

…。

これ、もう、ディープインパクト以来の無敗の二冠馬誕生を示唆していないでしょうか?って思ってしまいました。
と、いうのもディープインパクトが無敗の二冠を決めた2005年5月29日、日本ダービーの枠番が奇しくも3枠5番、父と同じ馬番での日本ダービーとなったのです。

今年無敗の牝馬クラシック二冠を決めたデアリングタクトが桜花賞は母系の祖母デアリングハートと同じ5枠9番で勝利し、続くオークスをシーザリオと同じ2枠4番で勝利した、この不思議と運命めいた縁と同じことが、牡馬クラシックでも起こってしまいました。
しかも、ディープインパクトのダービー制覇の前年2004年5月30日の日本ダービー、キングカメハメハに一馬身半差及ばずダービー二着だったハーツクライも3枠5番なんですね。

つまり、これは同時に「ダービー二着だった父ハーツクライの無念を晴らす産駒の勝利」がこれでなくなったのかなぁという感じもしてきました。今年のダービーはハーツクライ産駒の有力馬が多いだけに、ストーリーとしてはなんか違う感があって自分の中でモヤモヤしています。

今年のクラシックはなんだか2005年のクラシックの影が見え隠れしていて、1975年の牡馬牝馬同時に二冠馬が誕生した年を越える、「牡馬と牝馬の両方で無敗の二冠馬が誕生」という歴史的な年になりそうな予感がしてきました。

ただ、前哨戦勝利の馬たちもなんとも不気味。青葉賞のオーソリティはケガで残念ながら出走叶わなかったのですが、他のトライアル二戦の勝ち馬もなかなか面白そう。

まずは京都新聞杯勝利のディープボンド、上がり最速の脚を繰り出して迫ってきたマンオブスピリットをクビ差凌いでの勝利と接戦だったとはいえ、親子制覇となる京都新聞杯勝利でした。
距離延びてよさそうなところはありますし、父キズナと同じ京都新聞杯ステップでのダービー挑戦、なんだか気になります。ただ、父は毎日杯から京都新聞杯連勝でダービー制覇でしたんで、馬場を苦にしたとはいえ皐月賞の大敗はちょっと引っ掛かるところです。

もう一頭の前哨戦プリンシパルS勝ち馬のビターエンダーも人気しないけどここに来てよさそうに思える一頭。
東京で未勝利戦を勝利した後、重賞京成杯で四着敗退、その後共同通信杯二着好走の後で皐月賞大敗、そこからプリンシパルS勝利で巻き返し、という戦歴。よく見たら、東京コースと中山コースを交互に使って成績が見事に明暗分かれています。東京コースが向いているように見える戦歴で、ここでヒモ穴として注意して見ておきたい実力を感じます。2018年コズミックフォースの16番人気での三着があるので能力次第では警戒しておきたいように思えます。

先週のオークスがそうだったからというわけでもないのですが、皐月賞馬コントレイル+トライアル勝利の馬、という組み合わせに妙味がありそうな気がしています。あくまで週中の現状では、ですけど。

皐月賞二着のサリオスは当然ダービーでも印を打たざるを得ない存在ではありますが、三着のガロアクリークはどうも2400mは長いんじゃないかと思ってしまいます。二戦連続で好走に導いたヒューイットソンJKも帰国で乗り替わりですし。なんかペルシアンナイトと重なって見えてしまうところがあるんですね。
四着のウインカーネリアンも中山でこそあの好走という感じがして、東京コースのコース替わりはあまりプラスに見えてこない感じがしています。さらに青葉賞二着の最先着馬であるヴァルコスと同じ8枠に入ってしまい、しかも大外8枠18番とはなんとも不利な枠になります。
それなら週末は雨がなさそうで、パンパンの良馬場でサトノフラッグ巻き返し、という狙いのほうがまだありそうな気はします。とはいえ、サトノフラッグも7枠15番と結構な外寄りの枠に入ってしまいました。やはり前哨戦勝利のディープボンドとビターエンダーのほうが個人的には魅力的に思えます。

あとは、弥生賞ディープインパクト記念からここに直行してきたハーツクライ産駒のワーケアでしょうか。中山二戦は勝ちにこそ恵まれませんでしたが、デビューから二戦は東京コースで二戦二勝、パンパンの良馬場での東京コースは未知数なところが多少ありますが、可能性から言えば内枠2枠3番を引いたワーケアもかなり良さそうに思えます。

目黒記念

ダービー後の12Rは古馬の中長距離戦、伝統の目黒記念です。ダービー後の17:00発走となかなかにいつもと違った最終レースです。

前走がなければアフリカンゴールド、というところですが…、アルゼンチン共和国杯で見せてくれた走りが前走のメトロポリタンSではまったくいいところなく勝ったウラヌスチャームから0.8秒遅れること10着と大敗、休養明け一叩きして上昇があるかという点を考えてもちょっと狙いづらいものがあります。
と、なると、牝馬のウラヌスチャーム、前走メトロポリタンSの快勝で勢いに乗る一頭に思えます。全五勝の内三勝を東京コースで挙げる相性の良いコース、連続好走があるかもしれません。

しかしそこは前走ウラヌスチャームと0.2秒差と僅差で五着だった一番人気のオセアグレイトが黙っちゃいない、ということもあるかもしれません。鞍上は乗り替わりルメールJKで一気に人気の中心になりそうな感じもしてきます。ダイヤモンドSではミライヘノツバサの大駆けの前に三着に終わりましたが、東京コースの長丁場は走りそうです。

あとは前走GIで大敗からの出走となる重賞好走の常連ステイフーリッシュも出走してきます。主戦の岩田(康)JKがケガで手綱を取れない現状で乗り替わって坂井(瑠)JKです。今年は重賞未勝利ではありますが、去年は穴馬で重賞三勝した実績がある若手。人気薄なら面白いかも。

あとタイセイトレイルも侮りがたいところがあります。この馬も前走メトロポリタンS出走で三着に好走、勝ったウラヌスチャームと0.1秒差という僅差の結果でした。
今年に入ってからそれなりにメンバーが揃っている長いところを掲示板争いしてきた実績がありますし、何より去年のアルゼンチン共和国杯二着という東京2500mの実績もあります。
前走に引き続きデムーロJKの手綱で上位を狙えそうな位置にいそう。

あと一頭、ボスジラ、鞍上は主戦の武豊JKです。
前走は力負けという武豊JKの談でしたが、ここではメンバーは(阪神大賞典よりは)軽くなり、ハンデ戦で斤量は前走から-1キロとなる54キロでの出走となります。二走前の準オープンクラス勝利は東京2400m戦でしたし、ここで巻き返してきても不思議ではないのかも。

あとは枠順が発表されてからかなぁと。基本的には内枠が優位に思える傾向がある中で、3番人気の馬が7枠から勝ち切るパターンが去年のルックトゥワイスとか2016年のクリプトグラムとかあるので、ちょっと考えてみようと思います。