ちょっと知ってるだけで玄人っぽい会話ができるようになる雑学。
今日はちょっと気の早い話題ですが11月29日ジャパンカップの話題を。
初めての三冠馬の競演
史上初の出来事が連発している今年2020年、ジャパンカップにも史上初の出来事が。
今年のジャパンカップはアーモンドアイの引退レースとなって盛り上がり必至ですが、もう一つの盛り上がりポイントが出てきました。
三冠馬三頭の出走による夢の対戦、引退を決めた去年の牝馬クラシック三冠馬アーモンドアイに加えて、今年の牡馬クラシック三冠馬コントレイルと牝馬クラシック三冠馬デアリングタクトの出走で、この三冠馬三頭がジャパンカップで激突します。
もちろん、三冠馬三頭が争うジャパンカップは初めて、というより三冠馬が三頭も同一レースに一堂に会して競い合うレースというのがそもそも史上初の出来事。
去年の豪華メンバーが集った秋のGIも盛り上がりましたけど、今年のジャパンカップもそれ以上に盛り上がりそう。
外国馬の参戦は
外国馬の参戦は一頭のみ。とはいえこういった状況下で参戦があることにありがたさを感じるところはあります。
外国馬は今年のサンクルー大賞を勝利したウェイトゥパリス、去年のフォワ賞で三着馬キセキに先着する二着、勝ったヴァルトガイストから二馬身差の二着でしたがそのヴァルトガイストはフォワ賞の次走には凱旋門賞で圧倒的人気馬のエネイブルを破って勝利する活躍を見せた強豪。
そういう意味では、レースを面白くしてくれる一頭という見方はできそうです。三冠馬三頭がホームグラウンドの東京競馬場ということもあってひっくり返すかといわれれば多少疑問はありますけど。
そしてサートゥルナーリア
個人的に特別な存在のサートゥルナーリア。
去年のPOG馬で久々にPOGで楽しませてくれた特別な一頭です。
贔屓目を入れたいところですが、いかんせん三冠馬三頭が出走してくる今年のジャパンカップで、実績のがそれほどでもない左回りコースに加えて距離もベストとは言えなさそうな2400mという距離。ジャパンカップには向いているとは言い難いサートゥルナーリアですが、だからこそ、ここで三冠馬三頭を相手取ってどれだけの走りをみせられるかが個人的に楽しみもあります。
勝負付けが済んでしまう怖さもありますが、一方で三冠馬三頭相手にどれだけやれるのかという期待感も。
他にも実績馬多数
ソエが出て春全休のワールドプレミア、去年の菊花賞勝利から有馬記念三着で力を見せたワールドプレミアがここで復帰戦。
調整に手間取って予定のレースが使えなかった様子ですが、大一番のここには間に合いました。デビューから複勝率100%の堅実派で、鞍上はもちろんデビューから手綱を取る武豊JK、東京2400mもこの馬にとって合う条件だと思いますが、相手関係はそんなに良くない、でも期待できそう。
菊花賞馬と言えばキセキ。天皇賞(秋)は五着に終わりましたが、近走復調気配が見え隠れする最近のキセキ、そもそも世界レコードとなった一昨年のアーモンドアイのジャパンカップでハナを切って逃げて二着に粘り込んだ舞台。復活ならここでの好走はあってもおかしくない実力馬です。二走前(京都大賞典)の浜中JKに手が戻って期待大。
そのキセキに京都大賞典で勝利したのがグローリーヴェイズ。
流石は香港ヴァーズ制覇のGI馬です。強かった。キセキの主戦だった川田JKを鞍上に配して京都大賞典をキセキに勝利したという点も何かこう縁的なものを感じます。
そもそも菊花賞でフィエールマンから0.5秒差五着で実力の片鱗は見せていましたが、日経新春杯で重賞初制覇してから天皇賞(春)に直行してフィエールマンと直線叩き合いで三着以下を六馬身ちぎって、最後にクビ差の接戦で負けたのはもう去年の天皇賞(春)なんですね。この馬も強い。
個人的には三強の一角でも崩せるんじゃないかと期待しているのはユーキャンスマイル。
前走アルゼンチン共和国杯も負けてなお強しの内容でしたし、正直強いのに勝ちにあまり恵まれていない印象。
左回りが得意なサウスポーで、たぶんジャパンカップ後は有馬記念回避で休養なんじゃないかなぁと。そうなるとここがメイチの仕上げで挑むことになるんじゃないかと。
休養明けを一叩きして二走目のここは絶好の舞台のようにも思えます。
なんだか楽しみです。有馬記念みたいな今年の総決算と言うべきレースが一ヶ月早く来てしまったような気が…。
ん?
いや待てよ。
こんなに今年を象徴する馬たちが一堂に会して競い合うジャパンカップが開催されチャったら、
今年の有馬記念、盛り上がるんですかね。