SpecialなWeekを目指す競馬日記

自分の買い目を考えて記録し後で検証するという目的のブログです。※馬券の購入は自己責任です。予想はそれほど悪くないが馬券に落とし込むところが課題です。

今週の気になる2020:朝日杯FS、ターコイズS

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今週は朝日杯フューチュリティS、二歳の牡馬頂上決戦。
また12月の名物牝馬重賞ターコイズS、ハンデ戦で激戦必至の一鞍でこちらも楽しみです。

平場では、土曜中京1R未勝利戦にPOG馬ワイドアウェイクが鞍上泉谷JKで出走予定。前走三着で見せ場があったローエングリン産駒のワイドアウェイクですが、鞍上が乗り替わり今年デビューの新人騎手泉谷JKで積極的なレースに期待。
日曜中京7R1勝クラスにはヴィルトゥースが鞍上吉田(隼)JKで出走予定、同日阪神9RサンタクロースHCにはソシアルクラブが鞍上武豊JKで出走予定。
サンタクロースHCには他にもダブルシャープとかアクアミラビリスとか重賞でもある程度好走したような強い馬が他にも居ますが頑張って欲しいレースです。

朝日杯フューチュリティステークス

阪神JFほど重賞馬が多数という感じじゃないものの、四頭の重賞馬を含めて重賞で勝ち負けしている面々が出走してきました。

戦歴から目立つのは二戦二勝の無敗馬ステラヴェローチェです。

出世レースとなっているサウジアラビアロイヤルC今年の勝ち馬です。あの不良馬場を突き抜けて勝利した力のある一頭。
レース振りもなかなかのもので、最後方から大外を回って直線は突き抜けて行くというレース振りはマイルへの適性を感じさせるものでした。ただデビュー戦も稍重馬場でまだ未知数の良馬場でどれだけの脚を使うのか気になるところです。
しかし、サウジアラビアロイヤルCの二着馬は阪神ジュベナイルフィリーズで14着に終わったインフィナイト。しかもインフィナイトもステラヴェローチェと同様に良馬場では走ったことがなかったという。ここから考えると…なんか人気は必至の二戦二勝無敗のステラヴェローチェに疑問が湧いてきます。
サウジアラビアRCって例年はサリオスやらグランアレグリアやらダノンプレミアムといった錚々たる面々が勝ち馬に名を連ねているのですが、今年のサウジアラビアRCはなんか違うような気がしてきます。

そうなると、レッドベルオーブ
とにかくデイリー杯2歳Sの勝ち方が強かった一頭です。
馬群の内で脚を溜めて最後は馬群を縫って抜け出してくるのだが、内をスルッと抜け出してきたのは非凡な能力の高さを感じる。
兄レッドベルジュールと兄弟制覇のデイリー杯2歳Sだったのだが兄は朝日杯でまけてしまいました。第二章を弟に託したい感じもします。
二戦連続でレコード勝ちというスピード馬。馬場が良くて時計が出ていると見てレコード走の反動はなさそう。
仕上がりが早い血統ゆえか完成度が現時点でかなり高いレベルにあり、二連連続レコード勝ちという破格のレース振りに他馬より抜けて力がありそうな現状です。現状死角なし?

そのレッドベルオーブが勝ち切るならデイリー杯2歳Sでアタマ差二着と差の無い競馬をしたホウオウアマゾンも気にしておきたくなります。前に行って渋いタイプ、ただハナにはこだわらないのでブルースピリットあたりが行くのなら二番手からレースを進めることが出来そうですし、二走前の野路菊Sのようにハナを切って逃げても良さそう。デイリー杯2歳Sの再現もありそうです。

そして鞍上に武豊JKを配してこちらも二戦二勝無敗の一頭となるドゥラモンド。
新種牡馬ドゥラメンテ産駒、稍重馬場での競馬が続いているのでこの馬も良馬場でのレース振りを見てみたい実力馬です。
二戦続けてゲートを上手く出れていない点はまだ課題としてあるものの、前走アスター賞では大外ぶん回してまとめて前を差しきってしまう脚は能力の高さを垣間見た感じがあります。
気性が悪いわけではないので、ゲートのタイミングさえあえばかなり上には来そうな実力はありそうです。

そして京王杯2歳S勝利のモントライゼも侮れない一頭。
四戦して負けたのは二戦、新馬戦はヨカヨカにアタマ差負けた二着、小倉2歳Sはメイケイエールに一馬身1/4差で二着、二頭とも阪神JFでは五着と四着と上位に食い込んでいますし、スピード勝負ならこの馬も期待できそうです。
ただ1600mの距離は初距離で多少疑問が残るところ、メイケイエールのような感じもしてきてやや迷うところもあります。
鞍上は前走に引き続きルメールJKが騎乗するので、一ハロンの距離延長は凌いでもおかしくないですし、能力的には勝ち切ってもおかしくないですし、展開が鍵を握るのかなぁと言う感じもしてきます。

なんかこう、改めて見渡してみると目移りしてきます。他にも京王杯2歳Sでモントライゼと差の無い二着だったロードマックスとか前走重賞三着の二頭スーパーホープとジュンブルースカイを穴のワイドで狙ってみるとか、そういう気になりかたもしていて取捨に迷いそうな状況があります。

ターコイズS

去年は堅い決着だったものの、ハンデ戦だけに例年伏兵が台頭するレースで穴狙いもできそうなレース。
ただ、今年は上位人気に二頭ほど外せない有力馬がいて荒れるかと言われるとやや微妙な気もしてきます。

その有力馬がトロワゼトワル、京成杯AHを二年連続勝利でマイルの適性を発揮しています。
前走府中牝馬Sは少頭数で過剰人気していたような感じもして予想から切っていたのですが四着と力を見せました。京成杯AH連覇があるように中山マイル戦は得意な舞台といえそうです。ただ、去年のターコイズSは16着とシンガリ負け、8枠16番という外枠に加えて前走の京成杯AHの斤量52キロから+3キロ増となる55キロの斤量も堪えた模様、さらにハナを切ってこそのトロワゼトワルですが展開面でもコントラチェックに易々ハナを切られてしまい二番手追走で我慢の競馬、結果ブービーから七馬身も離されたシンガリ負けという大敗でした。
暖かい季節でこその馬、と横山(典)JKのコメントもあって去年はシンガリ負けとなりましたが、今年ヴィクトリアマイルで斤量55キロも四着と粘り込みましたし、前走府中牝馬Sで適距離より一ハロン長いと思われた距離を克服しての好走、成長も感じさせ、今ならと思えるところもあります。
ただ、斤量が重くなるとどうなんだろうなぁ…、と思うところもあって、デビュー以来背負ったことのない初斤量(もちろん重い方に)となりそうな今回、ちょっと絶対的に本命視するには不安も抱えています。

一方で三歳馬スマイルカナ、こっちは絶好のチャンスに思えてきます。
前走オーロCでは一番人気の期待を裏切って二着惜敗も上がり三ハロンメンバー中最速の脚を使って一気に飛んで来たプールヴィルや捲り気味に長くいい脚を使ってきたストーミーシー相手によく踏ん張ったほうと見ることができます。前残りかどうかはやや微妙なところがありますが、斤量53キロなら古馬とは互角にやれます。
二走前の富士Sは同世代のシーズンズギフトが競り掛けてきたので単騎逃げからの粘り込みと言う展開に持ち込めなかったことが敗因と見ています。
今季亜京成杯AH同様にスマイルカナがハナを切れるのなら、京成杯AH同様に番手で競馬する可能性もあるトロワゼトワル相手なら競り合いにはならないような印象もありますが、シーズンズギフトもここ出走なんですよね…、この辺がどうなんでしょうかという感じはあります。
ハナを切って単騎逃げができるならお終いの粘り腰は古馬相手でもひけを取らずスマイルカナの好走には期待できそうですが、二走前の再現のように競り掛けてくる馬が居るとしたら、スマイルカナにはちょっと厳しいレースになるかもしれません。

そこでもう一頭の三歳馬インターミッションなんて面白そうじゃないかとちょっと思い始めています。
三歳馬でハンデも手頃、準オープンクラスを勝利した直後の昇級初戦ですが、春にはリステッド競走アネモネSでフィオリキアリとのアタマ差の接戦をモノにして勝利しています。脚質的には割と融通の利くタイプですので前が速くなるならある程度控えるでしょうし、前が残りそうなら早目進出もできそう。
恐らく鞍上はデビューから手綱を取る石川JKですし、大敗したのはGI二戦だけでその他は四戦三勝三着一回、その全三勝を中山コースで挙げている点で中山巧者という可能性もありますし、中山マイル戦となるターコイズSはこの馬にとってもってこいの舞台のような気もしてきました。気になっています。

他にも前走京成杯AHこそ一番人気で大敗していますが鉄砲実績[2-0-0-0]があり重賞でも勝ち負けのアンドラステや、前走富士Sこそ謎の逃げで自分の形じゃなかったものの自分のレースが出来れば上位もありそうなシーズンズギフトなどは人気しそうだけど侮れない実力馬です。
他にも牡馬相手にファルコンSを勝利し休養明けで秋初戦を迎えるシャインガーネットとかスイープトウショウの産駒スイープセレリタスとか、スイートピーSで本命にするも四着と裏切られ、懲りずに二走前ブエナビスタCで対抗にして的中を運んでくれた二連勝中のクリスティなど、気になる実力馬が出走してくるレースです。