今週は早くも高松宮記念の前哨戦となるシルクロードSの開催。
ダート戦線では先週に引き続きフェブラリーSの前哨戦となる根岸S。
平場では、土曜中京5R未勝利戦にPOG馬ルペルカーリアが鞍上福永JKで出走予定。同日中京7Rには1勝クラスにフェアレストアイルが鞍上岩田（望）JKで出走予定、日曜中京1R未勝利戦にはワイドアウェイクが鮫島（駿）JKで出走予定と楽しみな出走が続きます。
特にデビュー戦四着敗退も二戦目での成長に期待、モンテディオとかレイトンヒルあたりが対抗馬ですが初勝利に期待しています。
シルクロードS
去年シルクロードS二着で個人的に注目しているエイティーンガール、今年も出走してきます。しかし去年と違って京都コースから今年は中京コースでの開催となるシルクロードS、なかなか勝ち切る迄は難しいのかもと予想は及び腰です。
そして去年高松宮記念一着入線も四着に降着となったクリノガウディーも出走してきます。新馬戦以来勝ち鞍のないオープン馬という珍しい戦歴。二勝目が遠い。斤量も58キロと見込まれておりGI馬セイウンコウセイと同じ斤量という、なかなかのハンデも背負わされています。これも厳しいかなぁ。
そうなるとやはり時期的にもモズスーパーフレア、去年の高松宮記念は繰り上がり一着で勝利を収めました。時期的にも走る時期ですし期待も集まりそうです。
ただ、斤量56.5キロはどうなんでしょうか。去年の北九州記念で同斤量を背負い、格下空いてのレースだったように見えましたが二着に終わっています。ここでも取りこぼしはあるかも。
そう考えると四歳馬、二連勝中のヴェルターヴァルトも勢いがありそうですが、やはりGI馬ラウダシオンじゃないかと。
マイラーと思っていましたが、1400ｍ戦の成績は意外と悪くなく中京コース1400m戦の重賞ファルコンSでも二着好走があります。ただこのときの二着は一番人気での二着、そういう意味では三着だったヴェスターヴァルトのほうがオッズに妙味が出てくるかもしれません。中京1200mというコースは両者とも合っていそうなので、四歳馬は絡んできそうな感じがしています。
古馬ならトゥラヴェスーラなんて面白いような気がします。
前走で中京1200mという今回と同じ舞台の淀短距離Sを勝利しました。着差は二着に一馬身半差とさほど差が付いたワケではありませんが。
ロスの少ないイン抜けで勝利が掴めたという点は大きな勝因に思えますが、内で追い出してからちょっと待たされるようなところもあったのですが、抜け出してからの脚も悪くなく、重賞では結果が出ていなかったこれまでと違った走りが観られるかもしれません。
このほか、中京1200mだった去年のセントウルSでトゥラヴェスーラに先着したタイセイアベニール、この馬も中京短距離戦ではある程度結果を残しています。前走はトゥラヴェスーラが先着しておりますが、巻き返しもあるかもしれません。
根岸S
去年・一昨年とコパノキッキングがカペラSからの直行で二年連続勝ち負けになっていることから考えると、今年もカペラS勝ち負けしてここ直行のレッドルゼルは気になる存在です。
本命視されそうですが気になる筆頭はレッドルゼルです。
カペラSはクビ差の二着で惜しくも重賞初制覇に届きませんでした。しかし、勝ち馬ジャスティンやクビ差三着に差し切ったダンシングプリンスの二頭は前で競馬を進めた二頭、展開自体は前残りだっただけに後ろから一頭だけ大外ぶん回して前二頭に迫って差し切る競馬をしてきたのは力あってこそと思えます。
スプリント戦の良績が目立ちますが1400m戦も悪くなく、前走からの距離延長はよさそうでここでも期待できそうです。左回りは中京の条件戦で二着とか東京の条件戦で二戦一勝二着一回となかなか走っています。期待できそうです。
カペラS上位馬の出走と言えば、四着だったダイメイフジも気になる一頭。
シルクロードSと両にらみでしたがコチラに出走。もう七歳なので大きな上積みは見込めませんが、前走は芝の短距離戦を二着、芝とダートの両方に適応する父アグネスデジタルを彷彿とさせる活躍です。
カペラSはレッドルゼル同様に向かない展開の中を後ろから一気に順位を上げており、レッドルゼル同様期待が出来そうな気がします。ダイメイフジは穴でしょうし。
このほかにはタイムフライヤーも気になる一頭。
チャンピオンズCでは大敗でしたが、一つ前の武蔵野Sでは勝ったサンライズノヴァから0.4秒差の五着とマズマズ。夏の北海道でダート戦二連勝の実績もあるし有力馬の一頭という点は間違いなさそう。
ただ、1400mって初距離じゃないか？と言う点で多少は不安が。こなせそうな感じもしますが。
1400mという距離でいえばスマートセラヴィーが近二走好調です。
阪神ダート1400mのオープン特別を二走連続で好走、近四走を複勝率100％で走っている一頭。展開一つで前で残る粘り腰は重賞でも期待できそう。ハナに行く馬がこれと言って見当たらず、これならスマートセラヴィーがハナを切って逃げ込みを図る展開もありそうな気がします。
このほかにも、芝からダートに鞍替えのステルヴィオ。去年のモズアスコットの例もあるし完全に軽視は出来なさそうですし、東京と言えば、ワンダーリーデルも気にしたいです。
四歳馬もテイエムサウスダンとメイショウテンスイの二頭は左回りコースのオープン特別では実績を残している二頭、なかなか軽視しづらいし、GI馬ヤマニンアンプリメは武豊JKに手が戻って一発あってもよさそう。
なんか目移りしてしまいそうな根岸Sです。
