今週は牝馬クラシック三冠最後の一戦となる秋華賞が京都で開催。
史上初無敗の三冠牝馬誕生に期待が掛かります。
東京では古馬の府中牝馬Sと牝馬の週です。
平場では、土曜東京10R白秋Sにオールザゴーは鞍上北村(友)JKで、京都10R清滝特別のタンタラスは鞍上団野JKで、メインレースの京都11R太秦Sにはテーオーヘリオスが鞍上荻野(琢)JKで、日曜京都10R大原Sにはカフジバンガードが鞍上国分JKで出走と、なかなかに楽しみな出走が続きます。
京都開催を待っていたテーオーヘリオス、穴で狙って面白いかどうか、気になります。
追記(2020/10/16):
日曜東京4RにPOG馬ベッラノーヴァが鞍上丸山JKで出走するのを見落としていました。これ、かなり楽しみにしています。(追記ここまで)
秋華賞
爪の具合が悪く回避したデゼルは残念でしたが、その他の有力馬はしっかり出走してきました。
やはりデアリングタクト、無敗の牝馬三冠に期待が掛かります。死角はないのか?と考えれば考えるほどに死角らしい死角は見当たらないという。
当たり前を考えれば、ここはすんなりデアリングタクト、間違いないのですが…。
ちょっと小話。今年のクラシックは2005年と関連性があるという説を(勝手な個人的見解ですが)考えています。
競馬雑学:2020年桜花賞馬デアリングタクトの不思議な由来 - SpecialなWeekを目指す競馬日記
とか
競馬雑学:牡馬牝馬、無敗の二冠馬が同時に誕生か? - SpecialなWeekを目指す競馬日記
です。
2005年の秋華賞にヒントがあるかも、と思い、見てみると、うーん、なんかデアリングタクトの三冠はすんなりいかない?と思えるような雰囲気もなきにしもあらず。
桜花賞とオークスを後押ししてくれたと思える2005年オークス馬シーザリオは秋華賞不出走、4枠8番に入った祖母デアリングハートは三番人気に推されながら12着と大敗を喫しています。
そしてこの年の桜花賞馬ラインクラフト、3枠5番という好枠もあって単勝1.8倍という圧倒的な一番人気も、クビ差敗れて二着に甘んじています。
この年の秋華賞勝ち馬は5枠10番エアメサイア、エルフィンSの勝ち馬というとこはデアリングタクトと同様ですが、桜花賞4着、オークス2着から三度目の正直で勝利した良血馬。
エアメサイアの戦歴から関連しそうなところを考えると、今年の桜花賞4着馬はクラヴァシュドール(これはちょっと厳しいかな)、今年のオークス2着馬はウインマリリン、そしてエアメサイアはローズS勝利をステップに秋華賞勝利と考えると、今年のローズSを快勝したリアアメリアあたりは一発あってもよさそうに思えます。ただ、エアメサイアは前哨戦のローズSで桜花賞馬ラインクラフトを0.1秒差抑えて勝利していたことを考えると、うーん、デアリングタクトは前哨戦に出ていないしローズSのメンバーはちょっと落ちる感も否めない、となると、やっぱり春の実績馬デアリングタクトの三冠達成なのか、という見方もできそうで、迷いがあります。
ただ、デアリングタクトに次ぐ人気は間違いなくリアアメリアとウインマリリンの二頭で上位人気を占めることになるだろうと思える出走メンバー。ここに次ぐとしたら前哨戦の紫苑S勝利のマルターズディオサかなぁ、実績から言ってもこの四頭は抜けているように思えます。
あとは枠順次第でウインマイティーなんかどうかなと。
前走掲示板を外す六着で人気も落としそうなのですが、前走は出遅れのロスが大きかったと思える内容。枠順も展開も向かないなかを上がり三ハロンメンバー中最速の脚を使って大外から一気の末脚を見せてオークス三着馬の力は見せてくれました。
稍重の忘れな草賞を勝利しているように、ゴールドシップ産駒とくれば馬場が渋っても対応出来そうですし、一叩きしたここはスタート五分ならオークスで見せた力を本番で発揮できるんじゃないかと。
府中牝馬S
あまり関係ないけど2006年と2007年にデアリングタクトの祖母デアリングハートが連覇しているレース。
今年はラヴズオンリーユーが人気を集めそうです。
オークス馬ラヴズオンリーユーは前走鳴尾記念ではパフォーマプロミスにハナ差惜敗しましたがオークス勝利を始めとして去年のエリザベス女王杯三着など、やはり牝馬限定戦での2000m以上の中距離戦では人気を集めそうに思えます。少頭数だし一番人気必至。
八頭立てという少頭数の寂しい登録メンバーとなってしまった今年の府中牝馬Sだけに、そうそう大荒れと言うシーンは考えにくいかなぁと言う感じもしてきます。
次点なのは前走京成杯AH勝利し一ハロンの距離延長をどう見るかというトロワゼトワル。
去年に引き続き京成杯AHを連覇したトロワゼトワル。実績から言っても上位ですが、今回は初距離となる1800m、東京コースは今年のヴィクトリアマイルや2歳時アルテミスSの四着が最高着順、意外と東京コースに出走してないんだなということも含めて、過剰に人気するようだとちょっと狙いにくくなってきます。
去年もマイラーのプリモシーンが一番人気に推されながらシンガリ負けという結果に終わっていることを考えると、前走でお世話になったとはいえやや尻込みしてしまいます。
さらに春からぶっつけダノンファンタジーも…、狙うにはやや尻込みしてしまいそうです。今年に入ってから阪神牝馬S五着に続くヴィクトリアマイル五着と二走連続五着で春を終えて休養明け初戦。この馬なりには走っていますがラヴズオンリーユーの牙城を崩すまでには届かないかなぁという感じがします。
去年のラッキーライラックもヴィクトリアマイルから休養明け初戦を府中牝馬S出走で三着に終わっているだけに、ダノンファンタジーも良くて入着、位の感じがしてきます。
そうなるとどの辺を狙うかと考えれば、サラキアが良さそうに見えてきます。
前走小倉日経オープンは先に抜け出した二着馬をアッサリ差し切って勝利、いままで重賞二着好走はエプソムCやローズSなどで好走実績があるものの、オープンクラスでの勝利はありませんでしたが、前走で初勝利、勢いに乗って重賞初勝利をここで飾るシーンも、もしかしたら…、と感じさせるものがあります。
相手関係は前走からかなり強化されますが、半弟のサリオスに続いて重賞勝利を期待したくなってきました。
フルゲートのような多頭数より少頭数のほうが向くタイプだし、距離も1800mは合っているし、東京コースの実績もあるからここは期待していいように感じてきました。ただ、今年のエプソムCや愛知杯など重馬場や不良馬場のように極端に悪化した馬場での大敗は気になります。今週末も天気は悪そうなので、馬場の悪化があるようなら割り引きが必要かなという感じも。
馬場が悪化するなら、思い切ってフェアリーポルカで穴狙いってのもありかと思えてきました。不良馬場だった今年の中山牝馬Sの勝ち馬で、そこから福島牝馬S勝利で重賞二連勝。地力あり、前走こそ二番人気のクイーンSを六着と敗退してしまいましたが、勝ち馬とのタイム差0.2秒はそれほど悲観する内容でもなさそうで、人気薄なら面白そう。
でも同じクイーンSで先着を許したシャドウディーヴァのほうが東京コース実績がある(今年の東京新聞杯二着&フローラS二着、など)ことも考えると、穴狙いは二頭でワイドなんて考えてしまいます。
ラヴズオンリーユーからフェアリーポルカとシャドウディーヴァの二頭をヒモ穴狙い、なんて良いんじゃないかと思い始めてきましたが、八頭立ての少頭数なんですよね。オッズ付かないかなぁ。