今週は変則三日開催。
秋華賞トライアルのローズSが日曜に、祝日の月曜には菊花賞トライアルのセントライト記念というトライアル二鞍。
平場では、日曜中山2R未勝利戦にPOG馬マイネルレガシーが嘉藤JKで出走。同じ中山4R新馬戦にはPOG馬レーヴドモンドが鞍上北村（宏）JKでデビュー戦を迎えます。
同日中山10Rは御宿特別にマイエンフェルトが石橋（脩）JKで出走、その裏の中京10R納屋橋Sにはカフジバンガード（鞍上富田JK）とソシアルクラブ（鞍上池添JK）の二頭が出走。
注目している馬がなかなかの頭数出走してきますが、中でもPOG馬レーヴドモンドのデビュー戦はかなり期待を持ってデビューを見守りたいと思います。
ローズS
やはり一番人気はリアアメリアかなぁ。実績は上位ですけど…。
元々2歳時には大物と噂されていた一頭でしたが、阪神JFで掲示板を外す六着大敗、それ以降ぶっつけ桜花賞でも謎の凡走を繰り返してしまい、すっかり人気を落としたオークスでは八番人気の低評価。しかし、オークスは外からよく追い込んで来ているので復調気配を見せたように思えます。
と、なると、桜花賞は馬場か展開か、はたまたぶっつけ本番というローテの問題か、アルテミスSの勝利を考えると東京コース（左回り）のほうが合っていると言う可能性も。
気持ちの面という話もちらほら、春にはかみ合っていないところがあったということで夏を越して立て直してきているかどうかという点は見定めたいように思います。
本番に向けて新馬戦で見せたパフォーマンスを再び。
リアアメリアが多少不安なところがある一方で、リステッド競走勝利の実績があるデゼルの方に人気が集まるかもしれません。
未勝利デビューでスイートピーS勝利の二連勝、スイートピーSでは外から上がり三ハロン32.5秒という出走馬の中では異次元のものすごい脚を使って前残りの展開だったレースでも一気に内の先行馬差し切った末脚は魅力です。。
その後のオークスは2400mの距離やキャリアが二戦二勝と浅かったというのはあるので大敗している点は度外視、11着大敗でも上がりはしっかりと脚を使っており、一夏越して変わってくるだろうという期待が大きい一頭に思えます。
後は未勝利戦直後のフローラS三着で能力の片鱗を見せたフアナなんかも鞍上ルメールJKに乗り替わりで人気しそう。
新馬戦が先週古馬相手の準オープンクラス圧勝のアドマイヤビルゴ相手に3/4馬身差と頑張った二着、すんなり次走の未勝利戦を勝利すると、果敢に挑んだ重賞フローラSをいきなりの三着と能力の片鱗を見せました。
休養明け初戦だった前走、古馬相手でも1勝クラスなら順当に（二着にクビ差だったけど三着馬は三馬身差だった）勝利でしたし、フローラSを勝ったウインマリリンがその後オークスで二着していることを考えるとフローラSのレースレベルもそれほど悪くないように思えます。ここも注目
後はフラワーC勝ち馬アブレイズとか、先週紫苑S勝利したマルターズディオサ相手にチューリップ賞でハナ差の接戦で二着惜敗のクラヴァシュドール、なども侮れない実績馬といえそうです。桜花賞好成績のグループとオークス好成績のグループのどっちを採るか見極めたいかなぁと。
あと穴でエレナアヴァンティもちょっと検討中。展開さえ向けば。
セントライト記念
ここはもう、中山中距離戦というコースを考えるとサトノフラッグが手堅いように思えます。道悪の弥生賞勝利が強いレース内容でした。
三コーナーから四コーナーで外目からサッと上がって四コーナーでは二番手に付けるとそのまま前をかわして、二着のワーケアを一馬身以上引き離しての勝利。
しかし皐月賞ダービーともに人気ほどには走ってない結果で、人気が侮られているようなら狙い目に思えます。ただメンバー的には一番人気しそう。
同じ中山得意を考えると、スプリングS勝利に皐月賞三着というガロアクリークも外せない存在に見えます。
ダービーも六着とキンシャサノキセキ産駒としては珍しい距離が持つタイプ。ただ、キンシャサノキセキ産駒だからこそ2200mの距離ってどうなんだろう…、という迷いもあってサトノフラッグほど積極的に狙って良いものかは多少迷っています。
1勝クラスの水仙賞（これも中山2200m）では先週紫苑Sで穴狙い（結果は七着）した牝馬クロスセルに負けているのもあるし、鞍上はダービーに引き続き川田JKが手綱を取りますが、スプリングS勝利からの皐月賞三着好走が鞍上のヒューイットソンJKの騎乗だったことを考えると、うーん、どうなんだろう。
それなら、いま三連勝で前走ラジオNIKKEI賞を勝利したバビットのほうが狙って面白いのかも、と感じ始めました。
ただ、逃げの一手なので他に絡んでくる馬がいないことが条件になりそうな気がしますが、それでも開幕間もない馬場で先週の重賞でも前残り決着だったことを考えると、前残りでバビット警戒は妥当に思えてきました。サトノフラッグとガロアクリークがあまりに人気するようなら、三番手の馬バビットの逃げ切りも警戒しようと思えてきます。
あと、青葉賞で好走したヴァルコスとフィリオアレグロあたり。
うーん、なんかこう穴っぽいところは…。
ガロアクリークに水仙賞で先着しているサペラヴィ、好きなローズキングダム産駒ってことで頑張って欲しいけどまだちょっと厳しいかなぁ。
ガロアクリークに先着って意味では水仙賞で二着したエヴァーガーデン相手に山吹賞で0.1秒差肉薄のリスペクトとか。まだ二勝馬ですが前走古馬相手の1勝クラスを勝利、今年に入ってから連対率100％と崩れていないところに底の見えてなさを感じます。鞍上もルメールJKですし。
いや、でもそれならエヴァーガーデン相手に勝利しているココロノトウダイという手もあるな。きんもくせい特別勝利のココロノトウダイは前走休養明け初戦の猪苗代特別（古馬相手の2勝クラス）を快勝しており成長も感じます。
あと、ダートから転戦してくるダノンファスト、どんな狙いなんだろう。馬場が渋ったときに浮上ってことなのかな。
新しい有力馬の誕生があるかどうかも気になるセントライト記念です。
