ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。
今日は、夏競馬の変則開催きっかけのちょっとした雑学。
東京オリンピックがスケジュールに影響
2020年。
今年は本来であれば東京オリンピックが開催され、日本中がオリンピック一色となる予定だったはずの年でした。
しかし、残念ながら開催は延期、来年開催かは調整中となっています。
今年の夏競馬、なんとなくいつもと違うなというのは、オリンピックの影響で開催が少なめに設定されたからと言う。
オリンピック開催で変わった開催日程
詳しくは去年の2020年度開催日割りおよび重賞競走についてのJRAの記載に。
ここに「夏季競馬の開催について」という項があり、以下のように記載されています。
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7月25日（土曜）から8月9日（日曜）は、東京オリンピック開催への対応および暑熱対策の観点から、札幌および新潟の2場開催といたします。
なお、函館競馬および札幌競馬は、開催時期をそれぞれ1週繰り上げることといたします。
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去年まで7月は関東は福島開催、関西は中京開催、北海道で函館開催だったのが、今年は関東は福島開催、関西は阪神開催、北海道で函館開催に変更されました。
（例年）月末には、関東は新潟開催、関西は小倉開催、北海道は札幌開催にそれぞれスライドしていたのですが、オリンピック対策として今年はこの小倉開催順延され、新潟と札幌の二場開催で三週間、その間西側の競馬場は全休となっていました。
その影響か、開幕週の土曜日に開催の重賞小倉サマージャンプは8月末に移動となり、小倉開催は例年よりちょっと少なめ。
京都競馬場の大規模改修工事
オリンピック開催に伴う番組変更と同時にややこしくさせているのが11月から京都競馬場の大規模な改修工事による番組変更の影響です。
オリンピック云々よりもこっちの方がより番組への影響が大きいような感じがします。
梅雨時の6月-7月の中京開催は阪神開催に変更、秋競馬の京都開催も一部は阪神開催で実施されることになります。
阪神開催と中京開催の交換
例年7月開催の中京が阪神に入れ替わったことで、中京記念が阪神競馬場で、中京のスプリント戦CBC賞も2011年以来の阪神開催となりました。
9月の秋競馬開幕から例年の阪神開催が中京開催に変わることで、中京で阪神ジャンプSとか神戸新聞杯、関西テレビ放送賞と銘打たれている秋華賞トライアルのローズSも2006年以来久々に中京で開催といった具合にちょっと違和感のあるレースの開催になります。
11月も例年京都開催でのレースが阪神開催となり、阪神競馬場で京都2歳Sや京都ジャンプSといった京都を冠したレースが開催されたり、伝統的に京都で開催されているエリザベス女王杯やマイルチャンピオンシップのようなGIも阪神開催に変更となります。
京都で例年通りに実施するGIは秋華賞と菊花賞の牡馬牝馬クラシック最後の一冠のみ。
エリザベス女王杯とマイルチャンピオンシップは京都から阪神に開催が変わってレースの傾向が変化するんじゃないかと気になります。
2020年はレース名と開催競馬場が合致しないことが多い
と、こんな感じでレース名でパッと思い浮かぶ競馬場でレースが開催されないことが多い2020年ですが、京都競馬場の大規模改修工事が複数年（2年ほど）掛かることと、オリンピック開催が延期されたこともあって、来年もレース名と開催競馬場が不一致することが多くなりそうです。
